ツイ 腐 テ pixiv。 #ツイ腐テ #カリジャミ 愚者の歌

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うつくしい薄月夜だ。 少しの熱さを孕んだゆるい夜風が、砂をさらさらと鳴らす。 かの千夜一夜物語での砂漠も、こういう風景だったのかもしれない。 寮の自室の窓辺に腰掛け、ジャミル・バイパーは独り黄昏ていた。 「昔々その昔、一人の男おりました…」 「その歌、懐かしいな!」 「カリム!…人の部屋に入る前にはノックをしろと言っているだろう。 」 「すまんすまん!でも、オレとお前の仲なんだし、別にいいだろう?」 どっこいしょ、と何の気兼ねもない様子でカリム・アルアジームはジャミルのすぐ横に座った。 「そういう問題じゃない。 これは、マナーの一つだ。 お前はアジーム家の次期当主なんだから、余計にその辺はきちんとしておくべきだ。 」 「ジャミルって、母親みたいなところあるよな!」 誰のせいでこうなったと思っているんだと文句の一つでも返してやりたがったが、聡明なジャミルは閉口した。 伊達に何年もカリムの世話をしているわけではない。 「なあジャミル、明日は飛行術の授業があるか?」 「俺のクラスはないが、お前のクラスはあるだろう。 」 「そうか!…それなら、」 途端、カリムの纏う空気が変わった。 いつもはきらきらと好奇心に輝きながら大きく開く辰砂色をした紅眼がすっと細まり、はつらつと元気に満ちた声は低くなる。 「このうつくしい月に酔ってみないか?」 悪いこととはわかっていても、それを断れるかはまた別の問題だ。 こうして今日も、俺はカリムのこの手を拒めない。 俺は、この辰砂の毒にやられてしまっているのだろうか。 片思いのムスタファ、未練たらしムスタファ。 「…ああ。 今宵の月は、特等うつくしいからな。 」 「んっ、あっ、ああっ…」 ジャミル専用の部屋、と言ってもほぼ毎日カリムが来るので実質は二人の部屋で、甘やかな声が響く。 合間に、甕に溜められた水が揺れるような水音と、はっ、はっと荒い呼吸の音も耳に入る。 からだが熱くて、息も苦しくて、脳が溶けてしまいそうで、思わずジャミルはカリムに縋る。 男の自分がだらしなく善がる姿は、どれだけ滑稽なものなんだろうか。 でも、今は、今だけはそんなことどうだっていい。 「ジャミル、気持ちいい、な」 「きもちぃ、からぁ、もう、あぁ…」 最中のカリムは、普段とは打って変わって貪欲になる。 ジャミルが泣きじゃくって許しを乞うても、カリムは自分が満足するまでは決して行為を止めようとしない。 カリムがどれだけこの躰を酷く貪り食い散らかしても、ジャミルはこの関係を止めようとはしない。 だってこれは、自由奔放なカリムを繋ぎとめることができる唯一の鎖だから… 「あっ、あっ、カリム、もうっ…!」 「ああ、オレもそろそろっ…」 絶頂の瞬間は、目の裏でチカチカと星が弾ける。 次いで、じわ、じわと快楽の波に呑まれるような、いっそ暴力的ですらもある感覚に捕らわれるのだからたまらない。 ふうう、と荒く乱れていた息をゆっくり吐き出しながら、カリムのそれが自分の中から抜かれていく感触をまざまざと味わった。 「はっ、は、はぁ…」 「ジャミル、辛くはないか?」 「平気、だから…」 嘘だ。 本当はさっきまで酷使されていた腰が、下半身が悲鳴を上げている。 それでも、ジャミルは後片付けをしないといけない。 ただの従者でしかない自分が、主人であるカリムに世話なんてさせてはいけない。 「喉渇いちまった。 ジャミルも何か飲みたいだろ?厨房に何かあったかな…」 「そこに…机の上に、水の入った水筒が…」 「お、本当だ!」 カリムの好きなココナッツジュースのように甘いピロートークなんてものはない。 カリムは身軽な動きで何も身に着けないまま水筒に手を伸ばす。 「冷たくてうまいなー。 ほら、ジャミルも飲めよ。 」 返事をする僅かな時間すら与えられないまま、口移しでぬるい水を飲ませられた。 じわり、ジャミルが飲みきれなかった水がベッドのシーツに染みを作る。 若い二人によってしわくちゃになってしまったシーツは、濃密な性の匂いがする。 あちらこちらに汚れもあって、ああ、後でまた洗濯しないとな。 「カリム、今日は自分の部屋で寝れるな?」 「別にいいけど、せっかくならここで寝てえな。 あ、洗濯のことなら気にすんな!」 「いや、気にするだろ…」 ジャミルの気遣いなんてまるで無視しながら、カリムはごろんとベッドに横たわった。 溜息が出そうなのを堪えて、ジャミルはもぞもぞと脱ぎ散らかされた衣服を畳み始める。 これはカリムのパンツ、こっちは俺の寝巻のズボン、これは… 「そういうのは後でもいいから、ほら、こっちに来いよ。 今夜は月だけでなく、星もきれいな夜なんだぜ。 」 「しわになったらどうするんだ。 俺の服はまだいいとして、お前の服にしわなんてついていたら…」 「家からすぐにでも新しいものが送られてくるだろうな!」 「…だろうな。 」 それならまあ、今日くらいはいいか。 心地よい疲れに身を任せ、カリムの横に寝そべった。 カリムがさり気なく腕枕をしてくるのが、何となく気恥ずかしい。 窓から見える夜空は、まさに満天というやつだった。 「綺麗だな!」 「ああ。 」 「明日って、寮長会議なんかはあったか?」 「特にはないな。 」 「なあジャミル、キスしてもいいか?」 「…ああ。 」 ちゅ、ちゅと灼熱の砂漠に不意に訪れては恵みをもたらす気まぐれな小雨のようなキスが降ってくる。 ジャミルが自分からキスを返すことは絶対にない。 そんなことをしたら、この関係の名前が変わってしまうから。 自分の中でコブラのように意地汚く燻ぶるこの未練がましい想いなんて、蓋をしておきたかった。 「疲れたなー。 」 「いくらベッドの上とは言え、全身運動だからな。 」 「んー…眠たくなってきた…」 うとうとと微睡むカリムの腕の中で、ジャミルは何も言わなかった。 いつもこうだ。 あんなにカリムに愛されたばかりだというのに、行為の後は必ず泣きそうになってしまう。 「カリム…」 カリムが寝たことを確認してから、ジャミルはそっと自分の唇をカリムの頬に押し付けた。 本当は口にしたいけど、そんなことは許されない。 この関係だって、カリムにとってもアジーム家にとっても良くないということくらいわかっている。 わかっていて、それでもこの関係を断ち切れないのは、 「お前が、好きだ…」 当たり前だよムスタファ、お前の恋は叶いっこない。 カーテンの隙間から、白んでいく夜空が見えた。 ああ、もうすぐ夜が明ける。

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#ツイ腐テ #ツイ腐テ小説100users入り マシになる方法

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「……やはり少々変更した方が良いのでは?」 「どうしてですか?狙っていた効果以上に繁盛して嬉しいではありませんか」 先日のオーバーブロットの件により学園内でのやり方を変更しなくてはいけない事となった。 次の策として打ち出してきたのがポイントカードというありふれたアイテムであったが特典内容が流石と言えるのは仕方がないことなのだろう。 蓋を開けてみれば予想以上に人々は特典の魅力に引き寄せられたのかモストロ・ラウンジの大盛況は連日続いている。 「数日後には50ポイントを集めたお客様がいらっしゃると思いますが今回も一度僕らで要望を聞いてからアズールにお願いする形で?」 「いえ、やり方も変更となったので絶対数も減る事ですしそのまま僕に通してくれて構いませんよ」 「それは……止めた方がよろしいのでは?」 「アズールってばまだおかしくなったままだったの?」 「なっ、失礼ではありませんかフロイドっ」 「だってちょっーと考えたら危ないって分かる事なのにさぁ」 「フロイド、大人しくすると言うのでこの体勢許したんですよ。 あまり頭を動かさないで下さい」 「やっぱり思うんだけどさー、アズールもうちょっと食べたらぁ?」 フロイドの身体に見合った長い足はラウンジに設置されているソファーからはみ出しながら頭はアズールの膝の上に沈められていた。 腕を下から伸ばしアズールの頬に手をペタペタと添えようがアズールはこちらに視線一つも寄越さずに今日の売り上げ等を反対側に腰掛けているジェイドからの報告を耳に入れながら次々と処理していく。 「あ、やっとこっち見たー」 「……動くならもうどいて下さい」 「それはヤだー」 今日の売り上げも目標金額を大幅に超えて機嫌が良いのか頭さえ動かさなければ伸ばす手はこのまま許してくれるのを感じ取ったフロイドは先程よりも大胆に触っていくがアズールの膝に置いた頭は動かさないためアズールは溜め息を零しながらもそれらを黙認する。 「そもそも危ない、と言いますがもしかして貴方達は僕が簡単に報復されるとでも思っているんですか?僕は一度でも契約した方々の情報はずっと更新しながら覚えていますよ。 相手の得手不得手の魔法はもちろん相性の悪い魔法だって分かっています」 「うわぁ、更新してんだ……」 「当然です。 情報は常に最新でなければ意味なんてありませんよ。 なのでその方の相性の悪い魔法でもぶつければ大丈夫です」 「そこは相手の得意魔法そのままぶつけてみる、なんてことをしても面白いのでは?」 「それ面白そー、ぜってー心折れるやつじゃん!」 「どうしてわざわざ相手の得意なものに合わせなくてはいけないんですか」 「えー、だってアズールの方が威力ぜってー強いじゃん」 「そんなの希望的観測にすぎません」 そう言い放つアズールにジェイドとフロイドはチラリと視線を合わせて少し呆れてしまう。 どうしてそこらの稚魚共の魔法がアズールより強い魔法だと思えるのか、だが根底においてそう考えてしまうアズールだからこそ強力なユニーク魔法を使うまでになっているのだろう。 「だったらさぁー、オレが絞める方が手っ取り早くね?」 「今はラウンジでの仕事の方が重要です。 それにそもそも50ポイントも集めてわざわざ僕に報復しますか?」 ハッキリ言ってモストロ・ラウンジにそこまでマドルを落とすよりも闇討ちでもする方が理にかなっているだろう。 だからこそマドルを使って正攻法でアズール・アーシェングロットと対面しスペシャルなサービスを望む層にジェイドとフロイドはアズール本人以上に気を回さなければならない。 50ポイントで発生するお悩み相談は直近でまた評価が上がったテスト対策ノートや時たま寮長クラスの人物が難題をお願いしてくることが予想される。 いや、寮長クラスがわざわざ時間を掛けてポイントを集めるなんて無様な事は選ぶはずがないため純粋なる対価を差し出しアズールと契約を交わすだろう。 「先程の話に戻しますがアズール、ポイントカードを3枚貯めた特典の詳細は何か決めているんですか?」 「以前とほぼ同じですよ、僕はどんな願いでも叶えますから」 「……それはこういう事も貴方は他人に許す、という事ですか?」 「え、ジェイドっ……!」 「あはっ、アズールってばそんなに速く動ける事もあるんだー。 そんでジェイドはちょっとダサーい」 下からのアングル、少し頭が揺れはしたがフロイドは片割れであるジェイドとアズールの面白いやり取りを間近で見ていた。 いつもなら重なるはずの唇が触れ合う寸前に差し出されたアズールの手の平が邪魔をした。 一人楽しく笑っているフロイドにジェイドは少し鋭い視線をぶつければそれも軽く笑いながら「ごめんって」と言い放つのだから質が悪い。 だが今はそんな兄弟の事よりも目の前のアズールの対処が先だ。 「ねえアズール、今ので僕はとても傷付きました」 「……すみません、つい。 でも貴方はこれぐらいで傷付かないでしょ」 「ははっ、ジェイド言われてやんのぉ」 「フロイドは茶化さないで下さい。 ……で、理由を聞いても?経営方針変更でここ数日忙しくしてましたし、何よりブロットの暴走もあったので休養も必要かと思い僕らも少しは大人しくしていたんですよ」 邪魔をしたままのアズールの手に唇を寄せたままジェイドはどこか居心地悪そうに兄弟が左右を塞ぎ逃げたくとも逃げられないアズールの頬に手を添えて言葉を紡ぐ。 もう片方の空いている頬には下から伸びてきた手が首筋も一緒に触れていくので思わずアズールの身体はビクついてしまう。 「い、今は無理です!少し待って下さいっ!」 「それっていつまでー?待った先が同じなら今でも良くね?」 「それとも本当に待たなくてはいけない理由でもアズールにはあるんですか?」 流れる沈黙を最初に壊したのはフロイドだった。 「ねぇアズール、いつまでぇ?」 ガバッと起き上がり逃げられないアズールをより閉じ込めるかの様に退路を潰し再び問い掛けるのと同時に噛み付くように唇を重ねる。 横取りですよ、とジェイドはそれをたしなめながらも楽しそうに捕まえたままのアズールの手に噛み付いていく。 「あはっ、アズール真っ赤になって良い顔になったねぇ」 「っ、待ても出来ないなんてどういうつもりですか」 「だってアズールがワガママ言うからじゃん」 「いつ僕がワガママを言ったんですか!僕はただっ……待って欲しいだけで」 「諦めてさっさと言わないアズールが悪いんですよ」 だから教えて下さい、と導くのはジェイドだった。 「……先日までとは流石に無理ですが少しでもマシになってからじゃないと。 あと数日でも時間があれば……今はまだ少ししか契約書がありませんし」 「はい?」 「なーんかオレちょっと意味が分からないんだけどー」 「……ちなみに今は何枚ほどあるんですか?」 「あと少しで2桁になります。 ……悪いですか、これでも頑張ったんですよ!」 「アズール、貴方にはまだ休養が必要だと思っていたのに何故勝手に契約してるんですか。 しかもこの短期間でそんなにも」 「そんなの僕が少しでもマシになるために決まっているでしょ。 もちろん学園長との約束がありますので他人の能力を奪うような契約は交わしていませんが」 「あれぇ、アズール泣いてる?」 「泣いていませんっ」 一度は邪魔をするのに成功した僕の手はもやは何の役割も果たせず二人に好き勝手されていた。 一度それを許してしまえばもう邪魔をする理由を見つけられず、まだマシな僕になっていないのに二人は何度も優しいキスを与えてくれる。 僕のお願いはそんなに難しいものだったのだろうか。 「そんなに契約書増やしたいならオレと契約するぅ?今のアズールならしてあげてもいいけどー」 「……しません、貴方達との間で交わすのは今ある分だけで十分です」 「この前はあんなに欲しがったのに」 「うるさいですね!」 「そもそもマシって何?アズールはアズールじゃん、難しく考え過ぎじゃね。 頑張ってるアズールはなんか面白いけどねぇ」 「フロイドの言う通りです。 まだ休養が足りないのなら明日のラウンジはお休みにしますか?」 「営業します、するに決まってる」 「ではそのようにしましょう。 では今日はこれで切り上げて部屋に行きましょうか」 「どうしてですか?まだもう少し明日のためにやりたい事が」 「そんなのどーでもいいじゃん、それよりさぁー」 「そうですね、またアズールがマシになりたいだのなんだで無茶されると困るので僭越ながら僕らでアズールの願いを叶えるお手伝いをしましょうか」 「さんせぇー」 テーブルに広げていた資料はさっと片付けられ、さっきまで左右を陣取り動く気配もなかった二人によってアズールは急かされる形でラウンジを後にする。 腕を掴まれ引っ張るのはこの際良いとしても身長差を少しは考慮して欲しい、もちろんそれを黙っていられずに二人の背中に文句をぶつけるが返ってくるのは全て適当な言葉で諦めて足を動かすしかない。 寮長を務めるアズールに宛がわれている他よりも少し広い部屋に到着すれば予想通りの展開に移行しようとするためアズールはこれ以上流されまいと声を出して思いとどまる様に願ってしまう。 「だからっ……もう少しだけ待って下さいよ」 「いつまでぇ?アズールが何枚契約書集めたら?そんなのオレ待てなーい」 「残念ですが僕も待てないですね」 「でもまだ僕は……」 「ええ、だから僕らに愛されて下さいね」 よく物語で伝えられていることがある。 愛でヒトは輝き強くなる、きっとそれは海の世界であろうと陸の世界でも共通事項だ。 「オレらでアズールをマシにしてあげるぅ。 でもジェイド、それってどれぐらい必要だと思う?」 「もちろんアズールが満足するまで、ですよ。 貴方はいつ、もうマシだと自覚してくれるのか楽しみですね」 思わず対価には何が必要なのかと開き掛けた僕の口はその言葉を紡ぐことなく塞がれた。 こんな風に何も言わなくてもいい僕にするのは二人なのだから責任もってその愛とやらで僕をもっとマシな僕にして欲しい。 この愛で僕は今よりもっとマシになれるのだから。 END.

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別館★羽生結弦&オタオチスレ903©press.prosperity.com

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リドルの潮吹きを🐙と🐬に報告するフロです。 ホーム画面のジェイドのセリフってフロリド公認してるセリフに聞こえるんだ…。 フロの恋を応援するジェイドが見たい。 でも許しはしないよ」 「これジェイドから〜」 「ん?これは…『人気結婚式場特集〜珊瑚の海〜古典有名音楽家の作曲した音楽で入場曲選曲TOP10』………」 「俺たちの結婚式場選んでだってぇ!ジェイドうけんね!」 「もう、君達に何をいっても無駄なようだね」 ずっと母と勉強をしていたリドルが結婚という制度に対して相手を選ぶ方法は多種多様にあることを知ったのは、親元を離れて学園に来てからだった。 そこの概念に母のルールは叩き込まれていない。 自由な気持ちでフロイドを選んだけど、リドルはお互い卒業したら離れ離れになる予感しかしない。 それでも彼の双子もリドルとフロイドを応援してくれているのがよくわかるので、観念したリドルは雑誌を開いてフロイドと行う海中結婚式に一時の夢を膨らませた。 「金魚ちゃん、鯨だったあ〜」 ランチで鶏肉をトマトソースで煮込んだ料理を食べながらフロイドは昨日の赤い恋人を思い出した。 「小さいから金魚ではないのですか?」 「おや、フロイド。 リドルさんは鯨ほど大きくはないはずですよ」 「金魚ちゃんは〜赤くて小さいから金魚ちゃんなんだけどぉ〜。 でもね〜昨日セックスしてたら鯨みたいだったぁ」 「あぁ、昨日はなかなか帰ってこないと思ったらリドルさんと一緒でしたか」 「恋に浮かれるのは結構ですが、モストロ・ラウンジの仕事を疎かにされては困りますよ。 いつも以上に時間ギリギリで店に来るなんて…」 アズールの皿はたっぷりの野菜以外では海藻と豆類で、それをフォークで器用に口に運んでいる。 「ん〜ごめんってアズールー。 昨日は金魚ちゃんすっげぇ可愛くてぇ〜鯨みたいだったしぃ」 「その鯨というのはどういうことですか?」 「金魚は完全に淡水魚でしょう」 「あ〜セックスで鯨みたいに潮吹きしてたのぉ。 ブシャーって。 金魚ちゃん小さいからぁあんまりガツガツすると腹破けそうだからぁ〜俺まだ全部突っ込んでないんだけどぉ、昨日の金魚ちゃんいつもよりスゲェ濡れて締まりも良くて、中でめっちゃビクビクって俺の締め付けててぇ。 金魚ちゃんヤベーって思いながら腰振ってたらぁ潮吹いた」 「おやおや。 てっきりフロイドとリドルさんは暴力的な性行をしているのと思ってましたが全部挿入れてないなんて、配慮してるのですね」 きのこたっぷりパスタを食べながらジェイドは楽しそうに笑う。 「ジェイド酷くね?配慮かどーかは知らねーけど、初めてシタ日に全部入れようとしたら金魚ちゃんが痛いってすっげー騒いでぇ、それでも突っ込もうとしたらマジ泣きしたからやめた」 「まったく。 フロイド、人間のセックスするならちゃんと調べてからセックスしなさいと言ったでしょう。 リドルさんは貴方のセックスが気持ち良かったのですよ。 貴方とリドルさんは体の相性がいいのでしょう。 経験が浅いのに潮吹きするのはリドルさんの体が充分な性感を感じなければ起こりませんから。 フロイドにリドルさんの性感帯を開発するテクニックがあるとは思えませんから、人間のセックスは相性で快感具合が変わるといいますよ」 「えぇ?難しいことわかんねぇけどぉ、アズールがなんか俺に失礼なこといったのはわかるぅ。 水陸両用童貞のくせにぃ」 「だったらどうだっていうんですか!」 「こらこらフロイド。 本当のことをいったらアズールがまた蛸壺に引き篭もりますよ」 「だってぇ俺に金魚ちゃんの開発は無理とかぁ〜童貞にいわれたくなくなくね?金魚ちゃんのおっぱい俺とセックスするようになったら大っきくなったのにー!」 「おや。 同じクラスですが気付きませんでした。 次会ったらそれとなく見てみましょう」 「ダメー!金魚ちゃんのおっぱい見ないでぇ」 「まぁ水陸両用の件は置いといて…リドルさんは貴方とのセックスにいい知れない満足感を得て潮を吹いたわけですから、これからも大事にしてあげればもっと吹くんじゃないですか?」 「本当〜?じゃあ俺の全部挿入れても気持ちいいかなぁ」 「少しずつ奥に挿入してみたらいいじゃないですか。 リドルさんは将来的にリーチ家に嫁いでいただきたいと思いますので、微力ながら協力しますよ」 「協力ってぇ?」 「貴方達のセックス現場で、リドルさんに挿入したときに彼女が痛がり出したら止めて差し上げます」 「それいい〜!俺多分全部挿入したら自分で止まんないから」 「いいたいことはそれだけかい?」 盛り上がる3人の中に聴き慣れた声が頭上から下りてくる。 見上げると、そこには話題の中心にいたフロイドの恋人である潮吹きをしたリドルが顔を真っ赤にしていた。 そこまでわかるなら、他の生徒に君達の話が丸聞こえになるとどうしてわからないんだい!自分達の声の大きさも!」 「モストロ・ラウンジで仕事をしていると、店内BGMやお客様の声で聞こえないもので、そのせいで地声が大きくなってしまいましたね。 まったく人気商売も困ったものですね」 「ふふ、アズール。 そのせいでリドルさんが回りの生徒に『昨日フロイドとセックスをして快楽のあまり潮を吹いたハーツラビュル寮の厳格な寮長』と思われてしまっているのですよ。 魚は基本体外受精で、子作りは陸の世界ほどデリケートな話ではないですから、ついつい」 元々幼く見えるリドルがフロイドに攻めたてられて、恥辱の限りを味わっていることを知った回りの生徒はもうリドルを見ても淫らな想像しかできない。 威厳も何もあったものではない。 テーブルが一列離れた先にいるサバナクロー寮長のレオナやスラムで色んな経験をしているであろうラギーですら口をポカンと開けて聞いている。 アズールの背中合わせに座っていたスカラビア寮長のカリムはジャミルに思いっきり耳を塞がれながら、それでも気にせずジャミル作の弁当を頬張っている。 これはジャミルが後ろの会話をカリムより早く察知したからにならないし、他の生徒は寝乱れるリドルを想像して食事どころではない。 「おや。 僕としたことがリドルさんの評判を落としてしまうなんて、とんだ損失を与えてしまいましたね。 どうでしょう、特製のピルかアフターピルで手を打ちませんか?安全性は保証しますよ」 「アズール、早くリーチ家に嫁いで欲しい僕としてはあまりいただけない道具ですねぇ。 結局、リドルはトレイに「女の子が『下半身の首を撥ねてやる』なんていうな」と理不尽に怒られ、数日間男子の好奇の目に付き纏われた。

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