シャーロック アン トール ド ストーリーズ。 シャーロック アントールドストーリーズの意味や由来は?元ネタやモデルは?

月9ドラマ『シャーロック アントールド ストーリーズ』について

シャーロック アン トール ド ストーリーズ

21世紀の現代に活躍するシャーロック・ホームズとジョン・ワトスン という作品は、いくつか作られてきました。 日本ではで第6シーズンまで放映されているほか、やDlifeなどでもそれ以前のシーズンが放送されています。 ルーシー・リューさんが演じる 女性の(ジョーン・)ワトソンが特徴的な本作では、シャーロック・ホームズはジョニー・リー・ミラーさんが演じられています。 日本でも、2018年に 「ミス・シャーロック」という作品が Huluで配信されました。 その後、でも放送されています。 これは、物語の舞台を現代の東京に移して、 シャーロック・ホームズ役も女性(竹内結子さんが「シャーロック」を演じる)、ワトスン役の橘和都は貫地谷しほりさんが演じるというものでした。 いずれも、DVD-BOXが発売されています。 二番煎じ…いや、三番煎じ?! と、最初に月9で 「シャーロック」のドラマを放送すると聞いたときに思ったのですが、この作品には 前述の作品とは違った着眼点があったのでした。 「語られざる事件」:バターとパセリ 10月8日に放送された第1話。 ディーン・フジオカさんがシャーロック・ホームズ役で誉獅子雄という人物を演じ、岩田剛典さんがワトスン役で若宮潤一という人物を演じ、その出逢いとなる事件が描かれていました。 その事件を解く鍵の一つとなったのは、被害者の胃の中に 「バターとパセリ」しかなかったことでした。 劇中、若宮の家に押しかけてきた獅子雄が、(勝手に)バターの上にパセリをのせて観察するシーンもありました。 このバターとパセリ。 その秘密は、本作の2分Ver. のティザー映像にありました。 (映像公開終了) 本作では、 コナン・ドイルの原作にキーワードとして登場しながら、その全容が語られることのなかった数々の事件、つまり 「語られざる事件」を映像化しているとのこと。 ティザー映像には、次の5つの事件名が表記されています。 Amazonの情報を掲載しています このうち、 「バターとパセリ」がキーワードとなっている事件は、 「アバネティ家の恐ろしい出来事」。 これは、短編集 『シャーロック・ホームズの生還』所収 「六つのナポレオン像」という短編に、 (前略)ぼくの手がけた第一級の事件のなかには、最初はまるでつまらないままおしまいになりそうだった事件がいくつもあるわけだし、どんなに些細なことだってそうそう取るに足りないとは言えない気がするよ。 あのアバーネティ家の恐ろしい事件にぼくがそもそも気づいたのは、暑い日にパセリがバターの中に沈んでいく深さのせいだったわけだからね。 覚えてるだろ、ワトスン。 (後略) 日暮雅通 訳(光文社文庫)より抜粋 という文章があり、今回のドラマはここに書かれている事件名に着想を得て、内容を膨らませて描いたわけです。 (蛇足ですが、今回のお話に登場する「赤羽家」は、「アバネティ家」が由来なのでしょう。 ) 今回の 「シャーロック」の脚本家は、井上由美子さん。 いろいろヒット作を生み出している脚本家さんですが、個人的に面白く見た作品はNHK 「大河ドラマ 北条時宗」、2003年版のフジテレビ 「白い巨塔」(唐沢寿明さん主演)、の 「パンドラ」シリーズなどでしょうか。 他の 「語られざる事件」についても、どのように料理しているのか楽しみです。 「語られざる事件」の創作 無数にあるパロディ&パスティーシュ もっとも、1エピソードのみであれば、英国BBC版の 「SHERLOCK/シャーロック」にも語られざる事件の事件名を元にして制作されたエピソードがあります。 それは、日本では劇場公開された 『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』です。 コナン・ドイル以外の手によるホームズ物語は(ホームズを茶化した「パロディ」と、極力ドイルの筆致を真似た「パスティーシュ」に二分できますが)、古今東西、数多くの作品があり、語られざる事件を題材にした作品も無数にあります。 優れたホームズ贋作アンソロジーは他にもありますが、 『シャーロック・ホームズの栄冠』は 2019年現在品切れしておらず、お手軽に入手できるのでお薦めです。 Amazonの情報を掲載しています ヴィクトリア朝時代のホームズを描いた、真作に迫る「語られざる事件」の創作 「語られざる事件」の創作物の中でも、原作のシャーロック・ホームズが活躍していた 19世紀ヴィクトリア朝時代に舞台を設定して、 ( 『忌まわしき花嫁』は一応、ヴィクトリア朝時代が舞台でしたが、) コナン・ドイルの筆致を真似た 「語られざる事件」の パスティーシュのみで構成された正統派の短編集、となると、難易度がグッと上がるため作品数がそれほど多くなくなりますが、私の大好きな作品群の一つです。 その 代表的な作品集は以下の通り。 シャーロック・ホームズの功績;アドリアン・コナン・ドイル&ジョン・D・カー、大久保康雄 訳(ハヤカワ・ミステリ) シャーロック・ホームズの秘密ファイル;ジューン・トムスン、押田由紀 訳(創元推理文庫) 前者は、コナン・ドイルの次男アドリアンと密室ミステリの巨匠ディクスン・カーの合作による、 12編からなる短編集。 うち後半の6編はアドリアン単独執筆のようですが、すべて語られざる事件を元にしています。 私が初めて買ったポケミスでもあります。 後者は、第一短編集のみ挙げましたが、その後もシリーズは続き、、、と翻訳されています。 さらに現在に至るまでシリーズは続いているようですが、それ以降は未訳です。 各7編ずつ収められています。 ワトスンの未発表原稿は戦火で消失してしまったが、遺された筆写の内容がワトスン家の縁者によって公表される…という設定で、「本物らしさ」を随所に発揮しておりワクワクする作品集ですが、「なぜこの事件が 『語られざる事件』、すなわち未発表原稿となったのか」という点を重視する傾向があるため、時にはカタルシスのない暗い事件もあったりします。 以上の作品集は現在いずれも品切れ中なのが残念です。。。 他にも、日本人の手による作品集もあります。 2018年に文庫化されました。 コナン・ドイルならこういうテイストでは書かないであろう、という作品もありましたが、そこに作者の北原さんらしさが表れている気がしました。 「語られざる事件」の正統派パスティーシュとして、英訳して逆輸出しても面白いのでは、と思いました。 『シャーロック・ホームズの蒐集』、今ならこのドラマ 「シャーロック:アントールド ストーリーズ」帯が付いているようですよ。 (帯なので、通販で購入した場合に必ず付いている保証はありません。 ) 月9ドラマ『シャーロック』の放映に合わせて、 北原尚彦『シャーロック・ホームズの蒐集』 についてもドラマ幅広帯にして出荷を開始しました。 名探偵の「語られざる事件」を作品化した、まさしく「アントールドストーリーズ」です。 — 東京創元社 tokyosogensha 終わりに;「シャーロック」はアントールド・ストーリーズ 再び 「シャーロック」の第1話に戻って、第1話の最後にワトスン役の若宮が記録を残すことにした経緯が描かれましたが、この「記録」は通常時は公開されない代物のようです。 つまり、 アントールド・ストーリーズ、 「語られざる事件」であり、今回のドラマ化は (少なくとも第1話のみで判断すれば、)その点を重視して制作されているようです。 これから、どういう風に新たな 「シャーロック」が描かれるのか、注目していきたいと思います。 参考図書 北原尚彦 監修, (宝島社) 追記 日本シャーロック・ホームズ・クラブ(JSHC)の月例会の公式アカウントである JSHC月例会さんもTwitterで、「アントールドストーリーズ」についてご説明されていました。 この記事では書かれていないことについても多くご紹介されていますので、こちらの一連のツイートもご参照ください。 すでに多くの方が書かれているので、蛇足の蛇足で大変恐縮なのですが、 の「アントールドストーリーズ」について一寸だけ。 ホームズ物語には、事件名だけ出てきて、どんな内容か分からない事件が沢山登場します。 シャーロッキアンこれらの事件を「語られざる事件」と呼んでいます。 — JSHC月例会 JSHCGETSUREIKAI なお、この秋に放送中のもう一つの「シャーロック」はこちら。

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ドラマ「シャーロック」考察 守谷(モリアーティー)は江藤礼二でしょう

シャーロック アン トール ド ストーリーズ

江藤礼二が守谷である理由 第3話で、守谷の存在がクローズアップされました。 これは、原作シャーロックホームズに出てくる敵役のモリアーティーをもじった名前ですが、いまのところ該当する人物は登場していないように思われます。 しかし、以下の2点から江藤が守谷の可能性を示唆しているような感じもします。 市川の言葉 第3話で、市川が取り調べを受けている時にこんなことを言っています。 「警察なんて、上に行く事しか考えていない奴と、背を向けて愚痴を言っている奴しかいない。 でも守谷は違う」。 守谷を語る時に、なぜか警察を引き合いに出しています。 つまり、守谷は警察関係者なのではないでしょうか。 モリアーティー=もりやえとう 単純に名前のゴロですが、「モリアーティー」と「もりやえとう」、響きは似ているかと思います。 守谷役に新たにキャストを立てるより、江藤が守谷だったほうが面白さがあるような感じがします。

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ドラマ「シャーロック」考察 守谷(モリアーティー)は江藤礼二でしょう

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21世紀の現代に活躍するシャーロック・ホームズとジョン・ワトスン という作品は、いくつか作られてきました。 日本ではで第6シーズンまで放映されているほか、やDlifeなどでもそれ以前のシーズンが放送されています。 ルーシー・リューさんが演じる 女性の(ジョーン・)ワトソンが特徴的な本作では、シャーロック・ホームズはジョニー・リー・ミラーさんが演じられています。 日本でも、2018年に 「ミス・シャーロック」という作品が Huluで配信されました。 その後、でも放送されています。 これは、物語の舞台を現代の東京に移して、 シャーロック・ホームズ役も女性(竹内結子さんが「シャーロック」を演じる)、ワトスン役の橘和都は貫地谷しほりさんが演じるというものでした。 いずれも、DVD-BOXが発売されています。 二番煎じ…いや、三番煎じ?! と、最初に月9で 「シャーロック」のドラマを放送すると聞いたときに思ったのですが、この作品には 前述の作品とは違った着眼点があったのでした。 「語られざる事件」:バターとパセリ 10月8日に放送された第1話。 ディーン・フジオカさんがシャーロック・ホームズ役で誉獅子雄という人物を演じ、岩田剛典さんがワトスン役で若宮潤一という人物を演じ、その出逢いとなる事件が描かれていました。 その事件を解く鍵の一つとなったのは、被害者の胃の中に 「バターとパセリ」しかなかったことでした。 劇中、若宮の家に押しかけてきた獅子雄が、(勝手に)バターの上にパセリをのせて観察するシーンもありました。 このバターとパセリ。 その秘密は、本作の2分Ver. のティザー映像にありました。 (映像公開終了) 本作では、 コナン・ドイルの原作にキーワードとして登場しながら、その全容が語られることのなかった数々の事件、つまり 「語られざる事件」を映像化しているとのこと。 ティザー映像には、次の5つの事件名が表記されています。 Amazonの情報を掲載しています このうち、 「バターとパセリ」がキーワードとなっている事件は、 「アバネティ家の恐ろしい出来事」。 これは、短編集 『シャーロック・ホームズの生還』所収 「六つのナポレオン像」という短編に、 (前略)ぼくの手がけた第一級の事件のなかには、最初はまるでつまらないままおしまいになりそうだった事件がいくつもあるわけだし、どんなに些細なことだってそうそう取るに足りないとは言えない気がするよ。 あのアバーネティ家の恐ろしい事件にぼくがそもそも気づいたのは、暑い日にパセリがバターの中に沈んでいく深さのせいだったわけだからね。 覚えてるだろ、ワトスン。 (後略) 日暮雅通 訳(光文社文庫)より抜粋 という文章があり、今回のドラマはここに書かれている事件名に着想を得て、内容を膨らませて描いたわけです。 (蛇足ですが、今回のお話に登場する「赤羽家」は、「アバネティ家」が由来なのでしょう。 ) 今回の 「シャーロック」の脚本家は、井上由美子さん。 いろいろヒット作を生み出している脚本家さんですが、個人的に面白く見た作品はNHK 「大河ドラマ 北条時宗」、2003年版のフジテレビ 「白い巨塔」(唐沢寿明さん主演)、の 「パンドラ」シリーズなどでしょうか。 他の 「語られざる事件」についても、どのように料理しているのか楽しみです。 「語られざる事件」の創作 無数にあるパロディ&パスティーシュ もっとも、1エピソードのみであれば、英国BBC版の 「SHERLOCK/シャーロック」にも語られざる事件の事件名を元にして制作されたエピソードがあります。 それは、日本では劇場公開された 『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』です。 コナン・ドイル以外の手によるホームズ物語は(ホームズを茶化した「パロディ」と、極力ドイルの筆致を真似た「パスティーシュ」に二分できますが)、古今東西、数多くの作品があり、語られざる事件を題材にした作品も無数にあります。 優れたホームズ贋作アンソロジーは他にもありますが、 『シャーロック・ホームズの栄冠』は 2019年現在品切れしておらず、お手軽に入手できるのでお薦めです。 Amazonの情報を掲載しています ヴィクトリア朝時代のホームズを描いた、真作に迫る「語られざる事件」の創作 「語られざる事件」の創作物の中でも、原作のシャーロック・ホームズが活躍していた 19世紀ヴィクトリア朝時代に舞台を設定して、 ( 『忌まわしき花嫁』は一応、ヴィクトリア朝時代が舞台でしたが、) コナン・ドイルの筆致を真似た 「語られざる事件」の パスティーシュのみで構成された正統派の短編集、となると、難易度がグッと上がるため作品数がそれほど多くなくなりますが、私の大好きな作品群の一つです。 その 代表的な作品集は以下の通り。 シャーロック・ホームズの功績;アドリアン・コナン・ドイル&ジョン・D・カー、大久保康雄 訳(ハヤカワ・ミステリ) シャーロック・ホームズの秘密ファイル;ジューン・トムスン、押田由紀 訳(創元推理文庫) 前者は、コナン・ドイルの次男アドリアンと密室ミステリの巨匠ディクスン・カーの合作による、 12編からなる短編集。 うち後半の6編はアドリアン単独執筆のようですが、すべて語られざる事件を元にしています。 私が初めて買ったポケミスでもあります。 後者は、第一短編集のみ挙げましたが、その後もシリーズは続き、、、と翻訳されています。 さらに現在に至るまでシリーズは続いているようですが、それ以降は未訳です。 各7編ずつ収められています。 ワトスンの未発表原稿は戦火で消失してしまったが、遺された筆写の内容がワトスン家の縁者によって公表される…という設定で、「本物らしさ」を随所に発揮しておりワクワクする作品集ですが、「なぜこの事件が 『語られざる事件』、すなわち未発表原稿となったのか」という点を重視する傾向があるため、時にはカタルシスのない暗い事件もあったりします。 以上の作品集は現在いずれも品切れ中なのが残念です。。。 他にも、日本人の手による作品集もあります。 2018年に文庫化されました。 コナン・ドイルならこういうテイストでは書かないであろう、という作品もありましたが、そこに作者の北原さんらしさが表れている気がしました。 「語られざる事件」の正統派パスティーシュとして、英訳して逆輸出しても面白いのでは、と思いました。 『シャーロック・ホームズの蒐集』、今ならこのドラマ 「シャーロック:アントールド ストーリーズ」帯が付いているようですよ。 (帯なので、通販で購入した場合に必ず付いている保証はありません。 ) 月9ドラマ『シャーロック』の放映に合わせて、 北原尚彦『シャーロック・ホームズの蒐集』 についてもドラマ幅広帯にして出荷を開始しました。 名探偵の「語られざる事件」を作品化した、まさしく「アントールドストーリーズ」です。 — 東京創元社 tokyosogensha 終わりに;「シャーロック」はアントールド・ストーリーズ 再び 「シャーロック」の第1話に戻って、第1話の最後にワトスン役の若宮が記録を残すことにした経緯が描かれましたが、この「記録」は通常時は公開されない代物のようです。 つまり、 アントールド・ストーリーズ、 「語られざる事件」であり、今回のドラマ化は (少なくとも第1話のみで判断すれば、)その点を重視して制作されているようです。 これから、どういう風に新たな 「シャーロック」が描かれるのか、注目していきたいと思います。 参考図書 北原尚彦 監修, (宝島社) 追記 日本シャーロック・ホームズ・クラブ(JSHC)の月例会の公式アカウントである JSHC月例会さんもTwitterで、「アントールドストーリーズ」についてご説明されていました。 この記事では書かれていないことについても多くご紹介されていますので、こちらの一連のツイートもご参照ください。 すでに多くの方が書かれているので、蛇足の蛇足で大変恐縮なのですが、 の「アントールドストーリーズ」について一寸だけ。 ホームズ物語には、事件名だけ出てきて、どんな内容か分からない事件が沢山登場します。 シャーロッキアンこれらの事件を「語られざる事件」と呼んでいます。 — JSHC月例会 JSHCGETSUREIKAI なお、この秋に放送中のもう一つの「シャーロック」はこちら。

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