喉 の 奥 赤い でき もの。 喉に赤いぶつぶつができる原因と対処法7選

喉の奥に赤い水ぶくれみたいなものが できました。一つじゃなく…症状の特徴と対処法

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急性扁桃炎 喉の痛みが強いうえに、白い斑点が出ている場合は「 急性扁桃炎」が疑われます。 扁桃腺が赤く腫れ、痛みや出血があり、白く膿が付きます。 唾を飲み込んでも痛い場合もあり、食事を通すのも辛くなります。 38度以上の高熱と全身の倦怠感が表れ、めまいを感じることもあります。 原因 急性扁桃炎になる原因としては、下記が挙げられます。 ウイルスや細菌の感染(特に 溶連菌へ感染している場合は、症状を繰り返してしまうことがあります)• アレルギー症状が呼吸器系に出た場合(気管支喘息など)• 免疫力の低下(ストレス・生活習慣の崩れ・精神病・その他様々な病気が引き金となります)• 鼻の病気(蓄膿症や後鼻漏による膿が喉へ落ちることなどが引き金となります)• 睡眠時無呼吸症候群(睡眠中に気道がふさがるため、喉に負担がかかります)• 治療法 急性扁桃炎には、原因となる感染症や病気がひそんでいることがほとんどです。 ですから、 原因となっている病気の治療を行うことが、症状を抑える近道と言えます。 ウイルスや細菌が原因であれば、抗生剤などを服用することで治すことができますし、高熱がある場合は解熱鎮痛剤などが処方されます。 38度以上の高熱が続くうちは入浴を避け、1日~2日ほど安静にすれば症状は治まっていきます。 また症状を何度も繰り返したり、重症化している場合は手術が必要になることもあります。 扁桃周囲炎 扁桃周囲炎とは、扁桃腺の周りが炎症を起こす病気で、やはり扁桃腺周辺に白い斑点が表れます。 また左右片側の喉に痛みが出て、高熱が出る場合もあります。 悪化すると腫れが喉の奥の方へ下がっていき、発声がしにくくなったり、呼吸が苦しくなったりします。 また、腫れが進むと口が開きにくくなります。 原因 急性扁桃炎が悪化すると扁桃周囲炎、また扁桃周囲炎がさらに悪化すると 扁桃周囲膿瘍(膿が発生する症状)に進行します。 ですから、原因は急性扁桃炎と同じくウイルスや細菌、免疫の低下となり、それに加え嫌気性菌という細菌(空気を嫌う菌)が関わることで発症します。 症状が表れたら、早めに耳鼻咽喉科へ受診をしてください。 治療法 扁桃周囲炎の治療にも 抗生剤が使われますが、悪化して膿瘍まで進んだ場合は薬を飲むことが困難になるため、 点滴で嫌気性菌に効果のある抗生剤を投与します。 また、膿がたまっている場合は切開をし、膿を出す処置を行います。 膿栓症 扁桃腺には陰窩(いんか)という穴がいくつもあり、その穴に黄色がかった白い塊ができることがあります。 その白い塊が膿栓というもので、その膿栓が繰り返しできてしまう状態を 膿栓症と言います。 膿栓はできても痛みは感じませんが、雑菌が繁殖し悪臭を放つため、口臭の原因となります。 その強烈な臭さから、膿栓は俗に「くさい玉」とも呼ばれています。 膿栓自体が喉にあることは、健康な人にも見られることですが、強い口臭が気になったり、風邪をひいた際に喉の痛みや高熱を繰り返す場合は、病院で取り除くこともできます。 原因 喉にウイルスや細菌がくっつくと、扁桃腺の免疫機能が働いて、病原体から体を守るために白血球が戦います。 膿栓症は、その際に出た白血球や細菌などの死骸が、扁桃腺の穴(陰窩)に溜まることが原因で起こります。 また、それらの死骸と食べ物に含まれるタンパク質が、口の中の常在菌に分解されて腐敗し、細菌などの死骸と合わさることで臭い膿栓となります。 口呼吸でドライマウスの人や、 タバコを吸う人は、口内の環境が悪くなりがちなため、膿栓ができやすくなる傾向があります。 治療法 病院での除去では、専用の器具で 直接膿栓を吸引して取り除きます。 繰り返し週2回~3回吸引を行い、きれいになった後も、再度膿栓ができないように週1回は治療を続けるのが効果的です。 ただし、喉の奥での治療になるため、咽頭に触れた時に嘔吐しやすい人の治療は困難になります。 また治療をする人は、処置の4時間~5時間前まで飲食はしないことをおすすめします。 予防のために、口内環境を整える これらの病気を防ぐには、 口内の環境を整える必要があります。 基本的なところでは、 マスクの着用と うがいは必須ですね。 また、口呼吸が癖になっていると、喉に直接ウイルスや細菌が付着してしまうため、 鼻呼吸を行いましょう。 口の乾燥やタバコも口内の環境を悪くしてしまうので、 適度な水分補給、 タバコの吸いすぎにも注意してください。 そして、感染症を防ぐためには、感染をはね退ける 免疫力が必要です。 生活習慣の乱れやストレスは、免疫力の低下に繋がりますので気を付けましょうね。 まとめ いかがでしたでしょうか? 喉は毎日、様々な菌が入った外気を吸い込み、たくさんの食物を受け入れている大忙しの器官です。 体調を崩しているような時は、特にウイルスや細菌の影響を受け、喉の炎症が起きやすいので気を付けましょう。 また、うがいなどで口内を清潔にしておくことは、どの病気にも共通した重要な予防法ですよ。

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口・のどの症状:耳鼻咽喉科・頭頸部外科が扱う代表的な病気【症状から調べる】:一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会

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のどが痛い のどが炎症を起こすと神経が刺激され、痛みを感じます。 のほか、のどの炎症には、のどの粘膜が腫れた・扁桃腺が腫れた・扁桃のまわりに膿がたまった・のどの奥の喉頭が腫れた・喉頭の入口にある喉頭蓋が腫れたなどがあります。 やはものを飲みこむときの強い痛みがあります。 は声がかれます。 は強く腫れると気道をふさぎ呼吸困難になることがあるので注意が必要です。 のどに痛みがあり、呼吸がつらいと感じたら直ちに耳鼻咽喉科医を受診してください。 のどに違和感がある のどがすっきりしない、違和感がある、異物感があるなど、のどの異常感を訴える人は多いものです。 慢性のや、のほか、やの初期症状の場合がありますので早目に耳鼻咽喉科で診察を受けられることをおすすめします。 また、や加齢によるのどの粘膜の分泌低下などによって違和感が生じる場合もあります。 原因となる疾患がなくてものどの異物感を感じる場合があり、と呼ばれますが、の一種と考えられています。 息がしにくい 実際に息がしづらいときは生命にかかわることもあるので、速やかな処置が必要ですが、もし余裕があれば、まず、本当に息がしにくいのか、あるいは息ができないのか、それともしにくい気がするだけなのかを区別することが大事です。 ゆっくり深呼吸してみて、楽に息を吸ったり吐いたりすることができれば、精神的な問題も原因として考えられます。 しかし、呼吸がうまくできず、ぜいぜい、あるいはヒューヒューといった音がする、さらに声もかれている、むせるなどの症状がともなっているときは、空気の通り道が何らかの原因で狭くなっている可能性があるので、急いで原因を調べ、対応しなければなりません。 また、深呼吸そのものができない場合、空気の通り道は正常でも呼吸に関係する筋肉の働きが弱っていることも考えられ、いずれにしても早めの受診が必要です。 しゃべりにくい 人が言葉をしゃべるとき、音としての声そのものが出にくいのか、音はふつうに出せるがうまく言葉にできないのか区別しにくいかもしれません。 前者は医学的にはと呼ばれます。 ここでは医学的には言語障害と呼ばれる後者について説明します。 声帯で声が作られ、咽頭、口腔(舌)、鼻腔で言葉になるので、声は出せるけど言葉にならない、あるいは言葉がはっきりしないときは、声帯以外の器官に異常が起きていることが考えられます。 原因、病状は多岐にわたり、たとえば同じ脳卒中後でも、口腔や舌の筋肉を動かす神経が麻痺してろれつがまわらないといった症状が出ることもあれば()、脳の言語中枢に障害が起きて意味のある言葉をしゃべることができない状態になることもあります(失語症)。 その他、言語発達遅滞(ちたい)、脳性麻痺、口蓋裂(こうがいれつ)など小児期に対処が必要な言葉の障害、や怪我によって口腔や舌の形状が変化したり動きにくくなることによる言葉の障害もあるので、まず原因を確定し、専門家による適切な処置を講ずる必要があります。 声がかれる 声のかれを起こす代表的な病気はにともなうですが、この場合、声のかれは病気の改善とともに良くなります。 では声のかれの他に強いのどの痛みや呼吸困難が起こります。 声のかれが長い期間にわたって続く場合には、や、や、声帯麻痺(反回神経麻痺)などを疑う必要があります。 声がかれた場合には、なるべく早く耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。 せき・痰が出る 1~2週間程度の一時的なせきを起こす代表的な病気はですが、とくにや急性気管支炎を起こした場合にはせきが出やすくなります。 長い期間にわたってせきが続く場合には、や、喉頭アレルギー、血圧の薬の副作用、せき喘息、慢性気管支炎、肺結核、肺がんなどさまざまな病気の可能性があります。 痰は、呼吸器の粘膜を保つために分泌されている液体が、かぜや気管支炎、気管支喘息、、などによって増えてしまい、のどから塊になって出されるものです。 せきや痰が続く場合には、内科や耳鼻咽喉科の診察を受けることが大切です。 痰に血が混じる 口から出たものに混じる血は、いろいろなところから出血している可能性があります。 鼻、歯ぐき、のど、食道などの消化器、肺などの呼吸器、いずれから出血しても痰に血が混じります。 耳鼻科ではが出ていないか、口の中から出血していないか、のどの奥から出血していないか、また鼻・口・のどにがないかなどを中心に調べます。 耳鼻科領域に何も異常がなければ、内科の先生に首から下を調べてもらうことになります。 飲み込めない・むせる 食べ物や飲み物は、のどから食道に入り、胃に送り込まれます。 飲み込めないという症状がでるときは、通り道のどこかが何らかの理由で狭くなっている、あるいは送り込む筋肉などの働きが低下しているといった理由が考えられます。 炎症の場合も粘膜が腫れて飲み込めないという症状のでることがありますが、もっとも注意する必要があるのは腫瘍、なかでも悪性腫瘍により通り道が狭くなる状態なので、、食道がんなどの有無をしっかり確認する必要があります。 むせるというのは本来は食道、胃に入る飲食物が喉頭でうまく仕分けされず、気管、気管支に入り、その刺激で咳が出る状態です(誤嚥:ごえん)。 この場合も悪性腫瘍の存在や、声帯の運動障害の有無などをチェックする必要があります。 高齢者で飲み込みの機能が低下し、誤嚥を繰り返すと重篤な肺炎になることもあります(矢印)。 いびきをかく いびきは、睡眠中にのどがせまくなり呼吸によって振動しやすくなるために起こります。 が代表的な病気ですが、無呼吸をともなわない場合には単純ないびき症と呼ばれます。 また、やなど鼻の病気があるといびきをかきやすくなります。 いびきの診断には、のどや鼻の診察と内視鏡検査、顎のX線検査、睡眠検査などを行います。 味がしない• を参照してください.

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のどの奥にブツブツができた

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喉(のど)に違和感を感じて鏡で喉の奥を覗いてみたら、喉にぶつぶつや出来物ができていたという経験をした人は、少なくないのではないでしょうか? 喉は、呼吸の際に細菌やウイルスといった異物や外敵の体内への侵入を防ぐために粘膜で覆われるとともに、免疫システムのリンパ組織も存在します。 そのため、喉の粘膜は細菌やウイルスといった異物に反応しやすく炎症を発症しやすいのです。 とはいえ、喉にぶつぶつや出来物が生じる原因は多岐にわたり、一口に喉のぶつぶつや出来物と言っても現れる症状は原因疾患によっても異なります。 そこで今回は、喉のぶつぶつや出来物という症状に焦点を当てて、これらの症状をもたらす可能性のある病気・疾患を、ご紹介したいと思いますので参考にしていただければ幸いです。 この記事の目次• ウイルス性感染症 喉にぶつぶつや出来物が生じる原因で、最も多いのがウイルスに感染するウイルス性の感染症です。 ウイルス感染によって喉にぶつぶつや出来物が生じる病気は、とても多く存在しますので、ご紹介したいと思います。 風邪(風邪症候群) 風邪は、正式には風邪症候群と呼ばれる、ウイルス感染によって上気道に生じる一連の症状のことです。 具体的には、急性鼻炎(くしゃみ・鼻水・鼻づまり)・急性咽頭炎・急性扁桃炎・咳(せき)・発熱・頭痛・筋肉痛・倦怠感といった症状が現れます。 そして、喉のぶつぶつや出来物という症状は、風邪症候群の中の急性咽頭炎や急性扁桃炎によって現れることがあります。 原因となるウイルスは、ライノフイルスが最も多く、冬風邪ではコロナウイルスやインフルエンザウイルス、夏風邪ではアデノウイルスが代表的です。 風邪症候群の治療は、基本的に内科の病院を受診し、処方された抗炎症薬や鎮痛解熱剤などの風邪薬を服用して、安静にする対症療法となります。 急性咽頭炎 咽頭炎は、細菌感染による細菌性の場合とウイルス感染によるウイルス性の場合があります。 急性咽頭炎は、主に風邪症候群の症状の一つとして現れるので、原因の多くがウイルス感染によるものです。 急性咽頭炎は、喉の奥にある咽頭と呼ばれる部位に炎症を生じることにより、喉の違和感・異物感、炎症性の喉の痛みという代表的な症状が現れます。 そして、これらの症状とともに、咽頭に発赤が現れることが多く、場合によっては発赤にぶつぶつが生じることもあります。 急性扁桃炎(扁桃腺炎) 急性扁桃炎は、一般に扁桃腺と呼ばれるリンパ節の集まりの扁桃(口蓋扁桃)に炎症を生じることにより、喉の違和感・異物感、扁桃の腫れや痛みという代表的な症状が現れる病気です。 そして、これらの症状とともに、扁桃に発赤が現れて、場合によっては白色のぶつぶつが生じることもあります。 また、扁桃炎になると、扁桃に乳白色の膿のような塊が付着することがあり、これを膿栓(のうせん)と呼びます。 急性扁桃炎も、主に風邪症候群の症状の一つとして現れることが多く、その原因は細菌感染の場合もありますが、ウイルス感染による場合が多いとされています。 ヘルパンギーナ ヘルパンギーナは、コクサッキーウイルスに感染して起こる急性のウイルス性咽頭炎のことで、主に夏場の乳児や幼児に流行することを特徴とする疾患です。 ヘルパンギーナの症状は高熱と咽頭痛を主症状とし、咽頭粘膜や舌などの口腔粘膜に発赤が見られます。 そして、ヘルパンギーナで特徴的な症状が、咽頭粘膜や口腔粘膜に水疱性の発疹・ぶつぶつが多発的に現れ、これが破れると浅い潰瘍の状態を形成します。 ヘルパンギーナの治療は対症療法が中心で、高熱と咽頭痛から脱水症状が起きやすいので特に注意が必要です。 詳しくは、を読んでおきましょう。 手足口病 手足口病は、ヘルパンギーナと同様に、コクサッキーウイルスに感染して起こるウイルス性疾患で、主に夏場の乳児や幼児に流行することを特徴とする疾患です。 手足口病の症状は、発熱と咽頭痛を初期症状として、その後に手のひら、足の裏、口腔内に水疱状の発疹と痛みが現れます。 水疱性の発疹・ぶつぶつは、舌などに発症しやすいのですが、喉に現れる場合もあります。 手足口病の治療は対症療法が中心で、ほとんどが7~10日程度で自然治癒するとされています。 詳しくは、を参考にしてください。 ヘルペス性口内炎(ヘルペス性歯肉口内炎) ヘルペス性口内炎は、単純ヘルペスウイルスへの感染が原因で発症することがあるウイルス性の口内炎で、ヘルペス性歯肉口内炎とも呼ばれます。 ヘルペス性口内炎の症状は、口腔内に小さく赤い潰瘍が現れて腫れあがり、強い痛みと発熱を伴うことがあります。 この小さく赤い潰瘍・ぶつぶつは、多発的に口腔内に発症するほか、唇や喉などにも発症する場合があります。 そして、唇に現れるものを、特に口唇ヘルペスと呼びます。 ヘルペス性口内炎の治療法は、薬物療法です。 鎮痛解熱剤と抗ヘルペスウイルス薬を用いることで、症状は鎮静化させることができます。 ただし、ヘルペスウイルスを体内から駆逐して完治させることは、残念ながらできません。 ヘルペスウイルスについて ヘルペスウイルスの感染は、基本的に外部からの感染です。 例えば、ウイルス保有者の使用したタオルや食器が感染源となったり、母親や父親がウイルス保有者で子供にキスをしたり、子供に食事を与える際の箸(はし)や唾液を通じて感染します。 また、オーラルセックスなどの性行為でも感染しますので、場合によっては性感染症・性病に位置づけられることもあります。 そして、ヘルペスウイルスに一度感染すると、現在の医療技術をもってしても体内のヘルペスウイルスを根絶することができません。 このヘルペスウイルスは、一度感染すると神経細胞に隠れる潜伏感染が特徴です。 そして、何らかの理由で免疫力が低下すると、ヘルペスウイルスは再活性化します。 ヘルペスウイルスが再活性化すると、ヘルペス性口内炎の他に、口唇ヘルペスや陰部に水膨れや発疹を生じる性器ヘルペスが発症することがあります。 急性HIV感染症 急性HIV感染症とは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染後2~4週で起こるとされる風邪症候群・インフルエンザ様症状のことで、後天性免疫不全症候群(AIDS の急性感染期とも言えます。 この急性感染期は数日程度で治まり、症状が現れない無症候性感染期に入るので、HIVに感染していることを気付きにくいとされています。 そして、長期の無症候性感染期を経て発病期になると、免疫力低下症状が現れて後天性免疫不全症候群(AIDS)の発症に至ります。 急性感染期・急性HIV感染症では、風邪症候群と似たような症状が現れるため、急性咽頭炎・急性扁桃炎・咳(せき)・発熱・頭痛・筋肉痛・倦怠感といった症状が現れます。 そして急性咽頭炎・急性扁桃炎によって、喉にぶつぶつのような症状が現れることがあります。 細菌性感染症 喉にぶつぶつや出来物が生じる原因で、最も多いのがウイルス性感染症ですが、それに次ぐのが細菌性感染症です。 細菌感染によって喉にぶつぶつや出来物が生じる病気も多く存在しますので、ご紹介したいと思います。 扁桃周囲膿瘍(扁桃周囲炎) 扁桃周囲膿瘍(へんとうしゅういのうよう)は、急性扁桃炎の炎症が扁桃の周囲にも波及して扁桃周囲炎を起こし、扁桃周囲炎の炎症が悪化して膿を含んだ出来物ができる疾患です。 この場合の急性扁桃炎は細菌感染による場合が多く、その原因菌は化膿性連鎖球菌・黄色ブドウ球菌などの体内に存在する常在菌です。 このような原因菌の中でも、特に溶連菌と呼ばれる化膿性連鎖球菌が引き起こす感染症のことを溶連菌感染症と言い、溶連菌が原因である急性扁桃炎・扁桃周囲炎・扁桃周囲膿瘍は溶連菌感染症の一つということになります。 扁桃周囲膿瘍の症状は、 強烈な喉の痛みと高熱で、感染エリアが広がると耳への放散痛が現れることがあります。 また、膿が生じるので口臭を伴います。 そして、扁桃周囲の粘膜が赤く腫れ、膿が入った膨らみ・出来物が現れます。 扁桃周囲膿瘍の対処法は、抗生剤・抗生物質の投与と膿の排泄です。 膿の排泄は、注射針を刺して吸引する方法と局所麻酔をしてからメスで切開する方法があります。 ちなみに、扁桃周囲膿瘍は30才前後の男性に好発することが知られています。 梅毒 梅毒は、代表的な性感染症・性病の一つで、梅毒トレポネーマという細菌の一種に感染することで発症する感染症です。 梅毒の最大の感染原因は性交渉で、感染している部位の皮膚や粘膜と接触することにより感染するので、保菌者の病変が口や口腔内の場合にはキスでも感染する危険性があります。 また、妊婦が梅毒トレポネーマに感染している場合、胎児に母子感染する可能性もあります。 梅毒の症状は主に4期に分類されますが、第1期である感染後1~3ヶ月の状態のときに、梅毒トレポネーマが侵入した部位に初期硬結と呼ばれる硬くて赤い塊・しこりが生じます。 つまり、感染部位が性器であれば陰部に、感染部位が口であれば口腔内に初期症状として初期硬結が現れるのです。 この初期硬結は、1個の場合がほとんどですが、場合によっては複数個が現れることがあり、無痛であるのも特徴です。 そして、この塊・しこりは現れてもすぐに消失しますが、症状は第2~4期に移行して行く毎に重くなっていきますので注意が必要です。 梅毒の治療は、基本的に医療機関あるいは保健所で検査をして、ペニシリン系の抗菌剤・抗生物質を長期にわたって服用しなければなりません。 詳しくは、を読んでおきましょう。 カンジダ性口内炎(真菌性口内炎) カンジダ性口内炎は、何らかの理由で免疫力が低下すると、口腔内の常在菌であるカンジダという真菌が増殖することによって発症する疾患です。 カンジダ性口内炎は、口腔カンジダ症とも呼ばれます。 カンジダ性口内炎の症状は、白い苔のような白斑が舌や喉などの口腔粘膜・咽頭粘膜に付着します。 そして食事の時などに痛みを伴い、白斑がはがれると出血をしたり、赤くただれる炎症が生じます。 カンジダは誰でも保菌している常在菌で、健康であれば発症はほとんどありませんが、糖尿病・血液疾患・癌(悪性腫瘍)・HIV感染などで免疫力が低下すると発症可能性が高まります。 カンジダ性口内炎の治療方法は、抗真菌剤の含まれる薬でうがいしたり、抗真菌剤の軟膏を塗布するとともに、体の抵抗力を回復するために栄養摂取を心がけることです。 ちなみに厳密に言うと、カンジダ・真菌はカビの一種であり細菌とは区別されます。 その他の原因疾患 喉にぶつぶつや出来物が生じる原因は、ウイルス性感染症や細菌性感染症の他にもあります。 そこで、ウイルス性感染症や細菌性感染症の他にも、喉にぶつぶつや出来物を生じる可能性のある病気を、ご紹介したいと思います。 口腔アレルギー症候群 口腔アレルギー症候群は、花粉症患者が特定の食べ物を食べた後に、口内・唇・喉などにかゆみや腫れを生じる症状のことです。 原因となる食べ物の食後1時間以内に、口内・唇・喉などにかゆみ・腫れ・喉の異物感・吐き気・腹痛・下痢などの症状が現れて、稀に呼吸困難やアナフィラキシーショックに至る場合もあります。 また、蕁麻疹(じんましん)や花粉症同様の症状が鼻や目にも現れることがあります。 口腔アレルギー症候群の原因はアレルギー反応とされており、原因食物に花粉と似た構造のアレルギー物質が含まれるからだと考えられています。 口腔アレルギー症候群の治療は、抗アレルギー剤やステロイド剤を用いる薬物療法ですが、原因食物の摂取を控える予防法のほうが重要と言えます。 ちなみに、花粉症のようなアレルギー性鼻炎の患者は、鼻づまりから口呼吸になりやすく、口腔粘膜や咽頭粘膜に負担がかかる傾向にあり、鼻炎から副鼻腔炎や上咽頭炎など喉に影響が波及しやすいので注意が必要です。 詳しくは、を読んでおきましょう。 アフタ性口内炎 アフタ性口内炎は、口腔粘膜や喉に直径5~6㎜以下の円形または楕円形の白っぽいアフタ(小潰瘍)ができた状態・症状のことです。 アフタの周囲は赤くなり、少し盛り上がりを見せますが、出血はなく接触時に痛みを感じるのみです。 アフタは1個しかできない場合もあれば、複数個のアフタが同時多発的に生じる場合もあります。 アフタ性口内炎の原因は未だ明確に解明されていませんが、疲労・ストレス・寝不足などによる免疫力の低下とビタミンB2を主とする栄養不足が主たる原因だと考える見解が有力です。 アフタ性口内炎の治療は対症療法が中心で、疲労回復・ストレスの解消・栄養摂取などで免疫力を回復することやビタミン剤の投与・点滴が行われます。 逆流性食道炎 逆流性食道炎は、胃液や消化途中の食べ物が、食道まで逆流して上がってくることで、食道粘膜に炎症を生じる疾患のことです。 逆流性食道炎の症状は、主に口の中や喉の奥に酸っぱく不快な感覚が生じる呑酸と、胸のあたりがチリチリと焼けるような痛みを感じる胸焼けが代表的です。 加えて、食道を逆流してきた胃酸によって喉(喉頭・咽頭)の粘膜に炎症を生じるため、喉の粘膜がただれて、ぶつぶつ状に粘膜が荒れる場合もあります。 そして、喉(喉頭・咽頭)の粘膜に炎症が続くと慢性喉頭炎のような症状になることで、慢性的な咳が生じたり、声帯に影響して声が変質やかすれることもあります。 逆流性食道炎の治療は、基本的に胃酸分泌を抑制する薬剤を服用する薬物療法が中心であり、重症の場合は手術による治療も検討されます。 悪性腫瘍(咽頭がん・喉頭がん) 体に現れる出来物として代表的なものが腫瘍(しゅよう)で、喉にも現れることがあります。 腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍があり、悪性腫瘍が癌(がん)です。 喉頭乳頭腫 喉にできる良性腫瘍として、喉頭乳頭腫があります。 喉頭乳頭腫は、喉の粘膜の一部がイボのような盛り上がり、その表面は白くて痛みがないのが特徴で、声帯の振動を妨げることで声枯れが生じます。 また、気道を塞いでしまい、呼吸困難に陥る場合もあります。 乳頭腫の原因は、ヒトパピローマウイルスへの感染と考えられていますが、ヒトパピローマウイルスは悪性腫瘍への関与も疑われており、乳頭腫が悪性腫瘍化・癌化する場合もあるとされています。 喉頭乳頭腫の治療は、基本的に手術による切除となります。 声帯白板症 そもそも白板症は、舌などの口腔粘膜に生じる白色の板状もしくは斑状の病変のことで、摩擦によって除去できないものを指します。 というのも、カンジダ性口内炎(真菌性口内炎)でも白斑が付着することがあり、こちらは擦ると除去できるので摩擦による除去の可否が見分けるポイントになるからです。 このような白板症が声帯に現れると、声帯白板症と呼ばれます。 白板症は、前癌病変として注意が必要とされています。 5年以上存在したり、1cm以上の大きさのものは癌化傾向が高いと考えられています。 喉頭癌(喉頭がん)・咽頭癌(咽頭がん) 喉頭癌は喉仏のあたり、咽頭癌は喉の奥にできる悪性腫瘍です。 いずれも腫瘍であるため、喉の粘膜の一部がイボのように盛り上がりを見せます。 喉頭癌の症状は、喉頭乳頭腫と同様に声枯れや呼吸困難などを生じます。 咽頭癌の症状は、咽頭癌の出現する場所(上部・中部・下部)によっても異なり、上部には耳管があるので難聴が発生したり、下部だと声帯に近いので声枯れが発生したりします。 喉頭癌と咽頭癌の治療は、放射線療法・化学療法・手術療法・免疫療法を組み合わせて、症状に応じた治療を行います。 まとめ いかがでしたか?喉のぶつぶつや出来物をもたらす可能性のある病気・疾患について、ご理解いただけたでしょうか? たしかに、喉のぶつぶつや出来物といっても、風邪などで喉に良く炎症が起きることから、大して気にもとめないかもしれません。 しかしながら、今回ご紹介したように、喉にぶつぶつや出来物が生じる原因病変は多岐にわたり、一口に喉のぶつぶつや出来物と言っても、その病変は軽いものから重篤なものまで様々です。 また、喉のぶつぶつが現れなくても、顎下腺腫瘍など喉に違和感が現われる病気は沢山あります。 ですから、喉に違和感を感じたら、内科でも耳鼻科・耳鼻咽喉科でも呼吸器内科でも、まずは病院を受診して医師の診断を仰ぐようにしてください。 関連記事として、 ・ ・ ・ これらの記事を読んでおきましょう。

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