弘前 レンガ 倉庫 美術館。 美術手帖

弘前れんが倉庫美術館、開館延期 カフェ棟はプレオープン

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どっしりと構えた姿が美しい〈弘前れんが倉庫美術館〉の正面玄関。 弘前の過去と未来を繋ぐ美術館 近代産業遺産として長年青森県・弘前市のシンボルだった〈吉野町煉瓦倉庫〉。 それが、建築家・田根剛氏により美術館〈弘前れんが倉庫美術館〉として生まれ変わります。 趣あふれる元煉瓦倉庫の壁面。 広々と奥行きのある受付エントランス。 煉瓦倉庫の面影を残した展示室。 コンセプトは「記憶の継承」と「風景の再生」。 築100年の元煉瓦倉庫の形態はできるだけ留め、耐震性能を高めた館内では、 国内外の先進的なアート、そして弘前や東北地域の歴史、 文化と向き合う同時代の作品を収集し、展示していくのだそう。 今後さまざまな取り組みで使用されるスタジオ。 ライブラリーも併設されています。 館内にはスタジオなども備えており、アートを通して、弘前と世界が繋がり、 過去から未来を結ぶ新たなクリエーションを支える クリエイティブ・ハブ(文化創造の拠点)となってほしい という想いも込められているようです。 もともと4月オープンの予定でしたが、 新型コロナウイルス感染症の予防・拡大防止のため、開館が延期に。 6月1日より、まずは弘前市民を対象にした、 事前予約制のプレオープンが決定しました。 さらに6月17日からは、青森県民に来館対象が拡大します。 美術館(ミュージアム)という語源は、記憶の女神の娘である 学問・芸術の女神たちの祀った神殿の名前に由来しているのだそう。 そんな美術館と親和性の高い「記憶」をキーワードに、 場所と建物の「記憶」に焦点をあて、尹秀珍、 ジャン=ミシェル・オトニエル、笹本晃、畠山直哉、藤井光、 奈良美智、ナウィン・ラワンチャイクン、潘逸舟[弘前エクスチェンジ]ら 8名のアーティストがそれぞれ作品を披露。 また『弘前エクスチェンジ』と題して、 弘前出身や地域の文化に新たな視点をもたらしてくれるアーティストらを招き、 滞在制作や調査研究、地域コミュニティとの関係性を通してのプロジェクトを行ったり、 トークやレクチャー、ワークショップなども予定されています。 第1回では、弘前ゆかりのアーティスト潘逸舟(ハン・イシュ)氏を招聘し、 弘前で発表した最初の作品や代表作、滞在制作を展示。 日本にまた、新たな注目のミュージアムが誕生しました。 弘前から生まれる創造の和は、私たちに何を見せてくれるのでしょうか。 期待を胸に、今後の動きに注目しておきましょう。 住所:青森県弘前市吉野町2-1 プレオープン期間(事前予約制) 6月1日(月)〜6月15日(月):弘前市民対象 6月17日(水)〜終了日未定:青森県民対象 開館時間:9:00〜17:00 休館日:火曜日(祝日の場合は翌日に振替)、年末年始 アクセス:JR弘前駅より徒歩約20分、タクシー約7分、弘南バス「中土手町」下車 徒歩約4分、「住吉入口」下車徒歩約2分、弘南鉄道大鰐線中央弘前駅より徒歩約3分 Web: 企画展:『Thank You Memory — 醸造から創造へ —』 会期:8月31日(月)までを予定 参加アーティスト:尹秀珍、ジャン=ミシェル・オトニエル、笹本晃、畠山直哉、藤井光、奈良美智、ナウィン・ラワンチャイクン、潘逸舟[弘前エクスチェンジ].

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青森「弘前れんが倉庫美術館」開館、築約100年の煉瓦倉庫を改修&スタジオやライブラリーも

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|産業遺産をクリエイティブ・ハブへ 青森を代表する史跡・弘前城からほど近い、弘前市吉野町。 ここにある「吉野町煉瓦倉庫」が、2020年に現代美術館へと生まれ変わる。 「吉野町煉瓦倉庫」は、明治期にシードル(リンゴ酒)工場として建造されたもので、第二次大戦後に吉井酒造に引き継がれて倉庫となったもの。 かつて、奈良美智が3回にわたり個展を開催した場所として、その存在を知っている人も多いだろう。 近隣には弘前城や前川國男が設計した弘前市民会館などもある、文化的なポテンシャルが高い地域に位置する。 現在の吉野町煉瓦倉庫 ここを「弘前市芸術文化施設(仮)」と称した現代美術のクリエイティブ・ハブへと生まれ変わらせる計画の概要が、11月27日に明らかにされた。 同施設の基本理念とミッションは、「きわめて先進的な内外のアートの紹介の場」「現代の科学技術やデザインの発展を若い人々とシェアすることができるクリエイティブハブ」「地域の住民がアートやデザインを学び、集うコミュニティのための場」「所蔵品、レジデンス事業、企画展という3つの機能をつなぐ基盤」の4つ。 事業は、今年5月に発足した「弘前芸術創造」(代表=平出和也。 スターツコーポレーション、大林組、NTTファシリティーズ、エヌ・アンド・エーなど8社が共同出資)が行う。 事業費は建築改修、施設整備と、開業から15年間の運営費、維持管理費などあわせて約42億円で、約6万7000人の年間入館者数を見込んでいる。 レンガ倉庫を美術館に変えることはあまり例がなく、非常に難易度が高いチャレンジですが、驚きと感動に満ちあふれる施設にしたい」と意欲を語る。 左から南條史生、葛西憲之、平出和也、田根剛 |新たなエコシステムを目指す では「弘前市芸術文化施設(仮)」の具体的な中身を見ていこう。 まずその骨子となる運営方針について、総合アドバイザーの南條はこう説明する。 「いま、文化施設をつくるときには、社会からの要請を考えていく必要があります。 いまの日本で地域が文化施設をつくることの第一義は地域活性化ですが、その『活性化』にはいろいろな意味合いがあり、経済の活性化、アートによるまちづくり、ものづくり支援などを考えなくてはいけない」。 会見に登壇した南條史生と平出和也 南條が強調するのが、「新しいエコシステム」の必要性だ。 たんに作品を展示する場所ではなく、世界中からアーティストを招聘し、地域の人々と交流し、作品を制作・展示。 そしてその作品を収集(コレクション)する。 この一連の流れを確立させ、様々な文化活動が生じた結果として、新しい文化が醸成されることを狙うという。 また、南條は同施設の計画方針に、「サイトスペシフィック(場所性)」と「タイムスペシフィック(時間性)」の2点を挙げる。 その場所の固有性を生かした「サイトスペシフィック」については、多分に前例がある。 いっぽうの「タイムスペシフィック」とは何を意味するのか? 「この限られた空間を多様なニーズにあわせてどう使い分けていくか。 それぞれの部屋を時間でシェアすることで解決していこうということです」。 既存建築という制約のなかで、美術館を運営していく上での工夫だと言える。 レンガ倉庫という特殊な条件下でここをリノベーションするのは、2016年10月に開館したエストニア国立博物館を手がけた気鋭の若手建築家・田根剛。 日本では初となる美術館建築について、次のように話す。 設計について説明する田根 「これからは、歴史ある建物の文化の深みを新しい時代のかたちに変えていく。 これだけ老朽化した建物は耐震性も含めて非常に難しいですが、この質感を最大限残し、改修していきます」。 この歴史を継続するコンセプトについて、田根はイギリスのテート・モダン(元火力発電所)など、産業遺産を活用した美術館事例にも言及。 単純に本来の建物にデザイン性を付加するのではなく、歴史の継続性を重視し、改修を行うことの意義を強調した。 現状の倉庫内部。 大空間が広がっている 田根にとって「美術館」とはなんなのか? この問いに対して田根はこう答える。 「美術館の魅力は時代の未来をつくる場所だということ。 アーティストもそのチャレンジをしていると思うし、それを見せるための空間や場のあり方にはまだまだ可能性があります。 ホワイトキューブは一つのスタンダードではありますが、いっぽうで来なくては体験できないようなサイトスペシフィックな空間のあり方は、美術と建築の融合だし、まだまだ未来があると思います」。 「建築は記憶を引き継げるのか、というチャレンジだと思います。 建築は記憶装置なので、これまでのレンガ倉庫と、これからの設計による建築と、アーティストが使うことで生まれる記憶が折り重なることに意味がある。 一筋縄ではいきませんが、これからの日本、とくに地方で建築をつくることの意義じゃないかなと考えています。 『新しい』という価値だけではない未来や可能性を示さなければいけません」。 現状の倉庫内部 |記憶を継承し、再生する では具体的な建築計画を見ていこう。 まず目を引くのが屋根だ。 屋根は、シードルの色を喚起させる「シードル・ゴールド」の屋根葺になり、太陽光によって様々な表情を見せる新しい風景が生み出される。 傷んだ外壁は赤レンガで新たに覆われ、現在の姿が継承されるという。 懸念されている耐震性については、レンガの中に鉄のロットを埋め込むという日本ではあまり例のない工法によって、耐震化される。 エントランスがあるA棟には3つのスタジオ(1階)とライブラリー、ワークラウンジ(2階)があり、コミュニティースペースとしての意味合いが強い。 A棟から続くB棟には、高さ15メートルの展示室をはじめとする5つの展示室が創出され、真っ黒なコールタールの壁を生かしたスペースなど、ホワイトキューブとは異なる空間が特徴的だ。 また、C棟にはカフェやミュージアムショップが入り、市民に開かれた場所になる。 レンガ敷きのこの道は、市民が活用できるパブリック・スペースとなるとともに、様々なプログラムが展開可能な場所として機能。 周囲からの導線としても重要な役割を果たすという。 外観イメージ。 左からC棟、A・B棟。 企画展とコレクションは「赤レンガ倉庫の建築と対話し、新たな創造性を喚起する作品」「弘前・東北地域の対話を促し、その自然、歴史、物語を素材とする作品」「人々に現代における新たな創造性を喚起させる作品」の3つが柱となる。 2020年4月に開館を予定する「弘前市芸術文化施設(仮)」は、美術館の新しいあり方を示すことができるだろうか。

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弘前市れんが倉庫美術館運営審議会の委員を募集します

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住所 青森県弘前市吉野町2-1 最寄駅 弘前駅 営業時間 9:00~17:00 定休日 火曜日 祝日の場合は翌日に振り替え 年末年始 電話番号 0172-32-8950 入館料 展覧会によって異なる 【以下の方は無料】 高校生以下、満65歳以上の弘前市民、弘前市多子家族応援パスポート持参の方、障がいのある方と付添の方1名、弘前市内の留学生 駐車場の有無 なし ロッカーの有無 あり 公式サイト スケジュール表 弘前れんが倉庫美術館までのアクセス 電車 JR奥羽本線 弘前駅より徒歩約20分 弘南バス• 駒越線 弘前駅バス停から「中土手町」停留所より徒歩4分• 学園前線 弘前駅バス停から約5分 「住吉入口」停留所より徒歩2分 弘前れんが倉庫美術館のみどころ れんが造りの倉庫をリノベーションした美術館 出典: 弘前美術館は、明治・大正期に酒造工場として建てられた、築約100年のれんが造りの工場「吉野町煉瓦倉庫」を改修して、美術館として活用している文化施設です。 建築家・田根剛氏によって、「記憶の継承」というコンセプトで改修された建物は、既存のれんが壁を保存する設計とともに、様々なアートが展示できる広々とした空間が確保されています。 天井高約15メートルの展示室やスタジオ、市民ギャラリーがある 出典: 弘前れんが倉庫美術館は2階建ての美術館です。 1階には展示室1~3、会議や演奏ができるスタジオA・B・C、市民ギャラリーがあり、2階には、展示室4・5とライブラリー、市民ギャラリーが設けられています。 展示室3は天井高約15メートルもあり、大型作品の展示が可能な広々とした空間です。 開館記念の展覧会を開催 新型コロナウィルス感染予防により、開館延期となっていた弘前れんが倉庫美術館は、2020年6月1日にプレオープンを迎える形となりました。 改修工事の記録に基づく作品や、弘前市民の協力によって制作された作品など、この地ならではの作品が展示されています。 2020年9月19日からは、開館記念秋冬プログラムの展覧会が予定されています。 詳細はで確認できます。 弘前れんが倉庫美術館のミュージアムショップ 出典: ミュージアムショップ 美術館に隣接しているカフェ棟は、カフェ・ショップ・シードル工房の3つで構成されています。 ショップでは、弘前市出身の現代美術作家・奈良美智氏のグッズ、青森県内のクラフト作家の作品、書籍、青森県産の食材を使ったフードなどを取り扱っています。 シードル工房で作っているシードルも販売予定です。 美術館同様、温かみがあるれんが造りの外観で、レンガの内壁を引き立てるシンプルなインテリアで統一されています。 「弘前ファミリーレストラン」をコンセプトにしていて、青森県産の食材を使った料理を提供しています。 営業時間 11:00~19:00 定休日 月曜日・火曜日.

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