ブルグミュラー バラード。 ブルグミュラー「バラード」の楽曲解説!解釈・弾き方のコツ・練習方法

8分の3拍子の意味は?ブルグミュラー「バラード」難易度と弾き方のコツ!

ブルグミュラー バラード

今回はその中から、第15番「バラード」を紹介しましょう。 「バラード」というのは数多くの作曲家が自らの曲のタイトルによく使っているので、なんとなくでも聞いた事がある単語ではないかな、と思います。 「物語があるように作られた曲の形式」のことで、ブルグミュラーの「バラード」も最初は暗雲が立ち込めるような怪しさを漂わせたり、途中は明るい調でうって変わった情景を表してみたり。 作曲者本人がどのような物語を想像しながら書いたのかは、記されていないかぎり分かりませんが、それだからこそ、自由に演奏者が想像を膨らませ、オリジナルの物語を描けるのです。 それが小説とは違った、音楽の物語「バラード」の良いところですね。 今回は、曲の紹介から、普段あまり追求することのない拍子記号8分の3拍子について、トリビア?的なお話もしちゃいます。 とても魅力的な一曲を、早速!紐解いていきましょう。 皆さんの「バラード」練習のお役に立てたら幸いです。 難易度は? 「25の練習曲」の中では、中くらいです。 第15番「バラード」は発表会の場でも演奏されることが多く、第2番「アラベスク」はあまりに有名だから気が引ける、、でも第25番「貴婦人の乗馬」はまだ弾けない。 そんな方に是非おすすめしたいです。 だけど、弾いてみれば三拍子を刻む感覚がとても楽しい!そして和音の動きは単純でも雰囲気がある曲なので、練習がはかどります。 暗譜がしやすい点もいいですね。 また、ざっくりと番号の大きさ=難易度が通じる曲集ではありますが、和音の方が単音より得意な人というのは割と多いです。 例えば、第6番「進歩」、第10番「やさしい花」、第14番「優美」のように、和音は少ないけれど指くぐりが多い曲より、「バラード」は指の配置換えが少ないので、そういった点でも比較的演奏しやすいと言えるでしょう。 ミステリアスな不安感、解放された長調の表現が曲の聞かせどころです。 和音の弾き方に注意しよう 「バラード」はメロディが左手から始まり、途中、長調の中間部のみ、明確に右手がメロディになります。 全体を通して、伴奏部分のほとんどが和音の曲です。 注目してもらいたいのは、同じ和音の伴奏でも違いがあるというところ。 (曲の冒頭) (中間部) 意外と見落としがちな点で、右手が伴奏の部分の和音にはスタッカートがついていますが、明るくなったdolce(ドルチェ)の左手伴奏の和音には、スタッカートがついていません。 右手の和音伴奏は、胸をざわつかせるような、ミステリアスな雰囲気を。 左手の和音伴奏は、つかの間の安泰な心を表現している大事な要素と言えるでしょう。 和音のスタッカートは、音を押さえることよりもしっかりと切る事に意識を向け、耳で聞きましょう。 場合によっては、鍵盤の奥まで押さえず、指先で掴むようなタッチで弾いてみるのもいいかもしれません。 テヌートがついているような重たい音にはならないように、くらいの心がけをしながら、重たくなりすぎないようにしましょう。 25の練習曲の中でも、少ないですね。 拍子記号は分数の形で示され、1小節の中にどれだけの音符の長さを入れることが出来るかを表しているもので、分母(下の数字)は「拍の単位=何音符なのか」、分子(上の数字)は「1小節の拍数」を表しています。 つまり8分の3拍子は「1小節の中に8分音符が3つ分の長さの音符が入るよ!」ということなのです。 ちなみに4分の3拍子は「1小節の中に4分音符が3つ分の長さの音符が入る」ということです。 この二つ、同じように3拍子。 どうして4分の3拍子ではなく、8分の3拍子で書かれているのでしょうか? それにはやはり、理由があるのです。 先ほどの生徒さんに質問をすると、よくこういった答えが返ってきます。 ・速く弾いて欲しいから! ・基準を8分音符にすることで、16分音符を登場させやすくなるから どちらも間違いではありません…というか、練習曲なのでそういった意図もあるのかもしれませんが、答えには少し足りないかな。 4分の3拍子と8分の3拍子、実は結構な違いがあるのです。 4分の3拍子は3拍子で、8分の3拍子は1拍子。 8分の3拍子なのは、「1小節を3拍ではなく、1拍として進むように弾いてほしいから」です。 これが、あまり知られていない大きなポイントなのです。 8分の3拍子は、1小節を1拍として捉え、演奏していく感覚です。 …とはいえ。 そんな高度なこと、気を付けながら弾けないよ!なんて声も聞こえてきそうですが、知っているか知っていないかで大きく違うことを、これまでの生徒さんへの指導で感じてきました。 なので、とりあえず知っていてもらえたらOKです(笑) 両手が弾けたら、メトロノームを鳴らし、1小節1拍のカウントで練習してみるといいでしょう。 3拍で刻むのとは違った流動感を感じることで、ワンランクアップした演奏が出来ます。 音楽用語に注意しよう! 最後に、バラードの音楽用語を紹介しておきますね。 「生気に満ちて速く」といった意味があります。 misterioso ミステリオーソ ミステリアスに• cresc. クレッシェンド だんだんと大きく• poco riten. animato アニマート 生き生きと• dim. ディミヌエンド だんだんと弱く• この曲の特徴である大切な表現です。 まとめ 1. ミステリアスな不安感の表現、解放されたドルチェを弾き分ける 2. 右手と左手の和音伴奏に注意! 3. 8分の3拍子を意識してみましょう 以上が、「バラード」の練習ポイントです。

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ブルグミュラーコンクール

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練習目的• 8分の3拍子の練習• 3和音のスタッカートを粒を揃えて弾く練習• 左手の16分音符を正確に粒を揃えて弾く練習 音楽用語• misterioso ミステリアスに• cresc. だんだん大きく• dolce 柔らかく• poco riten. 少し遅く• animato 生き生きと• dim. だんだん弱く• sf そこの音を特に強調して 演奏ポイント 冒頭からの右手の3和音ですが、テンポが速いため一音一音手を鍵盤から上げて弾く余裕はありません。 和音を掴むようなイメージで、手は鍵盤に近いところで弾ませましょう。 左手の16分音符は滑らないようにしましょう。 右手同様に、速い曲の為指をばたばた動かさず、鍵盤に指が吸い付くように弾きましょう。 スフォルツァンドは、スフォルツァンドが付いている一つ前の音のスタッカートの弾みを利用して指に重みをかけましょう。 鍵盤に指を押し付けるようにひいてはいけません。 24小節目~26小節目は焦らないように。 3拍子を意識して一拍目を意識しましょう。 2.3拍目が重くならにように。 27小節目~30小節目は堂々と決然と弾ききりましょう! 31小節目からはdolceです。 急に雰囲気を変えましょう。 しかし、左手は3拍子を意識して重くならないように。 右手はフレーズを意識してレガートで。 56小節目から57小節目は、右手はすぐ切り替えです。 左手は57小節目の1拍目までがフレーズですので、右手と一緒に切らないように。 最後の音 95小節目 を弾く前にきちんと呼吸をしましょう。 前の音から突っ込んで弾かないように。 親指と小指だと、がっちりとしている親指に全体の重心がかかりやすくなるので、イメージとしては親指の音は軽めに、弾きましょう。 これ以外にも色んなリズムで練習すると効果的です。 リズム練習はゆっくりしっかりとして音で弾きましょうかんr 関連記事.

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ブルグミュラー25を難易度順に並べ替えてみた&各楽曲の特徴も紹介

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「ブルグミュラー25の練習曲」の表現 楽曲分析と演奏表現を結ぶ 15. 歪んだ楽節 「バラード」 楽節構造の基礎は、8小節で完結する正規構造の大楽節です。 対になる偶数小節を1グループにして、2小節の最小のまとまり、4小節で小楽節、8小節で大楽節と成長します。 それが、何らかの要因で、どこかが延びたり縮んだりして、4小節や8小節でない楽節になっているものを、 歪んだ楽節と言います。 時として、5小節と3小節の組み合わせで大楽節を形成し、小節数は8小節だけど歪んでいる、というような場合もあります。 さて、「バラード」は主要部(ハ短調)と中間部(ハ長調)、そして主要部が再現し、コーダを加えた三部形式です。 が、その推移はこの曲集の他のいずれの作品とも異なった様相をしています。 中間部までの小節数は30小節。 冒頭2小節はアインガングなので、3小節目から2小節おきに印を付けました(Esx. 15-1小節線上の二重線参照)。 そうすると、主要部Aは14小節相当になりますね。 二重線で区切ったものを改めて見直せば、楽句が歪んでいるだけでなく、前楽節と後楽節のありようも、他の8小節正規構造の曲のようではないですね。 文章が閉じないで次に続いていく感じ、だから「バラード」なのかもしれません。 中間部も同様に観察してみましょう。 31からt. 46までの16小節は、2小節を単位とした8小節相当の大楽節です。 そのあとの t. 47からt. 56までの10小節間(Exs. 15-2a)は中間部から再現するための橋渡し部分なので、 ブリッジ・フレーズ(架橋句)と言います。 このフレーズも歪んでいます。 原型はこんな感じかも、と想像してみると(Exs. 15-2b復元イメージ)、このフレーズのもつ推進力が改めて理解できます。 ところで、ベートーヴェンのピアノ・ソナタでは、様々な所に奇数小節の楽句が見られます。 あまりに自然なため見逃しがちですが、そのような箇所こそ意識して楽譜を観察すると、作者の創意工夫が改めて分かります。 ベートーヴェンのソナタ形式の楽曲を勉強しているなら、展開部についてフレーズ(楽節)ごとに小節数を書き込むことを提案します。 これは思いのほか難しい作業ですが演奏にとても役立ちます。 もし困ってしまったらシュナーベル版を見てください。 参考になります。

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