いづれ に せよ。 「いづれ」と「いずれ」の違いとは?意味と正しい使い方を解説

「いずれにせよ」に関連した英語例文の一覧と使い方

いづれ に せよ

古語の世界では明らかに「いづれも」の表記がなされています。 いわゆる「旧仮名遣い(歴史的仮名遣い)」と呼ばれます。 江戸時代など短歌や川柳の世界で使われているものは、この表記のものがほとんどです。 例えば有名な短歌で松尾芭蕉の「夏草や兵どもが夢の跡」の「つはもの」がこれにあたります。 他にも「にほひ」など現代では短歌の世界でしか使われていないものの読み方です。 さらに例を挙げていくと、「たそがれ(黄昏)」もそうですし、「みなかみ(水上)」も、また「わたつみ(わだつみ)」もそうです。 「まなこ(眼)」「たなごころ(掌)」「生きとし生けるもの」なども化石化して残っている表現です。 「我が子」は「吾子」と表記され、読みは「わこ、あこ、あご」呼ばれていた変遷が見られます。 変わって「いずれも」ですが、「現代仮名遣い」と呼ばれます。 これは後の章で詳しく書いていきます。 日本語の変遷を知る書籍として有名なものとして「古今和歌集」「新古今和歌集」「今昔物語」「太平記」「源氏物語」「枕草子」「万葉集」「伊勢物語」「竹取物語」「方丈記」「徒然草」「古事記」「日本書紀」「歎異抄」「宇治拾遺物語」「十訓抄」「東海道中膝栗毛」「雨月物語」などはおすすめの書です。 また現代に形を残す古典的日本語表現として「能楽」があげられますが、こちらを勉強されたい方には「風姿花伝」がおすすめです。 好き好きは人によって違いますが、「歌舞伎」も古典的日本語表現で構成されている舞台です。 「歌舞伎」で有名な演目といえば、「仮名手本忠臣蔵」「義経千本櫻」「勧進帳」「連獅子」「東海道四谷怪談」「曽根崎心中」「番町皿屋敷」この記事を読まれた機会に一度演舞場へ足を運ばれて古典的日本語の世界に浸ってみてはいかがですか。 みなさんご存知の「平家物語」の一部抜粋です。 有名な「那須与一が扇を狙う」一説です。 沖には平家、岸には源氏の見物の中、与一が弓を射る有名なシーンです。 頃(ころ)は二月(にんぐわつ)十八日の酉(とり)の刻ばかりのことなるに、をりふし北風(ほくふう)激しくて、磯(いそ)打つ波も高かりけり。 舟は、揺り上げ揺りすゑ(え)漂へば、扇もくしに定まらずひらめいたり。 沖には平家、舟を一面に並べて見物す。 陸(くが)には源氏、くつばみを並べてこれを見る。 いづれもいづれも晴れならずといふことぞなき。 他にも「竹取物語」などの古文に「いづれの」の表現がありかなり古くから使われている言葉であることが読み取れます。 「いづれも」は便利な表現として多用されていたようで、色々なところに書かれています。 古文を読む機会に「いづれも」探しをするのも楽しいです。 「いずれも」と「いづれも」の違いについて書いてきましたが、違いについてご理解いただけたでしょうか。 普段使いは「いずれも」、古文などの旧仮名遣いでは「いづれも」と使い分けしていただければ、間違いありません。 現代文と古文に混じり合うことがなければ使い方の間違いは防げます。 このように日本語は時代とともに読みや意味が変わったり、なくなってしまう表現があったりと、色々な変遷を経て成り立った言語です。 「いづれも」もその言葉の中の一つです。 けれども、日本語は外国語にはない素敵な表現、繊細な表現があります。 英語や他の国の言葉では表現できないものがたくさんあり、いずれも美しい言葉です。 日本に生まれたことに誇りを持ち、正しい日本語を後世に伝えるためも、先の章で紹介した言葉は覚えて損はないでしょう。 先頃「広辞苑」の新版が出版されましたが、追加された語句も多く日本語の変遷を楽しめます。

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「いずれにせよ」に関連した英語例文の一覧と使い方

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A案とB案がありますが、いずれにせよ、近いうちにどちらかを選ぶことになるでしょう。 賛否ありますが、いずれにせよ、社長は所信を表明しなくてはならない。 外国語のどれをとっても習得は難しく、いずれにせよ、時間がかかることに変わりはない。 「いずれにせよ」を使う際におさえておくべきポイント 「いずれにせよ」は否定的なニュアンスがある いろいろな条件や選択肢があるけれど、どれも選ばべないという状況で結論を導き出すときに、「いずれにせよ」が使われるため否定的なニュアンスが含まれます。 「いずれにせよ」が使われる状況というのは、いろいろある条件の中から選べなかった、時には選べなかったのは自分の意志とは関係ないという投げやりな態度も思い浮かべられます。 そのため「いずれにせよ」は肯定的な印象はなく、むしろ仕方がないといった消極的な意味合いが含まれることが多い表現です。 弾む会話で「いずれにせよ」は使わないほうがいい 「いずれにせよ」という表現には否定的なニュアンスが含まれるため、楽しい会話や弾んだ会話ではそぐわない表現です。 好ましくない「いずれにせよ」の使い方例文 Aさん:「今日はどこでランチする?Aのカフェ?それともB?」 Bさん:「どっちもいいよね。 迷っちゃうな」 Cさん:「いずれにせよ、どっちかで決めよう。 」 A・B:(確かにそうだけど、なんだか素っ気ない感じに聞こえるな) 弾んだ会話でも、いくつか条件があってその中から選べないという状況がありますが、その状況を好ましく思っているのなら「いずれにせよ」は使うべきではないでしょう。 そうした会話では「いずれにせよ」の代わりに、類語の「どちらにしても」や「そういうことを踏まえて」などを使うのがいいでしょう。 「いづれにせよ」は間違えた書き方 「いずれにせよ」の「ず」を「づ」にして「いづれにせよ」と表記していることがありますが、間違った表記法です。 「いづれにせよ」は歴史的仮名遣いでかつては使われていましたが、現在では現代的仮名遣いとして「いずれにせよ」と改められました。

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「いずれ」と「いづれ」どっちが正しい?意味やビジネス用例文を紹介

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公開日: 2018. 16 更新日: 2018. 16 「いずれ」の意味と使い方、「いずれ」を含む言葉、「いづれ」との違い 「いずれ」という言葉をご存知でしょうか。 「いずれ会いましょう」「いずれ明らかになるよ」と聞き覚えがありますよね。 「いずれ」は日常会話でもビジネスシーンでもよく使われる表現です。 では、「いずれ」の具体的な意味について理解しているでしょうか。 どのような場面で使えばいいか分かりますか。 多く使われている言葉だけに、適切な意味を押さえておく必要があります。 また、「いずれ」を用いた言葉がたくさんあるので、それらについても知っておくと良いです。 そこで今回は「いずれ」の意味や使い方、「いずれ」を含む表現について解説していきます。 「いずれ」を正しく知って、上手く使えるようにしましょう! 「いずれ」の意味と使い方 「いずれ」の品詞は 代名詞と副詞の2種類があります。 代名詞の意味は、 ・どれ ・どこ、どちら など、2つの選択肢から1つを選ぶときに使用します。 副詞は、 1. どんな成り行きになろうとも。 何にしても。 どのみち 2. いつとは言えないが、近い将来。 そう遠くない将来において。 そのうちに と、事情・状態・時期などがどのようになるにせよ、という意を表します。 「いずれ」を代名詞として使う場合は、「二人とも強いから、いずれが勝つか分からないね」といったように使います。 これは「両方とも強いから、どちらが勝つか分からない」という意味になります。 副詞として使う場合は、「いずれ明らかにされることだ」「いずれお目にかかりましょう」といったようにします。 「どんなことになろうとも明かされる」「いつかお会いしましょう」ということを表します。 「いずれ」は「そのうちに」という意味で、いつになるかははっきりとしていないが、今から近い将来を表します。 そう遠くないということなので、近いことが分かっている事柄について用いるようにしましょう。 例文 代名詞「二つ以上あるものの中のどれか一つ」という意味の例文 ・どっちも正論のような気がするが、いずれの意見が正しいのだろう。 ・二つともとても優れていて、いずれを選べば良いのだろうか。 ・合否いずれの場合も連絡いたしますので、よろしくおねがいします。 ・それはいずれも先生のものなので、触らないでください。 副詞「どんな成り行きになろうとも」という意味の例文 ・彼をどんなに庇おうとも、いずれ明かされることだ。 ・そんなにコソコソしておいても、いずれはバレるに決まっている。 ・今は知らなくても、いずれ君にも分かるようになるよ。 ・証拠も出てきているし、いずれ彼も自分の罪を認めるだろう。 副詞「いつとは言えないが、近い将来」という意味の例文 ・今日は本当にありがとうございました。 いずれまたお伺いします。 ・まだ決まってはいませんが、いずれまた来ます。 ・お金が貯まったら、いずれは旅行に行きたい。 ・まだまだ葉っぱのままだが、いずれは実となって花が咲くだろう。 「いずれ」と「いづれ」の違い 現代仮名遣いとして正しいのは「いずれ」 「いづれ」は歴史的仮名遣いです。 今現在では使われていません。 「歴史的仮名遣い」とは「仮名遣いの基準を現在の発音によらず、古文献におくもの」です。 「旧仮名遣い」「復古仮名遣い」「古典仮名遣い」などとも言います。 歴史的仮名遣いの例としては、「めづらしい」「にほひ」などがあります。 それぞれ現代仮名遣いにすると「めずらしい」「におい」となります。 歴史的仮名遣いだと比較的古めかしい印象が強く、昔の言葉であると分かりますが、「いづれ」は現代語に近いため、違和感を与えることなく使われていることが多いです。 ただ、正しくは「いずれ」なので注意しましょう。 「いづれ」という仮名遣いが生まれた理由 上記で「いずれ」と表記するのが正しいと説明しました。 では、何故「いづれ」という仮名遣いが生まれたのでしょうか? そもそも昔は「いづれ」と書くのが正しいとされていました。 昭和61年に「現代仮名遣いについての告示」が示されて、 「ず」に統一されることに決まりました。 「ぢ」「じ」「ず」「づ」が、「じ」と「ず」に統合されました。 「いずれ」の他にも、「いなずま」「ほおずき」「きずな」「でずっぱり」などがあります。 「づ」は「ず」に統一されましたが、例外もあります。 同音の連呼によって生じた「づ」:「つづみ」「つづら」「つづき」「つづる」 二つの連合によって生じた「づ」:「みかづき」「こづつみ」「はこづめ」「かたづく」 「いずれ」を含む言葉 いずれか 「いずれか」の意味は、 1. 「どちらが〜か。 どれが〜か」と疑問を表す 2. 「いったいどれが。 どれもこれも」と反語を表す となります。 二つあるいはそれ以上あるものの中から、一つを選ぶという場合に使います。 「いずれかお選びください」といったように、お店などでもよく使われているフレーズです。 主に、「いずれか一つ」「いずれか一方」「いずれかの日」などと使います。 「いずれか」は「どちらか」「どれか」と言い換えることができます。 正式な場では「どちらか」「どれか」だと少し軽い感じがするので、「いずれか」と言うのが良いでしょう。 例文 ・抽選に当たりましたので、いずれかの商品をお選びください。 ・予約については、3日、6日、9日のいずれかからご都合のよろしい日をお選びください。 いずれも 「いずれも」の意味は 「どれも。 どなたも。 みなさん」です。 「どれも。 どちらも」と、いくつかあるものからどれを選んでも同じであるということを表します。 三人称複数・二人称複数の人代名詞「みんな。 みなみな。 御一同。 あなたがた」という意味もあります。 例えば、「どの作品もとても優秀で、いずれも甲乙つけがたい」などと言います。 これは「その作品も優秀なので、どれもこれも何が一番素晴らしいかを決めるのが難しい」という意味になります。 例文 ・捕まった犯人たちはいずれも犯行を認めている。 ・コースはたくさん種類があるが、いずれもものすごく最高だからおすすめだよ。 いずれは 「いずれは」の意味は 「いつか・やがて」と比較的近い未来に言及することです。 「そのうち・近いうちに」などという意味で、将来的に実現する可能性があることを示します。 この場合の「いずれ」は、さほど遠くない将来を表します。 「いずれは」は、いつかはは定かではないけれどある程度決まっているという場合に使います。 例えば、「いずれは故郷に戻ります」「いずれは回復するだろう」などと言います。 例文 ・社長はいずれは自分の息子にあとを継がせようとしているらしい。 ・今はものすごく辛そうだけれど、いずれは体調も回復するよ。 いずれにしても・いずれにせよ 「いずれにしても・いずれにせよ」の意味は 「どちらにしても。 どっちみち。 どうなるにせよ」です。 未来のことは決まっているから、今どのようにしていても結局はその道に進むということを表します。 いくつかある選択肢などは関係なく、結果は一緒だという場合に「いずれにしても・いずれにせよ」を使います。 例えば、「A定食でもB定食でもいずれにせよ、料金は同じだ」などと言います。 これは「A定食を頼んでもB定食を頼んでも、料金は同じ」ということを表します。 「いずれにしても・いずれにせよ」は「どっちみち」「それはともかく」「それはさておき」などと言い換えられます。 例文 ・この洋服はどちらもとても可愛いが、いずれにしても値段が高い。 ・いずれにせよ返信が来なかったら、直接会いに行けばいいだろう。 何れ劣らぬ 「何れ劣らぬ」の意味は 「どれも優れていて、優劣がつけ難いこと」です。 「劣らぬ」は「優劣がつけにくいさま」を表します。 どのようなものと比較しても劣っていることはないという場合に「何れ劣らぬ」を使います。 「何れ劣らぬ」を使うことによって、「相当凄い」ということを表せます。 例えば、「見た目も香りも何れ劣らぬ桜と梅が咲いている」などと言います。 これは「見た目も香りもどちらも勝るとも劣らない、素晴らしい桜と梅が咲いている」という意味になります。 例文 ・叔母さんは歳を取っても、何れ劣らぬ美しさを保っている。 ・何れ劣らぬ勇者ばかり揃っていて、誰が上にいくかが想像できない。 何れとも無し 「何れとも無し」の意味は 「どれもこれも同様であること」です。 「無し」は「ないこと。 むなしいこと」を意味します。 比較してもどちらとも言えない、優劣がないという場合に「何れとも無し」を使います。 「何れとも無し」を使うことによって、「大したものではない」「普通である」ということを表せます。 例えば、「何れとも無しドラマであった」などと言います。 これは「特に秀でた部分も劣っている部分もなく、至って普通のドラマであった」という意味になります。 例文 ・何回も点検しましたが、何れとも無かったです。 ・勧められた映画を見たが、何とも無しで普通だった。 何れ菖蒲か杜若 「何れ菖蒲か杜若」は< いずれあやめかかきつばた>と読みます。 「何れ菖蒲か杜若」の意味は 「どちらも優れていて優劣が決め難いこと」です。 「菖蒲」も「杜若」も花の名前を表しています。 「菖蒲」も「杜若」も非常に似ていて、区別が難しいことから「何れ菖蒲か杜若」という言葉ができました。 どちらも美しくて、優れていて選択するのが迷うという場合に「何れ菖蒲か杜若」を使います。 例えば、「何れ菖蒲か杜若、みんなに魅力があって迷ってしまう」などと言います。 これは「どの人も美しく、魅力があるので誰を選ぶべきなのか迷ってしまう」という意味になります。 例文 ・二人とも美しく、何れ菖蒲か杜若で、どちらがタイプかと聞かれても迷ってしまう。 ・最終選考まで残った4人は何れ菖蒲か杜若、どれを選ぶべきかな。 何れ様 「何れ様」は< いずれさま>と読みます。 「何れ様」の意味は 「どちらさま。 どなたさま」です。 相手の名前を聞く時などに、「何れ様」を使います。 例えば、「こんにちは。 何れ様ですか?」などと言います。 これは「こんにちは。 どなたさまですか」という意味です。 ただ、こういった場合は「どちらさま」や「どなたさま」を使うことが多いので、あまり「何れ様」は使いません。 例文 ・すみません、何れ様でしょうか。 ・失礼ですが、何れ様ですか。 「いずれ」の類語 「二つ以上あるものの中のどれか一つ」という意味の「いずれ」の類語 どれ (意味:いくつかのうちから、これと特定できないものまたは事を指す語) 「君の言ってたものはどれだね?」 どれか (意味:限定されたものの中から選び出すものを指す語) 「自分の作ったものはこのどれか何だけど... 」 どいつ (意味:なにやつ。 どのやつ。 どやつ) 「どいつもこいつも騒いでいてうるさい」 「どんな成り行きになろうとも」という意味の「いずれ」の類語 程なく (意味:たいした時間も経たないうちに。 間も無く) 「程なくして暴露されてしまうだろう」 やがて (意味:おっつけ。 まもなく。 ほどなく。 そのうちに) 「やがて雨が降り出しそうな雰囲気になってきた」 遅からず (意味:にぶくなく。 おろそかでなく) 「遅からず、バレる日がやって来るだろう」 「いずれ」と「いつか」の違い 「いつか」の意味は、 ・いつの時か。 どの時か ・いつのまにか。 知らぬ間に ・遅かれ早かれ ・以前のある時 ・ずっと以前に です。 「いずれ」は「どんな成り行きになろうとも。 何にしても」 「いつか」は「時間の経過に伴う変化に気づかないうちに。 いつの間にか」 「いずれ」も「いつか」もほぼ同じ意味ですが、ニュアンスが少々異なります。 例えば、「いずれできる」「いつかできる」とした場合。 「いずれできる」は自分が頑張っても、もしくは頑張らなくても出来るようになるということになります。 「いつかできる」は頑張り続ければ、ある日出来るときがくるということになります。 「いずれ」よりも「いつか」の方が、「努力している」という気持ちが強くなります。 例文 ・では、またいつかお会いしましょう! ・いつか分かる日がくるから、今は頑張らないと。

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