お やかた さま きめ つ。 ご先祖さまを墓から連れ帰る儀式

おくさまが生徒会長!+!

お やかた さま きめ つ

スポンサーリンク 【鬼滅の刃】お館様が自爆した理由は? 産屋敷耀哉は、 自分の妻と二人の子供と一緒に自爆していましたが、無惨はこの大きなバク以外にも 罠があることや、柱たちがすぐ近くまで迫っていることを察知します。 無惨は思い違いをしていました。 産屋敷という男は完全に常軌を逸している。 何かを仕掛けてくるとは思っていたが、これ程とはと無惨は思っています。 爆薬の中にも無数の細かな撒菱のようなものが入っており、殺傷能力が高められています。 それはわずか一秒でも無惨の再生能力を遅らせるためのものであり…そのほかにもまだあると無惨はあたりを見渡します。 柱がこちらに向かってきていることももちろん感じていましたが、それだけではないもっと別の何かを産屋敷は用意しているのだと警戒します。 産屋敷は自分自身をおとりとして使ったのです。 無惨に対しての、怒りや憎しみ、そして強い殺意を産屋敷は隠していたのです。 そのことは驚嘆に値すると無惨は思っています。 そしてこの爆発は妻と子どもは承知していたのかと無惨は考えましたが…考えることをやめてしまいます。 スポンサーリンク 【鬼滅の刃】なぜ家族も一緒に巻き込んだ? 家族である妻と子供二人を巻き込んでの自爆。 数日前から無惨が屋敷に来ることを察知していたので、 妻や子供を避難させることは簡単なことだったと思います。 現に 跡継ぎの男の子はその場にはいませんでした。 きっと家族を巻き込んでの自爆は、 屋敷を突き止められてしまったからではないかと思います。 無惨に対しての対抗策のようなものも考えていました。 自分自身を囮にて、柱たちに無惨を倒してもらおうといていたのです。 自爆は無惨を倒すためではなく 柱たちを集めるための時間稼ぎではないかと思われます。 産屋敷の考えていた通りに、無惨が屋敷にやってきてその時に妻と子供が二人いることに気がつきます、 跡継ぎの男の子はいなかったので、どうして他の子供を巻き添えにしなくてはいけなかったのか、妻や子供は納得していたのだろうかと考えてしまいます。 たぶん無惨が狙っているのは、 産屋敷耀哉一人の命だと思います。 でも子孫を残さないように皆殺しにするかもしれませんね もし一人の命だけならば、産屋敷が一人でいて、無惨が来た時に自爆すればそれでよかったのだと思います。 それをわざわざ妻や子供のことを巻き込む人だとは思えないので、何か訳があったのではと思います。 無惨が現れた時、産屋敷一人だったとすれば、病気の産屋敷を一人置いて家族はなにをしているのだということになります。 それは、無惨がやってくることを産屋敷が察知していて、何らかの対策をしていると感づかれてしまいます。 そのことを避けるため、 妻と子供がいて、柱の護衛がないことを教え無惨に油断をさせたかったのです。 スポンサーリンク 【鬼滅の刃】お館様の心に残る名言 「 永遠というのは人の想いだ 人の想いこそが永遠であり、不滅なんだよ」 「 これを否定するためには、否定する側もそれ以上のものを差し出さなければならない」 「 十二鬼月を倒しておいで、そうしたら皆に認められる、炭治郎の言葉の重みが変わってくる」 「 わかるか、これは兆しだ。 運命が大きく変わり始める。 この波紋は広がってゆくだろう。 周囲を巻き込んで大きく揺らし、やがてはあの男のもとへ届く」 「 鬼舞辻無惨、お前は必ず私たちの代で倒す。 」 「 君は必ず自分を取り戻せる無一郎」 「 刀は振ってみたけれど、すぐに脈が狂ってしまって十回もできなかった。 叶うことなら私も君たちのように体一つで人の命を守れる 強い剣士になりたかった」 「 杓子定規にものを考えてはいけないよ無一郎。 確固たる自分を取り戻したとき、君はもっと強くなれる」 「 寂しくはないよ、私ももう長くは生きられない。 近いうちに杏寿郎やみんなのいる、黄泉の国へ行くだろうから」 「 君たちが捨て駒だとするならば、私も同じく捨て駒だ。 鬼殺隊を動かす駒の一つに過ぎない。 私が死んだとしても何も変わらない、私の代わりはすでにいる」 お館様の名言を集めてみました。 説得力のある力強い言葉がたくさんあります。 その中には、 優しく癒される言葉もあり、お館様の人柄が滲み出た発言が印象に残ります。 スポンサーリンク まとめ 鬼殺隊を束ね、鬼舞辻無惨を敵対している産屋敷家の97代目当主産屋敷耀哉。 わずか23歳で人生の幕を閉じてしまいました。 自らを囮にし、妻や子を道ずれにして…。 多分 生まれた時から、無惨を倒すことだけを考えて生きてきたのだと思います。 それなのにどうして穏やかで、思いやりのある人に育ったのでしょう。 柱たちが、屋敷が爆破されている音を聞き、屋敷に向かっている顔を見れば、どんなにお館様がみんなに好かれていたのかがよくわかると思います。 鬼舞辻無惨と同じ血筋だったのだけあり、お館様と無惨の顔はそっくりです。 苗字は違っていますが、無惨が改名している可能性がないわけではないので、きわめて近い血筋ではないかとも考えてしまいます。 年齢的にはとても離れているので、そんなことはないと思いますが。 無惨のために呪われていて、30歳までも生きられないなんて、生まれた時から寿命まで決められている…そう考えると無惨と対峙した時のお館様は、どうしてあんなに平静を保つことができたのだろうかと思ってしまいます。 人生をかけて、それだけのために生きてきたと言っても過言ではない敵とはなしているのです。 憎くてたまらないのではないのでしょうか。 それとも自分の仕掛けた罠に、ようやく自分から飛び込んできた。 あとは 自分の育ててきた可愛い鬼殺隊が、必ず仕留めてくれると気持ちが高揚していたのでしょうか。 本当は、無惨が倒されるところをこの目で見て、倒してくれた隊士たちをねぎらいたかったのだと思います。 もちろん妻や子供も道連れにしたかったはずはありません。 鬼殺隊が、無惨を倒しお館様に報告できますように。 鬼のいない世界が早く来ますように。

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#3 たんじろうと鬼神さま 其の参 神分祭

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十年に一度、時代の趨勢をかけて、二人の神様 お館様と無惨様 とその神使 柱と上弦 がバトルする祭に巻き込まれる炭治郎の話。 鬼も神使も神さまも、みんな炭治郎が大好きです。 …なんかこういう、神さま同士のバトルの結果でその年の運勢を占う、みたいな祭りの資料をどこかで見た気がしたんだが、思い出せない。 ご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。 気になって夜しか眠れないんだ。 明けと宵、白と黒、知恵と力、蛇と鬼等、二人の対比をこれでもかと盛り込んだ結果、不変を愛するはずの無惨様が、変化の象徴になってしまった…。 ーーーいいかい、炭治郎。 かつて、珍しく強い口調で、母は言った。 ーーー大晦日の夜は、決して外に出てはいけないよ。 ーーーどうして? ーーー神分祭があるからね。 それを見た人間には、バチが当たるのよ 炭治郎の住む里には、集落を挟んで、向かい合うように二つの神社が建っている。 日の出の方角、東にあるのが明けの宮。 日没の方角、西にあるのが宵の宮。 明けの宮は優しい守り神さまのお社で、境内には子供が遊び、お供え物もたくさん並べられているが、宵の宮の神さまは、人に災いをもたらす鬼神だと言われている。 そのため里の人間は誰も近づかず、境内も社殿も荒れ放題だったが、炭治郎だけは、同じ神様じゃないか、とひとりお供え物をし、境内や社殿の掃除をしていたので、人々はみんな首を傾げていた。 小走りで、宵の宮の鳥居をくぐる。 台座に座した狛犬の猗窩座が一瞬身構えたが、来たのが炭治郎だとわかると、興味なさそうに視線を外した。 「神さま!」 鈴を鳴らしてお辞儀をすれば、社殿の扉から無惨が顔を出す。 『何用か』 「年の瀬の挨拶に来た」 あまりにまっすぐな目をして言うので、無惨は苦笑した。 『まったく律儀な奴だな』 炭治郎は深々と頭を下げた。 「今年は誰も死なず、お腹いっぱい食べられた。 貴方のおかげだ。 本当にありがとう。 お世話になりました!!」 大声で叫んで、深々と頭を下げる。 「それじゃ!また来年!」 顔を上げ、くるりと向きを変えた途端、首の襟巻きを掴まれた。 「ぐえっ」 僅かに首を傾げた無惨が、瞬きもせずこちらを覗きこむ。 『たんじろう。 まさかそれだけで済ませる気か。 何か納めて帰れ』 「え、でも、もう銭は無いし、餅はお正月で食べるし…」 『モノでなくて良い。 そうだな、おまえ、笛は吹けるか』 聞かれた炭治郎はしゅんとしてうつむいた。 「…吹けない」 赤い双眸が一瞬残念そうに伏せられた。 『…そうか。 まぁ、そうだろうな。 そのような身分ではなさそうだ』 炭治郎はパッと顔を上げた。 「でも、舞いなら舞える!」 『ヒノカミ神楽だろう』 「知ってるのか」 『あれは日の神、明けの宮のための神楽だ。 不愉快だ』 顔をしかめてそう言われ、再び炭治郎はしゅんとする。 『…が、今は死ぬほど退屈なのでな。 特別に観てやってもいい』 「ほんとか!?」 『ああ。 だが、祭具が足りんな』 そう言って、無惨がいつもの扇を取り出した。 近くで見たのは初めてだったが、漆塗りに金箔を散らした見事な品だ。 無惨が扇を引っ張った。 炭治郎が見ている前で、扇は飴細工のように伸びて、黒い刀身の刀になった。 『そら、私のを貸してやる』 炭治郎は、渡されたものをしげしげと見た。 「太刀と…松明?」 『本来私の神楽で使うものだが、まあ良かろう』 無惨が指を鳴らすと、松明に火がついた。 『舞え』 頷いて、炭治郎は深く息を吸う。 ーーー父が舞っていたのも、正月近くのこんな日だった。 思い出すと哀しくて、父が居なくなってからは一度もやっていなかった。 けれどこれは、父が炭治郎だけに教えてくれた、大切な舞なのだ。 忘れてはいけない。 陽華突。 飛輪陽炎。 幻日虹。 日暈の龍 頭舞い。 記憶を呼び起こしながら、炭治郎は十二の型を次々に披露した。 柱にもたれて見物していた無惨が、ほう…とため息をつく。 『見事…』 炭治郎は、肩で息をしながら無惨を見上げた。 「ほ、ほんとうか?」 『ああ。 故に忌々しい』 「何でだ?」 『これほどのものが、明けの宮への捧げものだとは。 残念でならん』 「でもおれは今、貴方のために舞ったぞ」 炭治郎が言うと、宵の宮の神さまは目を細めた。 『ふふふ。 そうかそうか。 確かにな』 満足したのか、音もなく立ち上がり、くるりと背を向けて、社殿に戻っていく。 『たんじろう。 今宵は大月隠ぞ。 しっかり年ごもりしておけ』 「え?」 べべん、と琵琶の音。 意味を聞き返す前に、炭治郎は炭焼き小屋の中に戻されていた。 「おおつごもりに、としごもり…?」 薄暗い炭焼き小屋の中で、炭治郎は、自分の右手が何かを握りしめているのに気がついた。 「あっ!」 黒い刀身の太刀。 借りたまま返すのを忘れていた。 「大変だ…!」 空を見る。 冬の日暮れは早い。 もうすぐ夕飯だから、抜け出したら家族を心配させてしまう。 迷った末、炭治郎は、真夜中にこっそり返しに行くことに決めた。 山道をいくらも行かないうちに、低い太鼓の音が聞こえてきた。 宵の宮の鬼神さまが、いつかのように輿に乗って、百鬼夜行の行列をしているのだった。 列の真ん中に、黒い束帯姿の無惨がちらりと見えた。 「神さま!」 炭治郎は叫んだが、行列は炭治郎などそこに居ないかのように進んでいってしまう。 仕方なく後を追いかけて行くと、行列は山の麓の原っぱまで来て、ようやく止まった。 向かいには、明けの宮の鳥居が見える。 神さまも、明けの宮さまに挨拶に来たのかな 炭治郎は、神輿の前に走り出た。 「神さま、忘れ物だ!」 精一杯背伸びして、黒鞘の太刀を突き出す。 「大事なものなんだろう?」 無惨の紅い瞳が、ようやく炭治郎を見た。 『…御苦労』 神輿から降りた無惨が、刀をその場ですらりと抜き放つ。 松明の光を受けて、黒の刃に紅い光がゆらめいた。 『そこに膝まづけ。 せめて苦しまぬよう、一太刀で首を落としてやる』 「えっ…?」 冷たいにおいがあたりに満ちた。 神さまは本気だ。 でもどうして。 炭治郎は困惑して無惨を見上げた。 紅い瞳は氷のようだった。 『何を驚く。 神分祭の禁忌、忘れたわけではあるまい』 「でも…」 『崖から踏み出せば落ちるのと同じだ。 見た者は死ぬ。 当然の摂理だ』 「そんな」 『どうしたのかな?』 ふわりと、知らないにおいが香った。 冬の太陽のような、柔らかいけれど、凛としたにおい。 明けの宮から来た行列が側に居た。 声をかけてきたのは、神輿に乗った人物だ。 白い束帯に、銀箔をはいた白鞘の太刀を下げている。 村の守り手、明けの宮の神は、炭治郎と無惨を交互に見て、ふわりと微笑んだ。 『見た人間を生かしておけないのは、決まりだからね。 仕方ない。 でも、炭治郎は君の忘れ物を届けに来たんだろう?』 無惨は不愉快そうに眉を寄せた。 『口を挟むな。 おまえには関係ない』 『君のせいでここに来たのに、君がそれを罰するのは、道理に合わないんじゃないかな』 『黙れ産屋敷』 常人なら心臓が止まりそうな視線を受けても、明けの宮の神は穏やかに微笑んでいる。 『おいで、炭治郎。 私たちは君を傷つけない。 年が明けたら、きちんと家に帰そう』 炭治郎は困って無惨の顔を見た。 無惨は何も言わず、目も合わせない。 勝手にしろと言わんばかりだ。 でも、かすかな意地と強がりのにおいがしたので、側に居た。 『おや』 それを見た無惨が、勝ち誇ったように笑った。 『見たか産屋敷。 人の子が、自らの意思で私についたぞ』 『ではその子を許してやるかい?』 無惨の顔から笑みが消えた。 『…それとこれとは話が別だ』 すると今度は宵の宮の神使達が、無惨の前に進み出て、ひざまづいた。 『この者、竃門炭治郎は、雨の日も雪の日も、毎日参拝を欠かさなかった』 『本殿を掃除していたわね』 『弟妹の面倒もよく見ているしなぁ』 『壺も磨いてくれた』 『乞食に身をやつしたわしに、握り飯をくれた』 『礼儀をわきまえている』 『…そんなわけで、いかがでしょう、無惨様』 神使達が、一斉に平伏する。 『我ら一同、たんじろうの助命を願い奉る』 珍しく一体感を見せた神使達を、無惨は底冷えする目で睨んだ。 『黙れ。 貴様らの意見など聞いていない』 雷のような怒りに打たれ、神使達が身体を縮こまらせる。 彼らの持っていた覇気が、一気に萎んでしまったように見えた。 『…が、戦を前に、いたずらに士気を下げるのも具合が悪い。 よって許す。 恩情に感謝しろ』 不機嫌そうに言って、無惨は刀を鞘に納めた。 固まったままの炭治郎に、神使達がわらわらと駆け寄ってきた。 『良かったわねたんじろう。 こっちにおいで』 『今から神分祭だからなぁ。 後ろに隠れて、絶対に前に出るんじゃねぇぞ』 『人の身で神同士の戦いが見られるなんて滅多にないんだぜ』 抱きつかれ、助け起こされ、ばんばん背中を叩かれる。 頭がくらくらした。 「神分祭って、なんなんだ?」 『…口を閉じろ…始まるぞ』 黒死牟の六つ目が原っぱを見据える。 平原の向こう側に並んだ明けの宮の行列から、人影が進み出てくる。 星ひとつない空の下、先頭に立った男が、声を張り上げた。 炎のたてがみをもつ獅子のような男だった。 『彼らは鬼だ。 法を壊し、人心を乱す。 お館様こそ、この地を治めるにふさわしい』 赤毛の修羅のような猗窩座が進み出て、負けじと声を張り上げる。 『奴らは蛇だ。 大義をふりかざし、人を縛る。 我らの無惨様こそ、この地を統べるにふさわしい』 武士の名乗りのような問答は続く。 次に口を開いたのは、目元に派手な刺青をいれた男だった。 『我らは和魂。 先祖の想いを受け継ぎ、守り伝えるのが我らの務め』 それに応えて、堕姫と妓夫太郎が口を開く。 『あたしたちが勝つと、時代が変わる』 『俺たちは想いを断ち切り、古いしきたりを壊す手伝いをするのさ』 『想いもしきたりも、錆びて古くなる。 人間を縛る呪いになる』 『呪いに縛られた生き物は、淀み、停滞し、滅びるのさ』 『継承か?』 『革新か?』 『『時代を決める、神分祭をはじめよう!!』』 山の上から、太鼓の音が響き渡った。 互いの社を背に、白い束帯と黒い束帯が睨み合う。 表情や雰囲気は異なるものの、二人の神は、双子のように瓜二つの顔をしていた。 『鬼舞辻…』 『産屋敷…』 『いざいざ尋常に勝負』 『いでいで命をとらん』 戦いが始まった途端、手に手に武器を振りかざし、無惨陣営のほとんど全員が、稲妻のような速さで飛び出していった。 始めにぶつかったのは、先頭の獅子と狛犬だ。 赤い刃と、鋭い拳が火花を散らす。 『邪魔をするな!』 『そう言うな。 もっと技を出して見せろ』 『初対面だが俺はすでに君のことが嫌いだ』 『10年前にも戦ったぞ杏寿郎。 忘れたのか?』 『いや全く記憶にないな!』 『ならば思い出すまで戦おう!』 黒死牟は一度に三人を相手取り、目で追えない程の鍔迫り合いを繰り広げていた。 『10年ぶりか…少しは…腕を上げたか?』 『その上から目線やめてくれる?』 『テメェの身体で試してやろうかァ?』 『貴様をここで止める。 それが、我々の役目だ』 『ならばもはや言葉は不要…刃で語るのみぞ!』 あちこちで飛び散る火花を眺め、後方の童磨はやれやれと肩を竦めた。 『いやはや、うちは血の気が多い奴ばっかりで困るな。 もう少し戦略ってものを考えないと』 頭上できらりと何かが光った。 『おっと』 軌跡が見えなかった程の流星の一撃を、童磨の扇が受け止めた。 『皆さん、馬鹿で助かります。 首領の周りがガラ空きですからね』 『しのぶちゃん!!』 目を輝かせて抱きつこうとした童磨を、女剣士はひらりとかわす。 『どうして逃げるんだい?俺と永遠を生きよう!』 『とっとと地獄に落ちろ!』 ひらひら舞う蝶を追いかけて、たちまち童磨も戦線に飛び出して行った。 『…ああ恐ろしい、恐ろしい…』 ひとり残って震えていた老人も、 『半天狗。 撹乱しろ』 無惨に言われ、泣きながら戦場に飛び込んでいった。 無惨は完全にひとりになった。 「だ、大丈夫なのか?」 『忌々しいが、戦略眼は産屋敷の方が上だ。 だが、個々の力はこちらが上。 策を巡らす間も無く蹴散らしてくれる』 が、間も無く戦況は膠着した。 無惨の言う通り、力や能力は宵の宮の神使たちが上だが、揃いの服を着た明けの宮の神使の方が人数が多く、統率もとれている。 自陣に突っ込んできた者たちを一対一で押しとどめ、機動力のある半天狗を攻撃範囲の広い剣士で牽制し、最も強い黒死牟は三人で囲い込む。 結果、宵の宮の神使たちは前へ進めず、誰も明けの宮の産屋敷までたどり着けなかった。 『…もういい』 つぶやいて、無惨が立ち上がる。 『誰も彼も役立たずだ。 だが産屋敷、おまえは必ず、私が殺す』 瞬間、無惨の姿が搔き消えた。 広大な戦場を一瞬で飛び越え、明けの宮の神の首に迫る。 が、振り下ろされた無惨の刃は、相手の白く輝く刀に弾き返された。 『ぐッ…!?』 素早く体勢を立て直した無惨が猛然と打ちかかるが、どういうわけか、どれだけ打ち込んでもすべて捌かれてしまう。 無惨の顔からみるみる余裕が無くなった。 『産、屋敷イィ!』 『ダメだよ、無惨』 紫電一閃。 強烈なカウンター攻撃をモロに喰らい、無惨の身体が吹き飛ばされ、炭治郎の隣まで転がってきた。 「神さま!」 『なまじ力があるせいかな。 肝心なところで詰めが甘いのは君の悪い癖だ』 『…』 低い唸り声が空気を震わせた。 にわかに炭治郎の首のあたりがそそけ立った。 においが、変だ…!? 冷たくも澄み切った、静かな夜のにおいが、血と肉の腐臭に変わる。 威嚇するように剥き出した牙がさらに伸び、地面を掴む爪も鋭さを増す。 腰まで流れ落ちた白い髪の下で、赤い双眸が、禍々しい光を放ち始めた。 ゆっくりと立ち上がった無惨はとうとう刀を投げ捨て、凄まじい形相で爪をふりかざした。 『いけないな』 苦笑した明けの宮の神が、静かに太刀を構えた。 『心まで鬼の君は、神にはなれない。 これ以上の醜態を晒す前に、私が斬る』 一瞬で距離を詰めた産屋敷が、刃を振り上げる。 「ダメだ!」 炭治郎は手を広げ、二人の間に弾丸のように滑り込んだ。 『!』 白装束の神が、とっさに刃を止めようとするが間に合わない。 斬撃が炭治郎の頭を切り裂く寸前、結界のようなものが、刃を弾き返した。 その隙を突いて、無惨の爪が、産屋敷の胸を貫いた。 『ッ…!』 『勝負、あったな、産屋敷…!』 返り血を浴びた無惨が、牙を剥いて大笑いする。 『無惨…』 口から血を零した明けの宮の神が、かすれ声で囁いた。 『負け惜しみか?構わんぞ言ってみろ』 『氏子の前で、そんな禍々しい姿を見せるものじゃないよ…』 『…』 真顔になった無惨の牙がみるみる縮み、髪の色が元に戻ってゆく。 『…案外、素直だね君は…』 無惨は一瞬ムッとしたが、すぐにニヤリと笑みを浮かべた。 『…ひとつ言っておくがな産屋敷。 私が最初にたんじろうに会ったのは、あの姿でだぞ』 明けの宮の神が目を見開いた。 宵の宮の神は満足そうに目を細めた。 『さて、勝負は決した。 祭りは終わりだ』 無惨が腕を引き抜く。 人間なら死に至るはずの傷は、みるみるうちに跡形もなく塞がった。 産屋敷が、血塗れになった束帯を見てため息をつく。 『…ひどいな。 大事な装束が汚れてしまった』 『白なぞ着ているからだ馬鹿め』 『それは先代に…いや初代かな。 に言ってくれ』 二人は何事も無かったかのように刀を収め、へたりこむ炭治郎を振り返る。 炭治郎は飛び上がった。 「ご、ごめんなさい!おれが邪魔したせいで」 色をなくして震えている炭治郎に、明けの宮の神は優しく微笑んだ。 『いや、偶然も含めて、神分祭の結果だ。 私の負けだよ。 炭治郎は怪我はないかい?』 「はい、ありません。 大丈夫です!」 『さて、勝負は決した。 みんな、帰っておいで』 神の一声で、たちまち明けの宮の神使達が集結する。 一列に並んで、膝をついた。 『皆、よく聞きなさい。 次の十年は、戦乱の時代になるだろう』 神使達の間に動揺が広がった。 『お館さま…つまり…』 『え、え、負けちゃったの?』 『納得しかねる!』 『なんらかの不正があったんじゃないかね?』 『無念だ…』 うなだれる神使達の後ろから、場違いなほど陽気な声が響いた。 『おやあ無惨様。 その様子ですと、今回も勝ちましたか?おめでとうございます』 戦う相手が居なくなったので、宵の宮の神使達も戻ってきたらしい。 『良い戦いだった…』 『まだ戦い足りないがな』 『華麗なる芸術の勝利ですな』 『弱いのはそっちの方だったわね。 ざまあみろ』 『仕方ない。 主の差だよ。 やっぱり主が弱いと辛いよねぇ』 ケラケラ笑いながら言った童磨の言葉に、明けの宮の神使達の殺気が膨れ上がった。 『…お館様への侮辱は許さないよ』 『何で?本当のことだろ。 力で勝てないから、小賢しい策で戦うんでしょ』 『…場末の社がァ』 誰かが吐き捨て、宵の宮の神使達も青筋を立てて腰を浮かせた。 『何だと?』 『単なる事実だろうがァ。 こんな厄災が、何故お館様と同じ社持ちなんだ。 理解できねェぜ』 『ならばもう一戦やるか…』 『望むところだ!!』 神使達が再び刀の柄に手をかける。 『退がれ』 『やめなさい』 一触即発の空気が、水を打ったように静まり返った。 『勝ったのはこちらだ。 世にまつろわぬ我らを、忌子よ鬼よと蔑んできた奴らの時代は終わりだ。 くだらん騒ぎで末日を汚すな』 『…はい、無惨様』 神妙な表情でうなずいて、宵の宮の神使達は平伏した。 『これは神事だ。 やり直しはきかない。 大事なのは、これから先どうするか』 主の言葉に、明けの宮の神使達は黙って聴き入った。 『変化の時代は、世が乱れる。 今までの価値観、道徳がひっくり返る。 小さな幸せを理不尽に奪われ、追い込まれる者も大勢出るだろう。 …君たちがそうだったように』 うなだれた神使達が唇を噛んだ。 『だから私たちは、逆境に耐える人間達を鼓舞し、絶望のあまり道を外れることのないよう見守らなくてはならない。 いいね』 『はい、お館様』 『良い返事だ。 では、帰ろうか』 明けの宮の神使達が立ち上がった。 松明を灯し、神輿を拭き清め、鈴飾りを取り付ける。 てきぱきと準備を進めるその背中に、堕姫が声をかける。 『次こそはバラバラにしてやるから』 派手な刺青の男が振り向いた。 『こっちの台詞だ。 首を洗って待ってやがれ』 『せいぜい腕を磨いておくんだなぁ、クソ剣士!』 『おう、楽しみにしとけ馬鹿兄妹!』 野次を飛ばし合う三人の間に、蝶の羽織が割って入った。 『宇随さん、行きますよ。 お館様がお待ちです』 やんわりと言った女剣士に、童磨が満面の笑みで手を振った。 『しのぶちゃん、今度そっちに遊びに行くからね〜!』 女剣士がキッと振り向いた。 『来なくていいので速やかに死んでください』 『残念。 もう死んでるよ』 『じゃあ消えてください』 『ええ〜、つれないなぁ。 悲しいなぁ』 ニコニコ笑いながら言って、童磨が炭治郎を振り返る。 『しょうがない。 それじゃ、俺たちも帰るかな。 たんじろう、神輿を担ぐのを手伝ってくれ』 『え、おれが担いでもいいのか?』 『俺がやったら八つ裂きだけど、たんじろうなら無惨様も文句ないだろ』 炭治郎は息を呑んでうなずいた。 『が、頑張ります』 宵の宮の神使達が、慌ただしく準備に取り掛かる。 先に神輿を運んできた明けの宮の神使達が、一列に並んで膝をついた。 『お館様、帰還の準備が整いました』 『ありがとう、実弥』 神輿に近づき、産屋敷は微かにため息をついて振り返った。 『まさか連続で負けてしまうとはね…』 『時代が大きく動くということだろうよ』 ぶっきらぼうに無惨が答える。 産屋敷は苦笑した。 『ここ最近は負けっぱなしだな』 『ふん、江戸の頃はずっと貴様が勝っていたではないか』 『やはり時代かな。 死人が出なければいいが』 『無理だな。 時代が動くのだぞ』 『炭治郎。 あの子は良い子だね』 『ああ』 『死んでほしくないな』 無惨がじろりと産屋敷を見た。 『肩入れする気か、輝哉』 『知ってるだろう、無惨。 私は村の小さな土地神に過ぎない。 だから、少しなら、特別扱いをしてもいいんだ』 『ダメだ』 『おや』 『あれは私の氏子だ』 産屋敷はまじまじと無惨を見た。 『ずいぶん懇意にしているんだね。 腕にしているあの組紐もあげたのかな』 『おまえには関係ない』 『ふふ。 わかったよ』 小さく笑って、産屋敷は神輿に乗り込んだ。 御簾を上げて、無惨を見下ろす。 『ではまた、十年後』 無惨は嫌そうに顔をしかめて、虫でも追い払うように手を振った。 『十年などすぐだ。 さっさと去ね』 きん、と大気が澄み切る。 空気はもう、正月のにおいだ。 ふと無惨が空に目をやった。 神使達も作業の手を止め、顔を上げる。 炭治郎も空を見上げた。 地平線の彼方から差し込む金色の光。 「初日の出だ…」 新年最初の太陽。 新しい時代が、始まるのだ。

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お やかた さま きめ つ

おしながき• 初登場 お館様が最初に姿を現したのは、コミックス2巻、炭治郎たちが最終選別を通過した際、鴉の伝令でそれを聞いたときでした。 最終選別を通過したのは4人だったはずですが、ここでお館様は「5人」と言っています。 ここには伊之助も含まれていたようです。 義勇としのぶに十二鬼月の討伐を命じたときは、顔の下半分までが登場しています。 お館様は、鬼殺隊の剣士のことを「こども」と呼びました。 そして、実質の初登場となるのは、コミックス6巻、柱合会議のときでした。 炭治郎と実弥が争っている中、彼は現れました。 額から目にかけて病気のような痣があり、すでに目は失明しているようです。 お館様の前では、気性の荒い実弥や、何事にも無関心の無一郎ですら、ひざまずいています。 能力 お館様の能力の一つに、「f分の1ゆらぎ」というものがあります。 彼の声音・動作の律動は、話す相手を心地よくさせるそうです。 これには動作も含まれていることから、単純に声だけの性質というわけではなく、彼の全てが人に影響を与えているのだと思います。 大衆を動かす力を持つ者は、この力を備えていることが多いと言います。 ただ、この能力だけで鬼殺隊をまとめているワケではありません。 一番は、やはりお館様が人格者だということです。 それは、作中の行動や立ち振る舞いからも、察することができます。 杏寿郎 杏寿郎の訃報を受けたお館様。 200人の乗客を守り切った杏寿郎を、お館様は凄い子だと認めました。 そして、杏寿郎が亡くなったことを「寂しくない」と言います。 自分が長くないことを知っているお館様は、杏寿郎たちのいる黄泉の国へ行き、そこで再び会えると信じています。 天元 まだ、痣が少ない頃のお話。 天元の生き方が辛いものであると、お館様は知っています。 天元は、幼少期から忍としての価値観を父に叩き込まれてきました。 幼少期に形成された価値観というのは、そんな簡単に変わるものではありません。 そして、その価値観を否定しながら戦う天元を、お館様は認めています。 天元は鬼殺隊に入り、矛盾や葛藤という人間らしさを感じることができました。 その環境を作ってくれたお館様に対し、天元は感謝しています。 病状 天元や炭治郎たちが、上弦を倒したことを知るお館様。 お館様は、生きている間に時代の変化を感じることができました。 炭治郎や禰豆子、善逸・伊之助がいなければ、堕姫と妓夫太郎は倒せていなかったでしょう。 お館様が禰豆子を生かした判断は、正解だったと証明されました。 柱合会議では目の辺りまでだった痣は、口元、首や手にまで広がり、病状はかなり悪化している様子です。 それでも、お館様は嬉しかったでしょう。 100年変わらなかった状況が変わった瞬間。 その波紋は広がり、鬼舞辻の首まで届く。 そうお館様は確信しています。 無一郎 無一郎が鬼に襲われ負傷した時、それを救ったのはお館様の妻であるあまねと、その子供達でした。 無一郎は日の呼吸の剣士の末裔だという事もあり、お館様にスカウトされていました。 体が悪いお館様に代わり、スカウトを行っていたのがあまねです。 あまねは、無一郎の家にずっと通い続けていたそうです。 そこでたまたま、負傷している無一郎たちを発見したのでしょう。 そして、無一郎は治療を受け何とか回復し、柱まで上り詰めています。 「杓子定規に物を考えてはいけないよ」 お館様は無一郎にそう言いました。 杓子定規という言葉は、謝った基準で物事を判断し、融通がきかない様を表す言葉です。 そして、お館様は信じていました。 無一郎が記憶を取り戻し、真に強くなることを。 蜜璃 蜜璃は、怪力・大食い・髪色が原因で、見合いが破談になったことがあります。 そのときから髪を黒く染め、怪力や大食いということを隠すようになりました。 そうすることで、結婚したいと言う男が現れます。 しかし、蜜璃はずっと疑問を感じていました。 本当の自分を隠して生きるということに。 そして、鬼殺隊に入ることを決めました。 そこでお館様は蜜璃のことを、 「神様から特別に愛された人」 と称しています。 本当の自分を認めてもらえた蜜璃は、お館様と鬼殺隊という場所によって救われました。 末期 お館様の病状は、柱合会議に出られないほど悪化していました。 そして、今後皆の前に姿を現すことができなくなってしまったと、あまねは言いました。 ここが実質、柱達とお館様の別れ。 あとは死が待っています。 そして、お館様の使いである鴉が、珠世の元を訪れました。 この鴉は、ずっと珠世を探していたようです。 珠世を見つけた頃にはお館様の病状は悪化。 お館様は動けなくなっています。 お館様の使いは、鬼舞辻無惨を倒すため協力してほしいと、珠世に言いました。 行冥 悲鳴嶼行冥は、過去にお館様に命を救われています。 人殺しという罪を着せられ処刑されそうだったところを、お館様によって救い出されました。 お館様は行冥を見て、人殺しをするような人間ではないということを、感じ取ったのだと思います。 この頃のお館様は14歳。 まだ顔の痣はありません。 行冥はこのとき18歳です。 「あの方はいつも、その時人が欲しくてやまない言葉を、かけてくださる人だった」 行冥はそう言いました。 「君は人殺しではない」 そうお館様に言われた行冥は、心底救われた気持ちになったでしょう。 そして、お館様は死ぬ間際、自分を囮にして無惨の頸を取ってほしいと行冥に頼みました。 「5日以内に無惨が来る」 お館様には、特殊な声やカリスマ性に加え、先見の明と言われる力がありました。 そしてそれは的中し、お館様の前に無惨が現れます。 無惨 お館様の予想通り、突如屋敷に現れた無惨。 二人はこれが初対面です。 お館様は、無惨のことを同じ血筋だと言いました。 それはずっと過去のお話。 元を辿れば同じ血筋だということです。 この血筋に関することなのですが、16巻掲載のボツになった扉絵から、過去に無惨とお館様の先祖は双子だったのではないかと、私は予想しています。 そして、無惨を生みだしてしまったことが、産屋敷一族の呪いの元凶であることも、お館様は語っています。 この時、お館様との話の途中で、無惨は奇妙な感覚を覚えています。 長年の敵である一族を目の前にして、憎しみの感情が湧かず、安堵感まで感じています。 これもお館様の声によるモノなのでしょうか。 お館様は、無惨が不滅を夢見ていることを言い当て、本当の不滅・永遠とは何か語りました。 「永遠というのは人の想い」 そうお館様は言いました。 確かに、大切な命を奪った者を許さないという想いを受け継ぎ、鬼殺隊は千年続いてきました。 そして、無惨は誰にも許されることなく虎の尾を踏み、龍の逆鱗に触れているとお館様は言いました。 それは柱達や炭治郎、その他の隊士も含む、無惨が生みだした鬼によって家族や友を殺された者たちのことです。 お館様は、人の想いこそ永遠であると信じています。 そして、それは自分が死んだところで消えはしない。 そう信じています。 無惨にはそれが無い。 お館様は見抜いています。 無惨には、想いで繋がっている者はいません。 「無惨が死ねば全ての鬼が滅ぶ」 お館様はそうも言っています。 無惨の反応からして、それは当たっているのでしょう。 そして最後にお館様は、 「ありがとう、無惨」 と言いました。 最後まで話を聞いてくれた事に対してです。 無惨が殺そうと思えば、すぐに全員殺せていたでしょう。 しかし、何故か無惨はそれをせず、話を最後まで聞きました。 それはお館様の声によるものなのか、もしくは、同じ血筋という事から何かを感じていたのか。 その「どちらも」だったのかもしれません。 最期 お館様の最期。 それは、大量に仕込まれた爆薬で、家族もろとも吹き飛ばすというものでした。 これには無惨も驚いています。 深手を負う無惨ですが、すぐに回復していきます。 しかし、これは無惨を倒すための自爆ではありませんでした。 この後の珠世・行冥の攻撃に繋げるお館様の、自身を使った囮作戦だったのです。 その想いを繋ぎ、珠世・行冥が攻撃を仕掛けます。 それぞれの想い お館様の元へ向かっていた柱と炭治郎。 途中で爆発が起きてしまいます。 この時だけはいつも冷静な小芭内すらも、動揺の色を隠せていません。 そして、それぞれが技を繰り出そうとした瞬間、全員無限城に落とされてしまいました。 この中で、お館様の死を特に悲しんでいたのは、無一郎・行冥・実弥でした。 実弥は涙を流しています。 鬼殺隊のみんなが、お館様を慕っていました。 悲しいことではありますが、隊士たちは前に進まなければなりません。 それが、お館様への弔い。 想いを繋ぐという事になります。 まとめ的なもの 産屋敷耀哉。 享年23歳。 最高の男でした。 お館様は、病の進行により動けなくなるまで、無くなった隊士の墓参りを一日も欠かさなかったそうです。 お館様と共に命をかけた、あまねや子供達もまた、素晴らしい人でした。 お館様の代で、100年変わらなかった状況を変えることができた。 それがせめてもの救い。 お館様にはまだ3人の子供が残されていますので、その子供達もお館様の想いを継いでいくことでしょう。 以上、産屋敷耀哉こと、お館様についてでした!.

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