男はつらいよ 寅次郎恋歌。 映画「男はつらいよ8寅次郎恋歌 」ネタバレあらすじと結末・感想|起承転結でわかりやすく解説!

映画『男はつらいよ寅次郎恋歌』ロケ地岡山

男はつらいよ 寅次郎恋歌

映画のストーリー 結末の記載を含むものもあります。 例によって車寅次郎は半年ぶりで故郷柴又へ帰ってきた。 一同は歓迎したつもりだったが、些細な言葉のゆき違いから竜造やつねと喧嘩となり、又もや旅にでることになった。 寅が去って静かになったある日、博の母が危篤という電報が入り、光男を竜造夫婦に託した博とさくらは岡山へ急いだ。 博の父の[風票]一郎は元大学教授で、研究一筋に生きてきた学者だった。 葬式の日、驚ろいたことに寅がヒョッコリ現われた。 柴又に電話したことから、葬式のことを知り、近くまできていたから寄ったという。 しかし、旅先とはいえ、派手なチェックの背広姿である。 さくらは近所の人から借りたダブダブのモーニングを寅に着せ、葬儀に参列させるが、トンチンカンなことばかりやってその場をしらけさせてしまう。 岡山で生涯生活するという[風票]一郎を一人残して毅、修、博の兄弟は去っていくが、[風票]一郎の淋しい生活に同情した寅は一度は去った諏訪家に戻ってくる。 [風票]一郎も、自分のこれまでの人生をふりかえって、人間らしい生活をするよう寅に語った。 秋も深まった頃、柴又「とらや」で皆が集まって寅の噂をしているところに、題経寺山門の近くに最近開店したコーヒー店の女主人六波羅貴子が挨拶に来た。 この美人を見て一同は身震いした。 もしこの場に寅が居合わせたらどうなることか、と考えたからである。 しかも、何たる不幸か、寅はその日帰ってきたのである。 みんなの予感は摘中し、寅は貴子に身も心も奪われて、そのまま柴又に滞在する仕儀と相成った。 貴子には、学という小学校四年になる男の子があった。 学は自閉症的な性格のうえに、新しい学校にも馴染めず、貴子も心を痛めていた。 しかし、学は寅にすっかりなつき、明るく元気になった。 貴子は寅に感謝した。 そして寅の、貴子に対する思慕はますます高まり、三人一緒に生活する夢まで見るようになった。 その頃、さくらや竜造たちは、寅がいつ又失恋することかとハラハラ見守っていた。 みんなが、そろそろ二枚目が現われて例によって失恋する時分だと話しているところに寅が帰ってきて、旅に出るために荷物をまとめだした。 寅は、心配するさくらに「いくら馬鹿な俺だって潮時ってものを考えてるよ」といい残すとどこへともなく旅だっていった。

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男はつらいよ 第1作 ネタバレあらすじ結末・キャスト・登場人物相関図

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職業はテキ屋で、何かを叩き売りしたり、人相見をしたりするものです。 ベージュのジャケット、ズボン、同じ色の帽子を着用し、背広の中は白いシャツに腹巻きを巻いています。 寅次郎には、年齢の離れた妹・さくらがいました。 さくらとは異母兄妹です。 寅次郎の父は他界し、さくらは「おいちゃん」こと叔父夫婦の経営する老舗『とらや』という和菓子屋で働いていました。 さくらは『とらや』の裏手にある印刷工場の博と恋仲になり、結婚します。 さくら夫婦たちには満男という息子も生まれますが、寅次郎は相変わらずふらふらしていました(映画『男はつらいよ』シリーズ参照)…。 1971年、秋。 長雨の続く9月で、四国に身を寄せていた興行の一行は困っていました。 そこへ行き会った寅次郎は、一座の少女・大空小百合に傘を持ってもらい、宿まで送ってもらいます。 その後、里ごころのついた寅次郎は、ふと故郷の葛飾柴又へ帰ってみようと思い立ちました。 さくらは泣いていました。 近所の八百屋『八百満』で、わが子を叱るときに「あんまり勉強しないと、寅さんみたいになる」と引き合いに出されたのを聞いて、さくらは悔しがったのです。 いつまでものらりくらりしているからと、寅次郎が帰って来た時にいつも冷たく接してしまうと反省した叔父夫婦は、今度もし寅次郎が帰ってきたら優しく接してやろうと相談しました。 その矢先、寅次郎が戻ってきます。 一同が優しく接するのを勘ぐった寅次郎は「なにか企みがあるのだろう」と悪く受け取り、やっぱりおいちゃんと口論になりました。 寅次郎は顔を出した直後、また去ってしまいます。

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第8作 男はつらいよ 寅次郎恋歌|松竹映画『男はつらいよ』公式サイト

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山田洋次「話として単純なんで会社じゃ心配して五作目ぐらいから少し変化をつけろっていいましてね。 」(『映画をたずねて 井上ひさし対談集』138p) マンネリ懸念に対する回答か、以降の作品では毎回少しづつ新たな試みがトライされる。 そしてこの第8作では、後のシリーズ作品に大きな影響を与えるあるひとつの変化が寅さんに起きることになる。 今回の寅さんは、博の父・飄一郎(志村喬)からの薫陶を受け、家族と寄りそって暮らす定住生活に憧れを持つ。 未亡人であるマドンナ貴子(池内淳子)と出会い、彼女とその暮らしを実現したいと願うが、放浪者と定住者の看過できない価値観の違いを悟り、貴子の元を去り旅に出る。 これまでの作品では、一方的な恋心を派手に打ち砕かれる失恋がほとんどだったが、本作の寅さんは己の分をわきまえて自ら身を引いていく。 この失恋パターンの発明により、シリーズには無限のバリエーションが生まれ得ることになった。 小林信彦は本作を観た当時の印象をこう振り返る。 ぼくは第八作を観た時に、これはもう、無限のくりかえしになるな、と思った。 (321p) 本作品はテーマ性が強いことも特徴で、そのテーマは「漂泊の悲哀と、定住への憧れ」といえる。 この主題を軸としながら、それぞれの登場人物がおりなす印象的な名シーンが豊富にあり、話の筋よりもそれぞれの名場面で本作を記憶しているファンも多いのではないか。 なかでも、名優・志村喬による語り「りんどうの花」は物語展開上のキーポイントでもあり、作品に重厚なトーンを与えている。 セリフ自体なんてことないのだが、志村喬の存在自体の重みにより、寅さんの生き方をコロリとかえてしまうほどの薫陶として成立しているのがすごい。 そして、この志村の名演を逆手にとり、重みゼロの寅さんが100%受け売りで語る「寅さん版・りんどうの花」を作り上げたアイデアはお見事。 寅さんととらや一同のやり取りが実に楽しい。 冒頭とラストに登場する、寅さんと旅芸人・坂東鶴八郎一座とのふれあいも印象深い(坂東鶴八郎一座はつづく作品にも何回か登場する)。 漂白の悲しみに負けず、肩を寄せ合いながら旅をつづけるラストシーンはシリーズベストのヌケの良さであり、もはやただの喜劇作品とは言えない重厚な演出が続く本作に鮮やかな幕引きをもたらしている。

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