ウイルス 突然 変異。 狂犬病から“ゾンビウイルス”?

ウイルスはどうやって進化する? — みんな健康

ウイルス 突然 変異

概説 [ ] 彼等によれば、ウイルスによって運ばれたがある生物の遺伝子の中に入り込み、変化させることによって進化が起きるとする。 ウイルスの遺伝子が宿主に取り込まれる可能性とその進化的意義については、のが発見された直後からすでに議論されていたとし、「進化はウイルスによる伝染病」ととらえ、適応進化を否定する。 また彼等は、自論をを支持するものと主張している。 中原英臣、佐川峻らは、以上の見地から、ウイルスはやと同じであると主張している。 ウイルスが遺伝子の移動を行っているオルガネラであるとすれば、遺伝子の移動によって起きる進化は、生物が持っている機能と考えられる。 キリンの首はなぜ長い? [ ] ウイルス進化説の解説によく用いられるのが「のはなぜ長い?」という疑問である。 この疑問は現在においても科学的に解明されておらず、様々な説が存在する。 有力な説は、を基本とする進化論だが、首の短いキリンと首の長いキリンの間の「中間の首の長さ」のキリンのが発見されていないことが大きな問題とされることがある。 このため、この疑問に答えうる、瞬間的な進化を可能とする説としてウイルス進化説がしばしば登場する。 またによって解明されつつある「のによる変化の蓄積」は、突然変異のほとんどが生存に不利なものであり進化の基礎とはならないと主張する。 については、必ずしも適者が生き残るのではなく、個体で見れば運の良いものが生存する。 だから適者生存も進化の基礎をなすとは言えないと主張する。 また生物の体や習性の仕組みはどれも精巧であり、緩やかな変化の蓄積によって成し遂げられた物とは考えにくいとも主張する。 これらをすべて説明できるのがウイルス進化論である、としている。 ただしその具体的な仕組みには未だ言及していない。 キリンのように生息域が狭い種族が餌環境の激変などにより短期間で進化した場合は「進化の中間の化石」がそもそもあまり残らないため発見されないことは決して珍しい事ではなく(いわゆる)、ダーウィニズムを基本とする進化論を否定する根拠にはならないとも言われている。 病原性大腸菌O157の例 [ ] 元来の大腸菌はを持たないが、病原因子のを持つ大腸菌がしばしば存在し、サイズが大きくなっている。 これは菌に感染するウイルス()により病原因子のが起こり、大腸菌のDNAに転写された結果であることが分かっている。 と呼ばれる抗原を持つ大腸菌株はファージによって獲得した産生因子を持つ。 しかし、菌が自身で病原因子を分離することはなく内在したまま子孫を残していく。 このためこれも一種の進化とする見方がある。 評価 [ ] 本説を裏付けるに足る報告は存在せず、の専門家からは認められた学説ではない。 また、のある学術雑誌に投稿した論文でもないため、科学学説としても認知されていない。 本説の主張は「自然選択説への誤った批判。 現在までの観察、研究例の無視。 非理論的な考察」によって成り立っているという批判がある。 またを経ていないにもかかわらず、特に初学者向けの解説書などで、有力な学説であるかのように振る舞う姿勢はに通じるとも批判される [ ]。 本説の内容に対しては、者のが詳細に批判している。 たとえば本説ではウイルスが有用な遺伝子のみを選択的に運んでくる仕組みについて何も述べていないので、進化を説明することができない。 実際のところ、ウイルスによるが進化に影響するという考え自体はこの説以前からあり、中原らのオリジナルではない。 しかし中原らの主張とは異なり、それは自然淘汰を不要とするものではなく、自然淘汰による説明を補足する程度のものでしかない。 ウイルス進化説を取り上げたメディア等 [ ]• (2007年に詳解している)• たけしの万物創世紀 ウイルスの回 フィクション [ ]• (この説に基づき人類を進化させようとする科学者が登場する話がある)• - 劇中に登場するスタンドと呼ばれる超能力は、地球外のウイルスがもたらしたという仮説が登場する。 、 - ウイルスによる人類の進化と淘汰がテーマ。 - ウイルスによって急速に進化した人型ゴキブリとの戦いを描く。 参照 [ ]• 中原英臣、佐川峻、「」『第』第3号、1986年、 pp. 14-18。 「編集部付記」『Networks in Evolutionary Biology』第5号、1987年、 52-53頁、。 (同号に掲載された論文 中原英臣、佐川峻、富塚孝「 」 『Networks in Evolutionary Biology』第5号、1987年、 50-52頁、。 に対する、同誌編集部による付記)• 佐々木顕「 」 『Networks in Evolutionary Biology』第4号、1987年、 60-63頁、。 佐々木顕「 」 『Networks in Evolutionary Biology』第5号、1987年、 53-60頁、。 「」『'02』集英社、2002年、26-27頁。 『哲学思考トレーニング』筑摩書房〈ちくま新書〉、2005年、76-77頁。 関連する図書 [ ]• 関連項目 [ ]• :『』で独自のウィルス進化説を提唱(快感によるウィルス進化説) 外部リンク [ ]• 4およびNo. 5で、本説に関する議論が行われている。 この項目は、に関連した です。 などしてくださる(/)。

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新型コロナ「第2波」の本当の恐ろしさとは? 鍵は「突然変異」(AERA dot.)

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全身が麻痺した狂犬病末期の犬(資料写真)。 Photograph courtesy Barbara Andrews, CDC いわゆる「ゾンビ映画」の中には、死者が蘇るのではなく、ウイルスによって人が凶暴化する作品もある。 最新の研究によると、現代の遺伝子工学を使えば、死者の蘇生は無理でも、人を攻撃的に変えるウイルス開発の可能性はあるという。 アメリカ、フロリダ州にあるマイアミ大学のウイルス学者サミタ・アンドレアンスキー(Samita Andreansky)氏は、「例えば、狂犬病は中枢神経系に影響を及ぼすウイルス性感染症で、極度の興奮、精神錯乱などの神経症状をもたらす」と話す。 一方、狂犬病ウイルスは体内に潜伏し、不安感や精神錯乱、幻覚症状、麻痺といった最初の兆候が現れるのは、通常10日~1年程度経過した後である。 ただし発症後に何も治療しなければ1週間以内で死に至る。 狂犬病ウイルスの遺伝子コードに突然変異が起きると、潜伏期間が大幅に短くなる可能性があるという。 通常、自然界のウイルスは、突然変異を繰り返し変化を重ねて宿主の防御をすり抜ける。 遺伝子の複製ミスや紫外線による損傷など、突然変異はさまざまな原因で生じる。 「狂犬病ウイルスが急速に突然変異を起こすと、1~3時間程度で発症するようになるかもしれない。 十分にあり得る話だ」とアンドレアンスキー氏は話す。 人間への感染源のほとんどがイヌで、感染はそこで止まるのが普通だ。 人間同士の間で感染することはほとんどない。 ペットのワクチン接種が普及したおかげで、現在のアメリカや日本など先進国での狂犬病患者はまれで、死亡例も皆無に近い。 米国疾病予防管理センター(CDC)によると、2008年にアメリカで報告された狂犬病感染者は2例しかない。 ただし、インフルエンザウイルスのような空気感染の能力を遺伝子が獲得したら話は別だ。 ところが、アメリカにあるバージニア工科大学のウイルス学者エランクマラン・サビア(Elankumaran Subbiah)氏は次のように話す。 「品種が異なっても同じ系統のウイルス同士だと、遺伝子の再集合や組み換えといったプロセスを通じて遺伝子コードの一部をやり取りすることがある。 しかし、まったく異系統のウイルスが自然に混ざり合うことはない」。 狂犬病とインフルエンザについても、「根本的に異なる2つのウイルスが遺伝形質の貸し借りを行うといった話は、科学の世界ではあり得ない。 この2つのウイルスの違いはあまりにも大きく、遺伝情報を共有する可能性は皆無だ。 ウイルスは、自分たちの系統に属するパーツだけを使って組み合わせを行い、ほかの系統のパーツをミックスして当てはめたりはしない」と断言する。 アンドレアンスキー氏はあきらめない。 「極めて難しいが現在の遺伝子工学技術なら、狂犬病とインフルエンザのハイブリッド種は理論上可能だ。 インフルエンザと狂犬病の組合せは、空気感染能力の遺伝形質獲得に繋がる。 あるいは麻疹(ましん)ウイルスも人格改造には良い候補かもしれない。 高熱でうなされる脳炎ウイルスは、感染者の凶暴性を増すだろう。 さらに、エボラウイルスで内臓から出血させるといったシナリオも考えられる」。 「もちろん自然界でこういった変異が起こったとしても、既にそのウイルスは死んでいる」だろう。 今回の研究成果は、米ナショナルジオグラフィック チャンネルのドキュメンタリー番組「The Truth Behind Zombies(ゾンビの真相)」として放送される。 Photograph courtesy Barbara Andrews, CDC 文=Ker Than.

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変異度の高い新型コロナウイルスの変異種が発見 ワクチン開発に期待

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収束する気配もなく、まだまだ混乱は続きそうだが、突然変異したコロナウイルスに苦しめられているのは、実は人間だけではなかった。 猫の間でも突然変異したコロナウイルスによる難病があり、多くの猫とその飼い主を苦しめている。 それは、猫腸コロナウイルスの突然変異によって発症する猫伝染性腹膜炎(以下FIP )と呼ばれる難病だ。 FIP の症状や対処法の現状について、東京・世田谷区にある「にこたま動物病院」の院長・林野淳獣医師に聞いた。 【猫も戦っている!】オーストラリア・シドニーの王立動物虐待防止協会(RSPCA)のシェルターで養子縁組を待っている猫。 ニューサウスウェールズ州全体がシャットダウンしたためケージで暮らす日々が続いている 判断が難しい! ほかの病気と共通するFIP の症状 FIPの原因となる猫コロナウイルスだが、実は多くの猫が保有していて、通常であれば健康面にはまったく影響はない。 やっかいなのは突然変異を起こした場合にFIPウイルスとなり、全身のどこかの器官に感染して致死性の高い症状を引き起こすという点だ。 では、FIPを発症するとどんな症状が現れるのだろうか。 「FIP には独自の症状はなく、ほかの疾患でも見られるような発熱や食欲不振、体重減少、貧血、下痢などの症状がみられます。 こういった症状や検査などから複合的に判断してFIP の診断が下されます」(林野獣医師 以下同) こんな症状があったら要注意! FIPの原因となる猫コロナウイルス自体を保有しているかどうかは、血液で抗体検査が行える。 また、人間の新型コロナウイルス検査と同じく、PCR検査でわかるので、気になる場合は検査してみるのもいいだろう。 ただし、猫コロナウイルスとFIPウイルスの区別はつかず、このことがFIPの診断を難しくしている点だ。 「前述のような症状と各種検査によってFIP の診断が下されます。 ウェット型の場合であれば、腹水や胸水を検査し、その中に猫コロナウイルスが検出されるとFIP の可能性が高いというような診断をします」 FIPのより確定的な診断を望む場合は、臓器の一部を切り取って検査し、その中にFIPウイルスの有無を調べるのが確度が高いとされているが、検査結果が出るまでに1週間ほどを要するため、その間に死亡してしまうことも。 また、外科手術をすることで猫の体力を奪うことにもなるので、確度が高いとはいえ現実的に有効な検査とはいい難いのが現状だという。 純血種はかかりやすい! 多頭飼いによる影響も FIPにかかるのはやや純血種が多く、年齢で言えば5歳以下と10歳以上の割合が多いという。 オス・メスでの違いは見られないという報告があり、ミックスの猫や、どの年齢の猫でも発症する可能性はある。 「多頭飼いをしている場合、発症した猫とのトイレ共用による排泄物からの感染、食器の共用やグルーミングによる唾液からの感染が考えられるため、ほかの猫からの隔離が必要となります。 そしてFIP はストレスが発症のリスク因子のひとつとして考えられており、多頭飼いによるストレスにも気を配った方がよいでしょう」 多頭飼いをしている場合、ほかの猫と仲よくできなかったり、猫が多い環境自体がストレスなる個体も多い。 そういった場合は、生活する空間やエサ、トイレを分けることでストレスを緩和し、発症の予防となる環境を作ることができる。 林野医師によると、現状では完治させるのは難しいという。 「現在、認可されている薬で有効な治療法はなく、FIP を発症した場合は対症療法しかないのが現状です。 抗炎症薬を投与して症状を緩和、ウイルスの増殖を抑えるなどして、残された時間を少しでも楽に過ごしてもらうお手伝いをするというのが当院はじめ一般的な動物病院での処置です」 症状を緩和させることしかなく、FIPにかかった猫の飼い主も目いっぱい治療をすることを希望する人もいれば、投薬など猫に負担がかかるようなことはせずに自然に任せる人も多いという。 これはどちらにとっても飼い主にとっては難しく、辛い判断を強いられることになる。 その一方で、将来的な話になるが猫と飼い主にとっての希望となりそうな報告も。 「ある論文によると、FIP を発症した猫に新薬を投与した場合、1 年の生存率が7 ~8 割にのぼるという報告があります。 平均生存期間が発症から9日といわれているFIP において、事実であれば画期的な効果といえるでしょう」 ただし、これは海外で開発された薬で日本では未認可のため、猫に投与するためには個人輸入で入手しなければならない。 そのため、発症してから取り寄せようとしても数日~数週間の時間がかかってしまい、その間に猫が死んでしまうこともある。 また、発症前に輸入してストックしておこうとしても、薬自体が非常に高価で、治療にかかる費用は100万円にものぼることも。 よほど経済的に豊かでなければ現実的ではない……。 林野医師によれば、この薬に限らず新薬は臨床試験などに最低でも1年はかかり、効果や安全性が実証されて認可されるまでさらに数年かかるのが通例だという。 人間界でも新型コロナウイルスの特効薬がまだ開発されてはいないが、猫のコロナウイルスの突然変異にも特効薬が開発され、すぐに処方されるようにならんことを願うばかりである。 もし、愛猫がFIPを発症したら……? 突然のことにパニックなる前に、事前に家族と話し合うなどして、万が一の際の対処方法を相談しておいた方がよいのではないだろうか。 英国ボリス・ジョンソン首相が集中治療に移されました翌日の4月7日、首相が居住するダウニング街10番地では、首相官邸ネズミ捕獲長「ラリー」が主の帰りを待っていた 新型コロナウイルスは猫に感染する? ベルギーで「新型コロナウイルスが猫に感染した」というニュースが話題になった。 飼い主が発症後、猫にも嘔吐などの症状がみられ、便から新型コロナウイルスが検出されたという。 猫と人との間に感染はあるのだろうか? 「一部の例外はありますが、大前提として種から種へ、例えば犬から猫、人間から猫などように種別を越えてウイルスが伝染することは無いと考えられています。 ペットに感染したかは不明ですが、少なくともウイルスは『付着』します。 それがペットによって人へ『運搬』されることもあるので、引き続き新情報に注意しつつ、予防を心掛けましょう」 林野 淳(りんの・じゅん) 東京農工大学獣医学科卒業後、都内の動物病院勤務、東京大学動物医療センターの研修医などを経て、2015年2月に「にこたま動物病院」を開業。

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