横浜 シンフォニエッタ。 一般社団法人横浜シンフォニエッタ

「ライブに近い臨場感が面白い」− 指揮者・山田和樹さんが聴く「横浜シンフォニエッタ」演奏会まるごとハイレゾ配信

横浜 シンフォニエッタ

山田さん:小さいときからピアノを習ったり、高校の吹奏楽で指揮をしたりしていたので憧れはありました。 でも自分にそこまで才能があるとも思わなかったし、プロの指揮者になろうとは考えていなかったんです。 大きな転機になったのは、高校2年生の終わり頃ですね。 習っていた先生の発表会のカーテンコールでオーケストラを振る(指揮をする)機会がありまして。 そこから、プロの指揮者を目指そうと真剣に考え始め、東京藝大に入りました。 なので、スタートは結構遅いんです。 高校に入るまでオーケストラなんて聴いたこともなかったですし。 僕なんかより知識のあるクラシックファンの方は大勢いるんじゃないかと思います。 そういう人間がいま指揮者をやっているんですから、不思議なものですね(笑)。 指揮者コンクールというのは、どういうものなのでしょうか? 山田さん:たとえばブザンソンでは、1週間という期間のなかで毎日審査があり、だんだん人が減っていきます。 毎日だいたい13時から22時くらいまでの間、それぞれの参加者がオーケストラとリハーサル(練習)をし、24時頃審査結果の発表があります。 受かっていたらそこから次の日の曲の準備をして、午後にはまたリハーサルが始まります。 だから、寝られないんですよね(笑)。 僕は期間中1日2時間寝られたかどうかという感じでした。 コンクールではどういったことが求められるのですか? 山田さん:指揮者は自分で音を出すわけではありませんが様々な役割を担っていて、棒を振るという作業はその中のほんのわずかな要素でしかありません。 なのでコンクールでは、必ずしも指揮が上手な人が優勝するというわけではなく、オーケストラにリハーサルをきちんとつけられるか、限られた時間のなかで効率的に良い音楽を引き出していけるか、オーケストラの気持ちを束ねて音楽を変えられるかどうかなど、総合力を求められ評価されると思います。 フランスでは指揮者のことを「シェフ・ド・オーケストラ」と呼びますが、シェフのように目の前にある材料の最高の味を引き出して美味しい料理を作れるかどうかが、とても大切なんですね。 それと、毎日寝る時間がほとんどないなかで試練を何度も乗り越えなければならない極限状態に耐えられる精神力も求められますし、オーケストラの団員とユーモアを交わしあったりすることも必要ですし…全人格的なものを審査されます。 ですから審査員との相性もあると思います。 コンクールも巡り合わせですね。 一番は「心の持ち方が自由になった」ところでしょうか。 賞をいただいたことで、きちんとした演奏を見せなければいけないという点でプレッシャーは増えましたが、色々な場所で色々なことを言えるようになりましたしね。 それに、コンクールまでは「ここはこうしなければ」「こういうことはしないようにしなければ」と、自分に制約を設けることが多かったんです。 だからこそ優勝できたということもあると思うんですけど、そうでなくてもいいんだなと分かったのが、今の状況ですね。 でも演奏家としてそうではいけないので、その流れを変えたくて海外に行ったという部分もあります。 山田さん:はい。 「横浜シンフォニエッタ」は小さな編成のオーケストラで、主に古典の楽曲を中心に演奏活動を行っています。 「TOMATOフィルハーモニー管弦楽団」として結成したきっかけは、大学の指揮科に入ったのですがなかなか振れる場がなく「それならシンフォニーを振れるオーケストラを作ってしまおう」ということでした。 当初は楽譜の用意・会場取り・楽器手配と運搬・プログラム制作など全てひとりでやっていましたね。 そのおかげで、演奏会を開くことがどれほど大変か、どれほど多くの方が関わっているかを知ることができました。 自分の作ったオーケストラですが、音楽的なことはもちろん、さまざまなことを勉強させてもらっている場です。 こちらはe-onkyo musicでまるごと配信されていて、演奏会の雰囲気をハイレゾ音源で楽しむことができますね。 この演奏会のコンセプトはどんなものだったのでしょうか。 山田さん:交響曲の父と呼ばれるハイドンをフィーチャーしたプログラムですね。 全てニ長調の明るい雰囲気を持つ曲です。 第1部は長年ハイドン作曲と伝えられていたものの、実はL. ホフマンというウィーンの作曲家の作品であったフルート協奏曲と、ハイドンの最後の交響曲である第104番を組み合わせています。 第2部は、プロコフィエフがハイドンの技法をもとに「もしもハイドンが今でも生きていたら書いたであろう作品」というコンセプトで作った「古典交響曲」。 作られたのは1917年ですが、古典の雰囲気とモダンな作風が混ざり合った面白い作品なんです。 そしてライネッケのフルート協奏曲は、どなたが聴いても「いいな」と思うような隠れた名曲。 非常にロマンチックな作品で、とても好きなんです。 この曲は彼が84歳のとき(1908年)の作品なのですが、ドビュッシーやストラヴィンスキー、シェーンベルクらが新しい音楽の波を生み出すなか、彼はロマン派の様式を守り通しました。 白尾 彰さんの素晴らしい演奏も聴きどころですね。 客席のいちばんいいところで聞いた感じですね。 拍手の音とか、チューニングの音が入っているのも面白いですね。 ぼくは一番緊張している瞬間だから、この音を聴くとつい手に汗握ってしまうのですが…(笑)。 聴いてみて、演奏会をまるごとこうやって聴けるのは、またCDとは違った面白さがあるなと思いました。 音が良いからそう思うのかな。 ライブに近い感じ…臨場感がすごくありますね。 CDに録音するにはどうしても「残ることへの怖さ」というのがあって、ミスのない演奏、繰り返し聴いても耐えうるクオリティを実現しなければいけないと思ってしまいますが、こちらはライブをそのまま聴く感じがするのが本当に面白いです。 たとえばミスがあっても、その時その場所で演奏していたからこその音、という感じがしますよね。 演奏会ってまさにそういう場ですから、それを感じられるのは面白い。 これは新しい可能性ですね。 CDは山のように厳然と存在するものですが、こちらの音源は流れている川のような存在だなと感じました。 それと、僕は一番いい音を出すものは蓄音機だと思っているんです。 レコードも空気感の残る音を聴かせてくれる。 でもCDやLDなどのデジタル化の中で、ひょっとしたら失われてしまったものもあるのではないかと感じていました。 ハイレゾ音源は蓄音機のような良さも感じさせてくれますね。 技術的には進化しつつ、これまでの良さもきちんと備えている。 ハイレゾ音源を聴く機会は初めてだったので、意外でしたし大きな発見でした。 まだアイディア段階なので決定ではありませんが、モーツァルトの変ホ長調の曲をフィーチャーしたプログラムなど面白いのではと思っています。 B,E,Aにフラットのついた変ホ長調は「三位一体」につながるとされているとても特別な調性で、交響曲第39番や「ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 シンフォニア・コンチェルタンテ 」、ピアノ協奏曲第22番、魔笛など名曲揃いなんですよ。 山田さん:様々なフランスの作品を演奏して勉強できればと思っています。 海外でしか得られないものがあるとしたら、それを思い切り吸収して、学んだことを持ち帰ってこられるようにしたいですね。 クラシックは誰にでも楽しめるものかと言ったら、やっぱり違うようにも思うんです。 以前誰かが「クラシックは複雑にトリックが仕掛けられた推理小説のようななものだ」と言っていましたが、僕もそうだと思います。 作曲家が考えて張った伏線(=オーケストレーション)を読み解く面白さが、クラシックの魅力のひとつだと思います。 とは言っても「その推理小説を楽しむにはこれを読んでおくのがオススメ」というのはありますし、横浜シンフォニエッタでは多くの方に聴きに来ていただくため「聴きにくるとなにか面白いことを体験できるぞ」と思ってもらえるよう考えて演奏会を開いています。 やっぱり演奏を聴いて感動してもらうことができれば「また聴きにこよう」と思ってもらえるのではないかな、と。 演奏会って美味しいラーメン屋さん巡りのようなもので、当たり外れはどうしてもあるんです。 でも、1軒目が好みでなくても、そこでラーメン自体を諦めないで欲しい(笑)。 これは好みだなと思える演奏に出会えるまで、ぜひいろいろな演奏会を聴いてみて欲しいなと思います。

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横浜のアマオケ 横浜シティ・シンフォニエッタ(YCS)

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横浜シティ・シンフォニエッタ YCS は、1997年12月に結成されたアマチュアオーケストラです。 練習は月2回程度 おもに横浜市内 、演奏会は年2回程度開催します。 規模は約30名弱の室内オーケストラで、優れたアンサンブルが目標です。 横浜シティ・シンフォニエッタ YCS は、活動して楽しく、聴いていただいて楽しいオーケストラでありたいと思います。 よろしければぜひにお運びいただければ幸いです。 2021年4月3日 土 第37回演奏会の参加者 弦楽器 全パート を募集しています。 詳しくは「」をご参照ください。 【お知らせ】9月12日 土 第38回演奏会は事情により中止とさせていただきます。 [TOPICS] 2020-06-02 update• を更新しました。 2020年9月12日 土 に予定しておりました第38回演奏会ですが、誠に残念ながら開催中止とさせていただきます。 現在、新型感染症の緊急事態宣言は解除されたものの、練習場の閉館や、開館しても管楽器の禁止、人数制限などが続いており、加えて出演を予定していたメンバーの中にも勤務先の方針などで参加が困難となるものも出ている状況です。 こうした中でも開催の方策を検討しておりましたが、やはり十分な準備を持って演奏会に臨む見通しが立たず、演奏会は中止とせざるを得ませんでした。 なお、現在のところ振替公演等の予定はございません。 オーケストラ、吹奏楽、合唱など、プロ・アマ問わず音楽活動には困難な日々が続きますが、当団では引き続き活動の継続を模索しております。 何卒ご理解・ご支援をいただければ幸いです。 なお、 は状況により変更の可能性はあるとはいえ、現在のところ開催に向けて準備を進めております。 どうかご期待ください。 504 「プラハ」 ドヴォルザーク 交響曲第6番 Op.

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横浜シンフォニエッタは、日本の。 来歴 [ ] 1998年TOMATOフィルハーモニー管弦楽団として学内にて創立。 後に横浜シンフォニエッタヘと改称。 創立時より音楽監督にを擁し、横浜に活動拠点を置くオーケストラとして国内外で演奏活動を展開している。 2013年フランス・ナントの音楽祭へ日本の楽団として初めて招聘され、2015年韓国(統営・国際音楽祭)、2017年および2019年ロシア(モスクワ・ロストロポーヴィチ国際音楽祭)と海外の音楽祭にて公演を重ねる。 CDリリースも多数、にも度々出演している。 2013年にはその功績を高く評価され文化・芸術奨励賞を受賞。 2014年2月の公演にて皇后陛下(現 上皇后陛下)に御臨席を賜る。 脚注 [ ]• SINOFNIETTA, YOKOHAMA. YOKOHAMA SINOFNIETTA. 2020年3月29日閲覧。 外部リンク [ ]• yokosinofficial -.

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