角田光代おすすめ。 【直木賞作家】角田光代の人気作品おすすめランキング15選

角田光代さんは夫(河野丈洋さん)との結婚の経緯が劇的!

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角田光代(かくた みつよ) 1967年、神奈川県生まれ。 早稲田大学第一文学部卒業。 1990年、「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、小説家としてデビュー。 受賞歴として、1996年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞を皮切りに、2005年『対岸の彼女』で第132回直木三十五賞、2007年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、2011年『ツリーハウス』で第22回伊藤整文学賞、2012年『紙の月』で第25回柴田錬三郎賞、同年『かなたの子』で第40回泉鏡花文学賞、2014年『私のなかの彼女』で第2回河合隼雄物語賞をそれぞれ受賞している。 現在、小説現代長編新人賞、すばる文学賞、山本周五郎賞、川端康成文学賞、松本清張賞の選考委員を務める。 代表作に『キッドナップ・ツアー』、『対岸の彼女』、『八日目の蝉』、『紙の月』がある。 メディア化作も数多い。 西原理恵子の自宅で生まれた猫、「トト」との日記ブログ、「トトほほ日記」が人気。 角田光代のおすすめランキングのアイテム一覧 角田光代のおすすめ作品のランキングです。 ブクログユーザが本棚登録している件数が多い順で並んでいます。 『八日目の蝉 中公文庫 』や『対岸の彼女 文春文庫 』や『空中庭園 文春文庫 』など角田光代の全661作品から、ブクログユーザおすすめの作品がチェックできます。

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【直木賞作家】角田光代の人気作品おすすめランキング15選

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東京下町のとある街角にひっそりと佇むアマノ食堂。 第12回のテーマは 「読書」。 慌ただしい毎日、ゆっくり本を読みたい気持ちはあるけれど、気付けばもう年の瀬!という人も多いのではないでしょうか。 そんな方のために今回は、年末年始の連休にお家でじっくり読みたい作品をご紹介します。 直木賞をはじめ、数々の文学賞を受賞しているお2人が、書き手としてではなく読者として語るプライベートトークをお楽しみください。 人気作家のプライベートな読書事情 ー 普段どんなシーンで本を読みますか? 移動中や仕事が終わったあと。 とくに移動中は多いですね。 あと家でも読むし、寝る前も読むし、読書時間はけっこう多いです。 あと、お風呂とトイレでも読みます。 私も最近お風呂でも読む!角田さんの家、トイレとか家の各所に本が置いてありますよね(笑)。 トイレで読むのって、普通嫌だよね? 嫌じゃないけど、時間があんまりないからかな。 だって、1行も読めなくないですか(笑)? そう、時間がすごく短いじゃない。 トイレって。 でも毎回1〜2行ずつ読んでいって、それで全部読み終えたときの達成感はすごい! ははは!そうですね、用を足したら絶対閉じないといけないですもんね。 そうそう、ふふ。 場所によって別の作品を同時進行で読んでるの。 ゆっくり読んでもいいものはトイレ、急いでるものは持ち歩くかお風呂。 ところで西さんは、バスとか電車とか乗り物で本読める人ですか? 新幹線がダメですね。 でも酔い止め飲んで読んだりもします。 飛行機は全然大丈夫なんですけど、船もバスもダメ。 私もバスはダメだ。 バスで読めたらいいよねぇ。 最近テレビをまったく観なくなったせいか、本をすごく読んでます。 でもグッタリする(笑)。 移動時間が読書と一番相性いいですよね。 あと旅行に行くときワクワクしません?「本が読めるぞ!」って。 うんうん、「なに持って行こう」ってね! 飛行機の時間が長いと嬉しいですよね。 ー 忙しい合間を縫って、読書時間をつくっているお2人。 気になるプライベートで、最近どんな本を読まれたか聞いてみましょう。 小説じゃないけど、 アーザル ナフィーシーの『テヘランでロリータを読む』を読みました。 イラン人の女性英文学者がイランの革命後、監視社会になってしまったなかで自分の家に生徒を集めてこっそり「ロリータ」を始めとする当時禁じられていた小説を読むっていう。 ドキュメンタリーのような作品です。 へぇ〜、けっこう真面目な感じの? そうです、人に薦められて読んだけど、めっちゃくちゃおもしろかった! プライベートで読んでいて、すごくいいな!と思ったときに、そのことを仕事で書いちゃうこととかありません? あるある!ブログによく書いたりするんですけど、「あの本、よかったで!」って書いたりすると、その後で編集者からメールが来て「書評書かへんかー」って。 それ、ちょっと悲しくなるんですよね(笑)。 おもしろい本に出会うと 打ちのめされません? (西加奈子さん) あははは。 私が最近読んだ本は、仕事になってしまったんですけど、 ジュンパ・ラヒリの『べつの言葉で』という本。 家では両親の話すベンガル語、外では英語を話して育ってきた著者が、イタリア語を勉強して習得するまでのエッセイで、初めてイタリア語で書いた短編小説も収録されている。 でも結局それも、「今年の3冊」のうちの一冊に選んじゃったりするから。 あ〜、わかるわかる。 うん、わかる。 あとね、「私こんなきちんとできない」とも思う。 「こんなまっとうに生きられない!」って。 わかるわかる〜!っていや、角田さんがそんなんだったら、私なんてどうするんですか!? ジュンパ・ラヒリって、イタリアに移住されたんですよね。 エッセイもおもしろいですか? 真面目ですね。 笑えるような感じじゃなくて言語と人間の関係について真面目に書いてある。 嫌やな〜、すごくて(笑)。 おもしろそうだと思ってました!どうでしたか? 作者の若さが美しい!最近若い人が書いた本を読むと、「あぁ、私にはもうこういう所へは行けない」って思っちゃって。 それこそ、打ちのめされる感覚。 衝動と書き方とか、地図を持たずに小説のなかにいる感じで。 無鉄砲な感じっていうんですかね?でもやっぱり読むんですね。 うん、読みます。 おもしろいもん。 角田さんは選考委員とかやってるじゃないですか。 そういうときは、どういうふうに読んでるんですか? それはもう真剣に…。 一読者としてではなくて、ちゃんとメモとか取りながら。 でもね、すっごくおもしろいものは、選考委員だってこと忘れて泣きながら読んじゃう。 へぇ〜!いいなぁ。 そんな本書きたいです。 選考委員が選考を忘れて泣くって、作家冥利に尽きますよ。 ー 作家ならではの視点や読後の感想が新鮮ですね。 ここで、今回のメインテーマ!お2人が年末年始におすすめしたい本を教えてください。 最近読んだ本でもお話した、 アーザル・ナフィーシーの『テヘランでロリータを読む』はぜひ読んでほしいです。 多分日本って、イスラム教徒のことを一番知らん国やと思うんです。 だから世界で色々起こっていることがちょっとわかるかなって思って。 そういう意味でも読んでほしいですね。 ミランダ・ジュライの『あなたを選んでくれるもの』っていうのが、今年一番私がおもしろいと思った本なので、おすすめしたいです。 作者は2011年に「ザ・フューチャー」っていう映画を撮った監督なんだけど、それを撮る前に作る意味がわからなくなっちゃったんです。 行き詰まって、フリーペーパーで「売ります」って広告を出してる人に会いに行ってインタビューするってことを始めるんですよ。 最後に符号がぴったり合うみたいな、信じられないようなことが起きて映画ができるんですけど、最後がすごい。 ミランダ・ジュライ、絶対おもしろいから読めないんですよ…それこそ打ちのめされそうで。 うんうん、嫌だと思う。 この歳でこんな小娘みたいな 気持ちになると思わなかった (西加奈子さん) 新刊じゃないけど、 ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』もおすすめ。 これは自分に向けて書いてくれてる気もしたし、この歳でこんな小娘みたいな気持ちになると思わんかった!っていうくらい、読んでて苦しくて…。 「なんでこれ、私は書かれへんかったんやろ」って悔しくて、めちゃくちゃ嫉妬した。 しばらくこのことばっかり考えてて、ハマりすぎて苦しくて嫌でしたね。 もう嫌すぎてしばらく人に言えなかった。 普段ならいい本があったってすぐ人に言うのに。 今はやっとこうして言えるけど、もう1回読めって言われたら躊躇します。 一旦パクらんと逃れられへん!って。 パクる(笑)。 でもそんなにハマれるってすごいと思う。 でもそういうのって、自分はパクったつもりでも、それはきっと違うものになるんでしょうね。 それを期待してて。 もちろんそれを発表するわけじゃないけど、パクって自分のフィルター通して他の話にしていかないとあかんなって思って今やってるところ。 でもやっぱりパクリになっちゃう!すごい声が強いから引っ張られるの。 おもしろい小説を読んでも、私はそういうのはないかも。 映画とかならあるけどなぁ。 のめり込んじゃってヤバイって感じ? 嫌や嫌や〜!!って感じ(笑)。 ミラン・クンデラとかも、ずっと「わかるわかる!」って読み進めてても途中で少しでも「あ、わからん」って感じたら、昔はがっかりしてた。 でも ジャネット・ウィンターソンのは、「わかるわかる!」って読み進めてて、逆にそろそろわからんところ出てきてくれ〜って感じでした。 「ヤバい、このまま最後までフィットしたまま行っちゃうの!? 」みたいな感じが何だか悔しくて。 読了後に「終わったんかい!」って思ったのは久々でしたね。 自分が作家になったからかな。 もし作家じゃなかったら、純粋におもしろい!好き!って気持ちで満たされてたかもしれない。 経験も違うし、感性も違う。 本こそ実は人に薦めにくい (角田光代さん) でもそういうの、すごくいいなぁ。 私が読んでも多分そういうことにはならないから。 今初めてです、人にこれ薦めたの。 夏に読んでから全然薦められなくて。 年末に本屋さんで自分の本棚作ってくれるところにひっそり1冊混ぜたくらいで。 書評も書くわけでもなく。 今日初めて角田さんに言えた。 人によって違いますよね。 なんですかね、琴線つかまれるのって。 経験も違うし、感性も違うからねぇ。 だから本当は、本こそ人には薦められないんですよね(笑)。 2冊あって、 ジョン・アーヴィングの『ホテル・ニューハンプシャー』と、 トニ・モリスンの『青い眼がほしい』は何かあったとき絶対に持ってます。 これを読むまで一番のカルチャーは映画や音楽やと思ってて、小説の地位は自分のなかで正直低かったんですよ。 でも読んでから、一気に1位になりました。 ほんとに全部を超えた! アーヴィングは言わずもがなですよね。 うん、おもしろい! もう嫌だ!ってなる。 共感だけじゃなく驚きもあるけど、物語のなかに「絶対これ自分だ!」って思う人物がいるのが アーヴィング で、モリスンは文章が美しい。 うち、作曲家や映画監督は常人じゃないと思ってて、自分には遠い出来事やと思ってたから安心感があったんです。 でも小説って、私たちももしかしたらできるじゃないですか。 言葉を知っているし、紙と鉛筆さえあれば物理的には書けるから。 私は、 開高健の『輝ける闇』にすごくショックを受けて、今なおショックを受け続けています。 言葉の使い方とか日本語に対する姿勢とか、あと書く対象への迫り方、向かい合うときの姿勢の真摯さとかがズバ抜けてる。 私とは月とすっぽんくらい違う。 多分デビュー前に知ってたらデビューしなかったかも。 怖すぎて…。 ー 独特の感情表現でおすすめの本を語るお2人。 どれも今すぐ読んでみたくなりますね!せっかくの機会なので、お2人の著書のなかからもおすすめ本を選んでもらいました。 私の小説は20代に書いたものと30代に書いたものを前期と後期にわけたら、前期が暗いのと、あまり本を読まない人には評判が良くないので…。 『さがしもの』っていう短編集があるんですけど、これは全然怖くないし嫌な気持ちにならないし、嫌な人間も出てこないからおすすめです。 私、30代の半ばからストーリーを重視して書くようになったので、ストーリーを書く作家なんだなと思って読む人は昔の作品を読むと、どしたの!? ってなるみたい。 違う人が書いてるみたいに思うのかな〜。 うちらからしたら角田さんは常に角田さんですけどね。 もし30代女性とかだったら、 『わたしのなかの彼女』とか読んでほしいですけどね。 だめだめ、あんなの!普段私の本を読まない人には怖いって思われちゃう。 私はそうだな〜。 直木賞をいただいたし、やっぱり 『サラバ!』ですね。 長編で不安だったけど、初めて上下巻の本を読んだという方がサイン会に来てくださって。 その方から「長編でも読めた!って、自信がついた」と言ってもらえたんです。 嬉しかったなぁ。 それは嬉しいね。 西さんの本だったら、私は初期の10万部以上売れたやつ、好きです。 なんですか、その覚え方(笑)! 『さくら』かな?でも嬉しいです。 ありがとうございます。 あれを西さん作品の最初として読んだら、多分他のなにを読んでもわかると思う。 ちょっと難解に思うようなものを読んでも、わかると思う。 ー書き手として数々の話題作を世に送り出してきたお2人。 慌ただしい日々の中でも、読書時間をつくることを大切にしているそうです。 「直感を大事に。 わかる!「これ絶対おもろい!」って直感でわかりますよね! 「とにかく本屋に行くのがいいと思う」 (西加奈子さん) とにかく本屋さんに行くのがいいと思う。 例えば新刊コーナーって似てるけど、ちょっと奥行ったら書店員さんの偏愛みたいな場所があって。 ポップにやたら力入ってるやつとか。 そういうのを1回読んでみる、っていうのはめっちゃアリやと思います。 うちも昔、トニ・モリスンの『青い眼が欲しい』買ったとき、モリスンの本が並べて平積みにしてあったんです。 それがすごくきれいで惹かれたんですよね。 「この人やったらこれ」みたいなのがわかってくるから。 例えば翻訳者だったら同じ翻訳者の人の本を読んでもいいし、日本人の小説やったら、その人が帯を書いてる小説とかでもいいし。 角田さんはどうですか? 本屋さんはいいですよね。 あるいは、新聞や女性誌とかの書評欄を読んでみて、おもしろいと思ったらとりあえず買ってみるとか。 書評を読めば読みたいかどうかわかるじゃないですか、書評者が勧めているかどうかじゃなくて、絶対ツボにくるポイントってあると思うんですよね。 例えば私は、恋愛物語とか書かれてても興味を持たないけど、どっかに軟禁されて…とか書いてあったら「なにこれっ!? 」てなる。 そういう自分の趣味ってあるから、自分が反応したものを読むといいんじゃないですかね。 ー お正月休みに読みたい本は決まりましたか?さて読書トークのあとは、〆の一品のお時間。 本日の〆は、「殻付きしじみ」がポイントの「しじみ汁」です。 またのご来店をお待ちしています! 企画協力/鯰組、なんてんcafe.

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読む本のなかでも、特に良く読む本は、 好きな作家さんだったり、ジャンルなど、人それぞれに好みがあると思います。 私は、 角田光代(かくたみつよ)さんの小説をここ数年、良く読むようになりました。 昔は、すこし違った雰囲気の小説が多かったのですが、角田光代さんの描く小説を読んだところ、ついつい惹かれてしまいました。 なんだかありそうな日常にある不幸や、少しジメジメした部分、どことなくうまく言葉にできず過ごす毎日について、 そんな気持ちを色々な作品で感じ、そして知ることができるのです。 オススメ作品のご紹介もさせていただければと思います。 この記事でのネタバレはございません。 もくじ• どんなタイプの方におすすめの作家か 角田光代さんの描く小説の世界は、日常の生活のなかでありうる不幸とたとえれば良いのか、生きて行くなかで出会うやりきれない想いや生きづらさがうまく描かれていると感じます。 それが、先ほどの出だしでも書きましたが、良くありそうな不幸なのですが、人には伝えづらい胸のうちに抱えた不幸だと感じます。 不幸という例えも少し抽象的な価値基準のような気がします。 人によって何が幸せで不幸かなんて、基準が違いますから。 ただ、角田光代さんの小説を読んで感じる世界というのは、 なんとなく生きていくなかで、その人のなかで抱えてしまう不幸とたとえればよいのか、影といえばよいでしょうか、 読んでいて、思わずその気持ち「ある」と感じる描写が個人的に多いのです。 もっと別の言い方ですと、 「生きづらさ」と私は感じます。 それも少し人には言いにくいこと、もしくははっきり言えない、登場人物も大人しい感じの人が多いです。 若いときの学校での友人関係、いじめ、親に対して口に出したくない気持ちなどなど。 角田光代さんの本を読みながら、心が救われるかは別として、 こんな風に感じている人もひとりではないのだと、そう思うと小説を読んで少し安心する部分もあります。 これは心が動く本であれば他のものもそうなのかもしれません。 なにか人に話づらい、しかし、人間が持っている口に出さない黒い部分の本音などがたくさんあります。 角田光代さんの作品を読むのにお勧めの方は、そいういった人に言えない抱えた気持ちがあるけれど、 そのような気持ちを小説に登場する人物に重ねて、読書で確かめてみたいという方におすすめの気がします。 スポンサーリンク 好きなポイント:暗いだけで終わりにしない物語の結末 人が内に秘めがちな感情、少しネガティブといいますか、ちょっと重たい部分。 そんな感情があるのだと知るのも好きなのですが、それだけで物語が終わってしまったら小説を読んだ後に得るものは少ないかもしれません。 角田光代さんの本は、読後にもやもやした気持ちを感じながらも、それでも前を向こうという前向きな気持ちを最後に抱く作品が多いと思います。 ただ、負の感情を書き連ねるということなら結構簡単なのかもしれません。 あまり幸せでない人生もこうして存在するのだなという感想になりそうです。 苦しい境遇を、では、どのようにしてこの先の登場人物の人生につなげていくのか、結末が面白いところでもあります。 最初に読んで、とても惹かれた作品は 「対岸の彼女」でした。 けっこうしんどい思春期を過ごし、その時に出会った大切な友達、時がめぐり30歳を過ぎたあとの生き方、大好きな作品でした。 なんだか読んでいて話の内容が個人的にすっと入ってきました。 映画化された作品もありましたので、どんどん読みました。 「八日目の蝉」 「紙の月」 などなど、 これは映画化された作品なのでストーリーとしての面白さもかなりあると思います。 物語の内容としても読み飽きない、ハラハラ、ドキドキする内容もあります。 単調なストーリーで小説にとっつきづらいという方であれば、 「八日目の蝉」、「紙の月」は物語としてのエンタメ性もあり、かつ人の内に秘めた暗い気持ちのを文章でうまく表現する角田光代さんの個性もありますので、オススメの作品になります。 最終的には、今も少し苦しいけど前に進んでいこうという感情になれます。 お話はフィクションですが、すごい作り話に感じない書き方も好きです。 得てして私たちの日常にあるような出来事、読んでいてそんな錯覚になります。 こんな風に書けるというのは、凄い作家さんなのだなと感じます。 子供を誘拐しての逃亡劇や主婦の横領など大したことなのですが、いや、あり得るかもと感じてしまうような物語でした。 今まで人に言いずらい苦しい思いを抱えていた。 例:いじめ、夫からのモラハラ、子育て、不妊• 世間の価値基準とは何か、個のなかで知るその人だけの幸せとは何か• 最終的につらい境遇を光に変えてくれる前向きなメッセージを知りたい いじめ、モラハラなど、人を信じることができずに苦しむ方、苦しんだ方へ どちらかと言うと大人しい人間が損をする世の中、そんなところでただ救いがなければ人は苦しみ、病みます。 引きこもり、登校拒否、夫との離婚など、そういった問題を抱えてしまう人もいます。 人に言いづらいことを抱え、生きづらさを感じた時にヒントとなる作品が、 「対岸の彼女」でした。 高校生二人の物語、大人になる少女が苦しいなかで大切にすることができた出会い。 ほんとうの愛情、友情の物語でした。 きっといじめに悩んでいる方がいれば、人を信じれないと悩む方がいれば「対岸の彼女」からヒントを探すことができるのではないかと感じます。 不倫、夫、ほんとうの子供の意味、子育てに一度時間をおいて向き合いたい時 角田光代さんの小説、読者の年齢層、性別は30代から40代の女性だと思います。 それらの年代の女性には、比較的ありそうな悩み、夫、もしくは妻の不倫、子育ての意味、などなど、 「八日目の蝉」という作品は、映画で内容を知る方も多いかもしれませんが、そんな女性が読むと考える作品ではないでしょうか。 本当の自分の子供とは、子供への本当の愛情とは、家族とは。 私は、生まれたばかりの愛人の娘を誘拐する逃亡劇という内容も話を読ませるためにうまくできているなと感じた部分でした。 最終的には光が差し込む小説 なんだかんだ言って、どんな人生もつらい。 考えたり、悩んだり、苦しんだり、それがデフォルトだと。 人によって、それをスルーできたり、感じなかったり、もしくは受け止めて苦しんだりと考える差というのはあると思います。 どちらかと言えば、人に対して物怖じしてしまう• もしくは、人間関係で嫌な気持ちを抱いてきた• 今でも悩みは続いている そんな方に読んでいただくと、光をもらえる小説が多い気がします。 (読後の結果というもそれこそ人それぞれかとは思います。 ) 「少ししんどいけど、まあ、生きてみようかな。 」と感じるところがあり、私は角田光代さんの小説の雰囲気が好きです。 根本的な解決にはならないかもしれませんが、それでもこんな世界があるんだと感じるとまだまだ前を見て歩いて行こうと考えるのです。 世間一般の幸せと、物語の登場人物が苦しい境遇で得ることができる、その人のなかでの大切な幸せ、人生の価値を考える作品も多いです。 同じような年代の方が読むと、きっと自分と重なり考える場面がたくさんあるのではないかと感じます。 心に潜む影、それを引きづりながら、でも最終的には前を向く力を教えてくれる小説が多いと感じます。 今まで読んだなかで良かったと思う作品を5つあげます。 いじめを受けて逃げるように群馬の田舎の私立高校へ引っ越してきた葵を愛情で救ったナナコ。 二人の切なく短い夏が過ぎる描写が大好きです。 スポンサーリンク 角田光代さん小説 おすすめ記事まとめです まとめの前にひとつだけすみません、もうひとつ、角田光代さんの小説を読んで感じる好きなところは、「読みやすい文章」というところがあります。 難しい文章、いかにも小説という感じがあまりせず、 必要であれば柔らかく、軽く、いかに読む人が読みやすくその時の情景を表現できるかを考えて書いているのだろうかと感じる文章です。 漢字の使い方や、あえて「ひらがな」表記にしたのかと読みながら感じるところがあります。 読みやすいのですが、それは、ちゃんと読み手のことを考えて色々と文章を設計しているのだなと感じ、読みやすい文章を書くという意味でも、本当のプロであるのだなと感じ感心させられます。 それでは、まとめになります。 角田光代さんの小説を全て読んではいないのですがだいぶ読みました。 「対岸の彼女」「八日目の蝉」「紙の月」「キッドナップ・ツアー」「人生ベストテン」などなど、あと、旅行記なども面白しろかったです。 旅のエッセイですが、 「降り積もる光の粒」も面白かったです。 (これを読んで上高地に行きたくなり行ってきました。

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