提督ss。 【艦これSS】提督「最高練度に達した艦娘が、ことごとく無気力になっている」

【艦これ・榛名SS】提督「助けてくれ」

提督ss

vip2ch. 49 ID:Kn6fyIOy0 提督「……」カリカリ 加賀「提督。 80 ID:Kn6fyIOy0 提督「ごめん…」 加賀「…今日の提督は、どこかおかしいです」 提督「そんなこと」 加賀「あります」キッパリ 提督「う」 加賀「どこか上の空ね。 95 ID:Kn6fyIOy0 加賀「提督。 作業中の書類を見せてください」 提督「これか? ほら」スッ 加賀「……」ペラペラ 提督「……」 加賀「軽く見ただけで、5か所ミスがあります」 提督「え」 加賀「注意力に欠けるわね。 35 ID:Kn6fyIOy0 加賀「今日はもうお休みになってください」 提督「で、でも仕事は」 加賀「書類の方は艦娘達に任せても問題ありません。 急ぎの書類はないでしょう?」 提督「急ぎでは、ないけど…」 加賀「なら今日はもう休みましょう。 84 ID:Kn6fyIOy0 加賀「そんな疲れた顔を見せれば、艦娘達も心配します」 提督「……」 加賀「勿論、私だって心配です」 提督「加賀…」 加賀「だから、休んでください」 提督「…わかったよ。 30 ID:Kn6fyIOy0 加賀「何か、私に落ち度でも?」 提督「それは不知火のセリフ! なんで一緒の布団に入ってくるんだよ!」 加賀「人肌であっためると、疲労がとれやすくなるそうです」 提督「…ホントか?」 加賀「はい。 青葉が言ってました」 提督「ウソくせぇ…」 加賀「女は度胸。 34 ID:Kn6fyIOy0 加賀「…えい」ツン 提督「……」プニッ 加賀「……」ツンツン 提督「……んむっ」プニップニッ 加賀「ふふっ…」 提督「……z」 加賀「さて、私も寝るわ。 81 ID:Kn6fyIOy0 ・ ・ ・ 提督「……ん」ムクリ 加賀「お目覚めね、提督」 提督「……加賀。 今、何時だ?」 加賀「夜の6時です」 提督「…えらいぐっすり寝てたな」 加賀「ええ。 54 ID:Kn6fyIOy0 加賀「ところで提督。 お腹すきませんか」 提督「言われてみれば…お腹すいたな」キュウウ 加賀「早く食堂へ行きましょう。 11 ID:Kn6fyIOy0 加賀「…もう大丈夫そうですね」 提督「お陰様でな」 加賀「では行きましょう。 51 ID:Kn6fyIOy0 以上で終わりです 春イベは、ローマは出ましたが高波がまだです。 はよ 読んでくれた人はありがとう。 17 ID:a3UrIp7no 加賀さん可愛い 知ってました?DMM GAMESに無料登録するだけで500円分のポイントがもらえます やり方 1. DMM GAMESのを行う 2. DMMにクレジットカードの情報を登録する 3. にアクセスして「初回無料500pt取得はこちら」のボタンをクリックする まだ艦これ、やってないの? 艦これはDMM GAMESから配信されているゲームで、アニメ化もされた有名タイトルです。 アニメで初めて知った人も多く、まだゲームをやったことがない人も多いと思います。 DMM GAMESのにアクセスします。 アクセスしたら、「 今すぐ出撃」をクリック。 DMMアカウントをまだ持っていない人は、を行います。 既にDMMアカウントを持っている人はログインして、DMM GAMESのを行います。 DMM GAMESアカウント登録画面 ニックネーム、性別、生年月日を入力したら、「 登録してゲームを開始する」をクリックして登録完了です! スマホ版 艦これの始め方 艦これは実は、スマホ(Android)でもプレイすることができるんです。 PC版とデータ連動しているので、PCとスマホ、両方で楽しむことができます。 DMMゲームズのアカウントが未登録の場合、を行う。 DMMゲームズストアのアプリをダウンロードします。 DMMGAMESストアのアプリを起動、艦これのアプリを検索、ここからダウンロードします。 カテゴリー• 783• 304• 125• 223• 139• 121• 187• 258• 483• 3 アーカイブ• メタ情報•

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口下手提督と艦娘の日常

提督ss

少将「... 久しいな、大佐」 大佐「えぇ。 何年ぶりでしょうか」 少将「もう二年になる。 あの時から、大忙しだったものでな」 大佐「お察しします。 大規模作戦の失敗は事後処理が大変ですから」 少将「本当にその通りだ。... 前線の基地が潰れたとなれば、さらに書類が回ってくる」 大佐「要するに、面倒くさがりの中将から書類を押し付けられたわけですね」 少将「そうかもしれん。 ただ、こうして料亭の美味いご飯が食えるならそれで良い」 大佐「... では、今日ここに呼んだのは料亭で楽しく食事でもするためですか?」 少将「まさか。 ただの食事なら、中華料理店に行くさ」 少将「... 本題に移ろう」 大佐「はい。 できれば手短にお願いします」 少将「分かっている。... では、単刀直入に言わせてもらう」 少将「大佐。 君には、もう一度提督として艦隊を指揮してほしい」 大佐「... 貴方の頼みといえど、それだけは難しいお願いだ」 少将「... 」 大佐「貴方も理解しているでしょう。 私は艦娘を嫌悪している。 そんな人間が提督なんて、一日も持ちません」 少将「理解はしている。 だが、この件は私ではなく元帥閣下からのご命令でな」 大佐「... 」 少将「大佐も知っての通り、深海棲艦は日に日に勢力を拡大している。 優秀な指揮官を放っておくほど、余裕はない」 少将「この国を守るには、大佐の力が必要だ」 大佐「私の力が、ですか」 少将「あぁ。 元帥閣下も、そう仰っていた」 大佐「... 逆らえば極刑は免れないでしょうね」 少将「だろうな。 いままでの事例から見れば、命令に背くことは極刑以外有り得ない」 大佐「... 酷い話だ」 少将「仕方あるまい。 それが我々、軍人だ」 大佐「... 」 大佐「軍人なんて、目指さなければよかった」 少将「もう遅い。... あぁ、秘書艦の件については心配しなくて良い」 大佐「... もしかして、彼女が?」 少将「そうだ。 あちらに着いた後は彼女を頼ってくれ」 少将「... 時間だ、大佐。 既に送りの車は手配してある」 大佐「はっ。 これにて失礼します」 大佐「... あとで、物資の手配をお願いしますよ」スッ... スタスタ 少将「たんまりと送ってやるさ」モグモグ ---------------- 大佐「... 」 運転手「大佐、空港に着きました」 大佐「有難う。... あぁ、そうだ。 少将に伝言をお願いしたいんだが」 運転手「はい、なんでしょう?」 大佐「いつか高級中華をご馳走になりますので、覚悟しておいて下さいと」 運転手「... 中華、昔からお好きですね」 大佐「あぁ。 特に麻婆豆腐がな」 運転手「少将の行きつけなら、いつでも連れて行ってもらえるはずですよ」 大佐「それでも良いが.. 」 大佐「少将、激辛の店ばかり選ぶんだ」 運転手「あの人、結構激辛好きですからね... 」 運転手「分かりました。 きっちり伝えておきます」 大佐「... 頼んだぞ」 運転手「おまかせを。... では、これで失礼します」 大佐「本当に、激辛だけは勘弁だ」 ----------------- 大佐「... 」ペラッ 大佐「... 元帥閣下、何を考えているんだ」 大佐「まだ他の鎮守府なら良いものを、よりによって佐世保とは」 大佐「しかも配属されている艦娘も昔と同じ... 」 大佐「... 」 大佐「辞めよう。 考えるだけで嫌になる」 大佐「あぁ、本当に嫌になる」 ----------------- 「ねぇ、新しい提督が着任するってほんとかな?」 「確か今日だったはずだよ」 「どんな人だろうね?」 「きっと良い人さ。 前任の司令官みたく、優しくしてくれる」 榛名「皆さん、そろそろ提督が鎮守府に着く時刻です」 北上「じゃ、予定通り迎えいくよー」スタスタ... 榛名「お願いします。 では、提督が来るまで待機しましょう」 「... 」 「みんな、提督に会ったら驚くだろうねぇ」 「まさか自分たちが虐げてた人間が戻ってくるとは思ってないだろうし」 「ま、あたしには関係ないからいいかな」 「... 待ってるよ、提督」 ----------------- 大佐「... ここか」 大佐「変わらないレンガの外壁、見慣れた建物」 大佐「何も、変わってない」 「... でも、提督は変わったでしょ?」 大佐「... 」 大佐「人は変わるものだ。 それはお前が一番分かっているんじゃないか?」 大佐「なぁ、北上」 北上「ありゃりゃ、バレちゃったか」 大佐「そりゃあ分かる。 わざわざ声を掛けてくるとは思わなかったが」 大佐「... 少将から話は聞いてるのか」 北上「聞いてるよー。 提督、また佐世保に戻るからーって」 大佐「... 」 北上「その様子だと渋々って感じ?」 大佐「当たり前だ。 好き好んで艦娘とコミュニケーションなんて取りたくないからな」 大佐「... 数時間前、元帥閣下からの書簡を受け取った。 それで提督に復帰したんだよ」 北上「やっぱりね。 提督、いまもすっごい嫌そうだし」 大佐「... 顔には出てないはずだが」 北上「見た目無表情でも、目が鋭すぎるからさー」 大佐「... 」 北上「ま、とりあえず鎮守府に行こっか」 大佐「... あぁ」 北上「今夜は楽しくなりそうだねぇ」 ----------------- 北上「連れてきたよー」 榛名「ありがとうございます。... それで、提督はどちらに?」 北上「廊下で待ってるんだってさー。 会議室の扉はあたしが開けるから」 榛名「分かりました」 榛名「... なんだか、絡みにくい方ですね」 北上「そうかな?... まぁ、会えばわかるんじゃない?」 榛名「そうですね。 既にほかの方々は揃っていますし、始めましょうか」 榛名「... まず、 着任の挨拶から行いましょう」 榛名「北上さん」 北上「... 」 榛名「北上さん?」 北上「... はぁ」 北上「... ていとくぅー、やっぱり面倒だから自分で開けちゃってよー」 「... 仕方あるまい」 「全く、相変わらずここの扉は開きづらいな」ガチャ 榛名「... っ」 榛名「... 北上さん、これは何かの間違いですか」 北上「ん、違うけど?」 榛名「... 」 榛名「書類には、他の提督のことが書かれて... 」 北上「あー、それ全部嘘。 だってあの人が着任するってわかったら逃げるつもりだったでしょ?」 北上「ほかのみんなもさー、知ってたら逃げてたんじゃない?」 北上「ね、大井っち?」チラッ 大井「それは... 」 北上「全員さ、提督にしたことから目を背けたくなっちゃうんでしょ?」 北上「でも、それって許されないことだよねー。 散々提督のことを罵倒して、怪我させたんだから」 北上「そうでしょ?榛名さん」 榛名「... 」 北上「榛名さん以外のひとも全員そうだから。 自分のしたことから逃げられると思ったら大間違い」 北上「如何に許されない行為をしたか、振り返ってみたら?」 ----------------- 彼女ら艦娘が、一体何をしたのか。 なぜ、北上だけが反論できるのか。 それには、過去を遡る必要がある。 全て本当で、事実。 艦娘たちがしたことを、許すなんてありえない。 佐世保鎮守府」 提督「前任が事故で大怪我を負ったことで私が転属になった訳だが、いまいち理由がわからん」 提督「... 」 提督「いや、今はどうでも良いことか」 提督「小さな泊地を任されていた私が、佐世保の鎮守府を任される」 提督「これだけで大出世なんだから、たとえ後釜でも構わん」 提督「さて、行くとするか 」 ----------------- 提督「... 」 提督「誰もいない、のか」 提督「提督が新しく着任するまでは出撃や遠征も無い... という話だったが」 提督「... 」 提督「とりあえず、執務室に向かおう」 提督「道中艦娘に会えば好都合、この鎮守府の案内も任せられる」 提督「居なかったとしても、着任挨拶の後で誰かに案内してもらえれば問題は無い」 ----------------- 提督「誰とも会わず執務室に着いてしまったな... 」 提督「これじゃ道案内すら頼めない」 提督「... まぁ、案内は後でしてもらうとして」 提督「まずは執務室の掃除から、だな」 提督「... 」 提督「こんな埃まみれの部屋じゃ、執務すらできん」 提督「... 机に積もった埃」 提督「前任は執務室を使っていなかったのか?」 提督「彼が怪我を負ったのは数週間前、さすがにこの短期間で埃が積もるなんて」 提督「それに所属している艦娘ならば掃除もするはず... 」 提督「... 」 提督「なにか、おかしい」 ----------------- 提督「... 掃除用具を借りに来たのはいいものの、人気がない」 提督「鎮守府の敷地内に設置されたグラウンド、本当に使われているのか?」 提督「... 」 提督「違う、な」 提督「今はそれを気にするよりも、掃除するために道具を取らなければ」 提督「多分、倉庫か何かに雑巾やらバケツやら入っているはず」 提督「... ひとりで部屋を掃除するのは、少し骨が折れてしまうな」 提督「こういう時に秘書艦の存在が大きいわけか」 提督「... 身に染みてわかる」 提督「前の泊地じゃ、彼女たちに助けられてばかりだったもんな」 提督「本当に、数日前が懐かしく思う」 ---------------- 提督「... 倉庫から雑巾とバケツを取ったは良いが、肝心の水場が分からん」 提督「... 」 提督「困ったな」 提督「誰かに聞こうにも、人っ子一人いないわけだし」 提督「... 」 「... 目付き悪いけど、人柄は良さそう」 「大井っちには絡むなって言われたけど、別にアタシがそれを守り通すとは明言してないから」 「提督と絡むくらい、北上様の勝手でしょー」 ----------------- 提督「... 水場、何処にあるのか」 提督「探し回るよりも誰かに聞いた方が良いのは確かだが... 」 「ん、なにかお困り?」 提督「... あぁ、水場を探していてな」 提督「執務室を掃除するため、こうしてバケツを持っているわけなんだ」 「ほー。 じゃあ、アタシが案内してあげるよ」 提督「助かる。 ちょうど、案内人を探していたところだったんだ」 提督「ありがとう、北上」 北上「別に気にしないでいいよー。 案内くらい、いつでもできるし」 北上「それに暇だったから、ちょうど良い暇つぶしになるしー」 「... 北上、さん?」 ----------------- 提督「案内に次いで用具運びまで任せてしまったな」 北上「いいっていいって。 バケツは重いだろうし、分担した方が良いでしょ?」 提督「... ありがとう」 提督「やっぱり、分担すると楽になるな」 北上「まーねー。 でも重いものは持てないよ」 提督「分かっている。 重いものくらい男が持つさ」 「... 声」 「それも北上さんと会話してる、男の」 「... 」 ----------------- 提督「... やっと執務室、か」 提督「鎮守府ともなれば廊下も長いし、グラウンドから一苦労だ」 北上「だねー。... じゃ、早く掃除終わらせちゃおー」 提督「そうだな。 すぐにでもそうしたいところだが... 」 大井「... 」 提督「どうやら、彼女は私に用があるみたいでな」 提督「... 」 提督「君が、大井だな」.

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提督(他にも‥‥いろいろありそうだな‥)

提督ss

あ、眼鏡を外した大淀さんってレアだよ。 写真撮ればよかった。 まあ無理だけど。 大淀「わざとです」 提督「うん、わかってるよ!」 まったく反省もせず、冷たい眼差しで私を見下ろしてくる。 あ、ちょっとゾクッとした。 大淀「仕方ありませんね。 金剛「提督ー! ただいまデース!」 ずどん! 「ぐっ・・・! ふっ・・・。 おかえり、金剛」 「はいデース!」 ノックどころか、ドアを開けた勢いのまま金剛が抱きついてきた。 足を踏ん張り、全身の筋肉を酷使して金剛を抱きとめる。 男の意地である。 満面の笑みで抱きつく金剛は、ほぼ同じ身長とは思えないほど細く、軽い。 まあ突進力はとんでもないんだけどね。 金剛「提督、私、最高翌練度に達したヨー!」 提督「ああ、よくやってくれた・・・。 おめでとう」ナデナデ 金剛「ん~・・・」スリスリ 抱きしめたまま、金剛の長い髪を撫でる。 すりすりと頬ずりする様は、とても可愛らしい。 提督「今日はゆっくり休んでくれ。 が、それがなにかわからない。 金剛「・・・それだけ、デスか?」 提督「ん? あ、ああ、祝賀会は予定しているが」 それだけ? ほかに何かあるのか? するのか? 金剛「・・・。 ・・・そうデスか」 私の沈黙を肯定と受け取ったのだろう。 打って変って、とぼとぼと退室する金剛を見送る。 扉が閉まる瞬間、隙間から見えた比叡・榛名・霧島の視線が自分に刺さったかと思った。 息が止まったもん」 大淀「・・・」 大淀「ふんっ」 ペチーン 提督「ぶっ!?」 予備動作の無いビンタを、艦娘の身体能力で食らう。 体がねじれた! し、視界がガクガクと揺れている・・・! 提督「なんで・・・?」 大淀「次、いきましょう」 提督「・・・はい」 こちらの非難はまるっと無視された。 だが、逆らえない。 逆らったらヤられる、そう私の妖精が叫んでる。 仕方ない、次、いってみよう。 龍驤「提督ー! 帰ったでー!」 ドアを蹴り開け、龍驤が提督室に飛び込んでくる、いやだからノックしてよね? 私は席を立ち、うずうずしている龍驤近づく。 提督「龍驤お帰り。 最高翌練度おめでとう」 龍驤「うち、やったでー! ほめてほめてー!」 提督「ああもちろん、ほぉーら!」 龍驤を高く抱き上げる。 いわゆる、高い高いだ。 古参の空母として機動艦隊の要だが、なんて軽いんだろう。 龍驤「はい!」 ひとしきり遊んだ後、龍驤が手を出しだす。 龍驤の眼がキラキラと輝き、幻の尻尾がぶんぶん振られているのが見えるようだ。 ふふふ、まったくよくばりさんめ。 懐は少し痛いが、大事な艦娘のためだからね。 龍驤「・・・」 提督「・・・」 何かを言いいたそうに私を見上げてくる。 とりあえず、笑顔でウインクしてみた。 龍驤「ああ・・・、うん・・・、 ありがとうなぁ・・・」 なんだかテンションの下がった龍驤が、静かに退室した。 繰り返すが、艦娘の身体能力でのデコピンである。 眉間に穴が開いてないか、頭蓋骨が割れていないか触診する。 ・・・よかった、大丈夫みたいだ。 大淀「他の方はどうでしたか?」 深ーいため息をついた後、大淀が私を見下ろしてくる。 またゾクゾクする。 なにかに目覚めた気分だ。 提督「うーん、鳳翔さんや明石はあんまり変わらなかったと思うよ。 店や工廠が一種間くらい開かなかったのがちょっと困ったが」 提督「曙は「クソがっ!」って思いっきり噛み付いてきたけど、あいつはいつも怒ってるしね」 提督「大井と北上は「ふーん」ってクールに去った後、勝手に出撃して魚雷をボカボカ撃ってたよ」 提督「一航戦と五航戦は、飯も食べずにずっと波止場で海を眺めていたらしい」 提督「あとは・・・」 大淀「ええ、ええ、覚えてますとも」 大淀「みんな、私はすぐ横で見ていましたから」 大淀が大きく首を振りながら、次を促す。 可愛い。 叢雲「怪我で入渠した分、みんなより遅れたけど・・・、ようやくだわ」 提督「うん、おめでとう。 そして、ありがとう」 叢雲「・・・」ドヤァァァ 無言で胸を張る叢雲。 ドヤ顔が似合うトップ5とかあったら、余裕でランクインするよね。 叢雲「はい、もらってあげるわ!」 胸を張って手を差し出してくる。 動けない。 不安げに私を見上げる叢雲、こんな弱弱しい彼女ははじめて見る。 叢雲「ねえ、お願いよ・・・。 本当に、私じゃ、ない、の?」 提督「・・・」 小さな体を縮こまらせて、声を詰まらせて訴えてくる。 だが、わからない。 何が欲しいんだ? 何を渡せばいいんだ? ぽろり 叢雲「っ・・・、もういいわよっ!」 流れ出した涙をぬぐうこともせず、駆け去っていった。 私は追いかけようとしたが・・・、追いかけて、追いついて、どうすればいいんだ? その迷いから結局、彼女を追うことは出来なかった。 なんというか・・・、ふんばれないというか」 大淀「気合でひっくり返していた戦局で、順当に負けているだけです」 提督「・・・練度は最高なんだ。 なぜこうなった?」 大淀「本当にわからないんですか?」 提督「大淀さん、貴方は転籍で来られた方だ。 私ではわからないことも、わかるのではないですか?」 大淀「・・・わかりました」 大淀がなにかの設備のスイッチを押したように見えた。 提督が秘書艦を選ばないから、本部からほぼ押し付けるようにですが」 提督「あー、うん、ごめんなさい。 でも、感謝してます」 大淀「いえ、それは構いません。 よくしてもらってますし」ニコッ 私は秘書艦を選ばなかった。 鎮守府の規模が小さければそれでよかった。 だが、徐々に業務が滞り、それでも秘書艦を選ばなかった私に、本部は強制的に大淀を着任させた。 大淀「秘書艦をしていて、思ったことがあります。 そもそも、軍人ですらなかった。 ある日突然、「適性がある」というだけで半強制的に提督にされただけの一般人だ。 そんな状態だから、教練もまともに聞く気になれず、そのせいで成績最低、その結果が僻地への赴任だった。 提督「あー・・・」 着任後も、サボりっぱなしだった。 艦娘も鬱陶しいだけだった。 だから、適当に計画し、適当に命令して、適当に出撃させた。 その結果が艦隊壊滅、出撃した全員の大破帰還という結果だった。 今思えば、轟沈しなかっただけでも奇跡だと思う。 なのに、帰還した艦娘は誰も私を責めなかった。 それどころか、旗艦の金剛は私に謝ったのだ! 預かった皆に怪我をさせてごめんなさい、と。 私は泣いた。 自分は何をしていたんだ? こんな一所懸命な女の子たちに、何をさせた? 私こそすまない、生きて帰ってくれてよかった、すまない、ありがとう。 皆で抱き合って泣いた。 大声で泣いた。 その時が、私の本当の意味での着任だった。 本部からの危険な命令は拒否、無視。 練度を高め、安全な任務のみをこなす。 皆の、あんな悲しげな顔を見たくはないから。 戦う宿命を背負っているとはいえ、泣かせたくはなかった。 提督「読んで、ない」 大淀「任務も、日勤のものばかり」 提督「はい」 高速修復材と資材の備蓄以外に興味はなかったから。 航空機を使った偵察や攻撃を行う、艦隊の要として、常に前線に立った。 先制攻撃による敵戦力の削減、これにより劇的に被害が減った。 だが、徐々にその効果が下がった。 理由ははっきりしている。 自分達が軽空母であること。 搭載機が少なすぎるのだ。 提督は言う。 「お前たちのおかげで助かっている」と。 敵陣深く進むことができなくても、笑顔で迎えてくれた。 全力を尽くす。 でも、足りない。 だから、自分のコネを最大限に利用して、正規空母に来てもらった。 赤城と加賀だ。 なぜか一緒に翔鶴と瑞鶴も来たが。 それでも自分たちは前線のままだ。 「龍驤と鳳翔さんが行ってくれないと、安心できないよ」 あの照れ笑いに、自分たちはやられたのだと思う。 ほめてほめて、と甘える至福の時間。 自分の店で肩を寄せ合い、酌をし合う小さな幸せ。 多数の搭載機による集中攻撃で貫けない海域など無かった。 後輩が着任した。 新型故の高性能ながら、練度不足による未熟も目立った。 心配だった。 慢心は良くないと厳しく指導した結果、嫌われてしまった。 好かれるのは仕方ないと諦めた。 でも指導はやめなかった。 心配だったからだ。 ある作戦で奇襲を受けた。 偵察を疎かにした結果だろう。 慢心していたのは自分だったのだ。 そして修復できない被害を受けた。 赤城は片目の視力を大きく下げ、加賀は搭載機の減少。 退役を促された。 もう、役立たずだった。 そんな時、旧友からの手紙が届いた。 助けて欲しい、と。 逃げるように転任した。 正規空母としての戦果には到底足りない。 だが、それを責めることも無く、提督は照れ笑いで労ってくれる。 「貴方達のおかげで、本当に助かっていますよ」 朽ちるしかなかったこの体に、新しい居場所をくれた。 その恩は返したい、返さなければ、返させろ。 その笑顔もついでにいただきます。 赤城「行きましょう」 加賀「そうね、さすがに気分が高揚します」.

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