まんびきかそぐ。 『万引き家族』レビュー。なぜ話題になっているのか?家系図は?是枝監督の意図は?

万引き家族》意味や伏線・家族構成の解説!結末のネタバレや感想まで

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2018. 14 2020. 24 超オススメのDVD・本 もんじ 【万引き家族】最後のシーンで意見が食い違い嫁と大喧嘩した話し。 決して誰にでもオススメする面白い映画ではないけど、 凄い映画だったのは間違いないです! そんな僕の薄っぺらい批評はこのぐらいにして… この映画、嫁と観に行ったんですが、観た後に 『最後のシーン』 について、意見の食い違いで大喧嘩になりましてw その様子をふまえて、 ラストシーンについて僕なりの言い分、見解を書き記そうと思った次第であります。 なお、 お察しの通り、この記事は ネタバレ全開なのであしからず。 その最たるもんがこの最後のシーンだと思ってたので、 嫁のこの意見を聞いたとき 『考えられへんッ!!』 と、真っ向否定しました。 お前はあの映画の何を見てきたんだ!! と、帰りの車の中でも そして、家に帰っても口論が続きました。 ただ、映画とは 観る人によって受け取り方は人それぞれで、 そこが映画の面白さだったりします。 だけれども、相手が 嫁だと話が変わってきます。 これから長い人生を共に歩き、 納骨まで添い遂げなければならない存在の嫁が、そんな意見を言ってきたので お互い納得いくまで話し合うことにしました。 広告 俺の言い分 俺が思うこの映画の魅力というか凄い所は、 「映画のような映画じゃない」 ところだと思います。 そうすることで、 この映画に出てくる人物も、内容も、結末も本当に身近に感じることができる。 これはなにも特別な事じゃなく、 あなたのすぐ隣にあるリアルを描いているんだよ、って言ってる気がします。 それを踏まえて! あのラストシーンについて 僕の見解は、 誰か家族が迎えに来た と、いうようなハッピーエンドじみた 映画のような終わり方はしない。 と思います。 実際、2018年6月に東京目黒区で起きた事件で、 子供を虐待し、死亡させた両親が逮捕されました。 そのコの部屋から『おねがいゆるして』というノートが見つかった。 というなんともやりきれない事件がありました。 この事件でも、虐待を受けていたコは何度も近所からの通報により、保護はされるものの、結局は親元に返されていました。 残念ながら現実は残酷です。 映画みたいにハッピーエンドばかりではないです。 だから是枝監督は、この 映画のテーマとして 「invisible people(見えない人々) 」 であると言及しています。 そして、 「見過ごしてしまったり目を背けてしまいがちな人々をどう可視化するか」 を、この作品に反映させたと語っているんです。 まさに、目黒区虐待の事件のように表に出ている事件以外で 同じような目に合っている 『見えない人々』がいるんだということを伝えたいのだと思います。 演技にもリアリティを追求した 話しが少しズレましたが、 とにかく、この映画は 『映画っぽくない映画』 に仕上げることで見えない人々を可視化することを目指していると僕は思います。 なので、嫁の言う 「家族の誰かが迎えに来た」 というような 映画っぽいハッピーエンドはしないと思うんです。 さらに、そのテーマは演技にも反映されていて、 演者たちはみんな自然体な演技に徹していした。 大袈裟な表現はせず、まるでカメラが回っていないような自然な喋り方。 そして子供達には台本を渡さずに、口頭で指示を与えて、よりリアリティな演技をしてもらうことに徹しているんだそうです。 是枝監督は、 普段子供の芝居を見ていて、一番いやだな、と感じるのは、子供の言葉から文字が浮かぶ事なんです。 と言っているように、出来るだけ自然な演技をすることで、 映画に出てくる人々を身近に感じてもらい、この事件を特別なものじゃないんだと感じてもらおうとしているんだと思います。 だからこそ、 最後のシーンでの 誰か家族が迎えに来るという 普通の映画みたいなオチをつける様な演出はしないと思うですよね~ 初枝:樹木希林 治:リリー・フランキー 信代:安藤サクラ 亜紀:松岡茉優 祥太:城桧吏 以上、リンをのぞき 5人います。 この中で誰が迎えに行けるのか? では一人ずつ、潰していきます。 初枝:樹木希林 死にました。 無理です。 無理です。 出所してからのシーンだとすると、リンがまだ幼すぎます。 亜紀:松岡茉優 可能性が一番あるとしたら彼女ですが、 まずないでしょう。 だって、亜紀があの家族にいる目的は初江でしょ? 家族から愛情を 『受ける』ことに飢えていた彼女は、初江を 独り占め出来ることのみが、あの家族の中にいた唯一の理由だと思います。 だから終始、初江以外の家族にはあまり関心がないような態度だったし、リンを家に連れて来た時の無関心&嫌悪感ったらなかったですもんね。 「おばあちゃんの隣はわたし~」 っつってたし。 祥太:城桧吏 最後に、祥太ですが 自分で仕事している訳でもなく、 児童養護施設に入っていますよね。 しかも自分をパチンコ屋に置き去りにしていた親に会うかどうかでいっぱいっぱいです。 迎えに行ったとしても何もできないことくらい賢い祥太なら分かっていると思います。 もし迎えに行ったとして、親から引き離すことはできません。 すぐ元通りです。 なので 祥太が一人で迎えに行く事は考えにくいです。 以上が、 第二の案 『誰が迎えに行けるのか問題』です。 これには嫁も、 「確かに…」 と納得してくれました。 最後に… 長々と我が家の夫婦喧嘩を語ってしまいましたが、 これはあくまで 僕の見解ですからね。 絶対に正解かどうかは是枝監督にしか分からないことなので。。。 』 にて 9年間連載された、 松本人志が語る 映画評論本! すべて 10点満点で評価され、 その映画について一つ一つ語っています。

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【ネタバレ有】映画「万引き家族」感想・考察と10の疑問点を徹底解説!/パルムドール受賞作品はダテではなかった!心動かされる傑作!

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最新の状況は公式サイトにてご確認下さい。 万引き家族のあらすじ 高層マンションの谷間に、まるで取り残されたかのようにひっそりと建つ風が吹けば壊れそうな平屋。 柴田初枝という老婆が暮らすその平屋に、初枝の年金目当てで治・信代の息子夫婦と孫の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んできます。 かくして、年金で足りない分を万引きで補うという5人での生活が始まります。 そんな社会の底を這うような生活をしていても、なぜか常に笑いは絶えず、お互いに口は悪いながらも仲良く暮らしていました。 そんなとある冬の日、近所の団地の廊下に震える少女・ゆりを見つけた治が、彼女を家に連れ帰ってきます。 全身傷だらけのゆりを見て、はじめは嫌な顔をしていた信代でしたが、やがて自分の娘として育てることを決意します。 あらすじを見ると日本社会の孤独や闇といった重たい雰囲気を感じてしまいますが、それでも観ているうちに気付いたらスクリーンから目が離せなくなっているそんな作品です。 万引き家族の注目ポイント スポンサードリンク 最大の注目ポイントは、なんといっても第71回カンヌ国際映画祭の最高賞・パルムドールを受賞したということでしょう。 ニュースなどでも大々的に取り上げられ話題になりましたね。 邦画の受賞は1997年公開の『うなぎ』(今村昌平監督)以来21年ぶりの快挙です! 脚本・監督・編集をしたのは是枝裕和さん。 是枝監督については、もう映画ファンには説明不要でしょうし、映画をあまり観ない方でもその名前はご存知なのではないでしょうか? 今作でのパルムドール受賞の他にも、日本アカデミー賞最優秀賞6冠を達成し、ヴェネティア国際映画祭コンペティション部門正式出品された『三度目の殺人』や第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『そして父になる』などを監督された日本を代表する映画監督のひとりです。 その監督が、今作の構想に10年を掛けたというんですから、これは見逃せないですよね! また、この作品、出演している方たちが超豪華なんです! 盗みしかできないが、情が深くなぜか憎めない父親・柴田治を演じるのは、リリー・フランキーさん。 THE ALFEEの高見沢俊彦さんに歌詞を提供したり、自身の体験を基に書かれた長編小説『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』が映画・ドラマ化されたりと、俳優業以外にも実に多彩な顔を持つ方ですね。 第36回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞された『そして父になる』や『海街diary』など是枝作品にも度々出演されています。 治の妻・信代役には、安藤サクラさん。 『百円の恋』で、第39回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したり、2018年10月から放送開始のNHK連続テレビ小説『まんぷく』にヒロインとして出演が決まった演技派女優さんです。 また、父親に俳優の奥田瑛二さん、母親にエッセイストの安藤和津さんという芸能一家に育った方でもあるんですね。 加えて旦那さんも俳優の柄本佑さんです。 信代の妹の亜紀役にNHK連続テレビ小説『あまちゃん』への出演をきっかけにブレイクした松岡茉優さん。 亜紀が働く店の常連客で、亜紀と次第に心を通わせていく通称「4番さん」という役には、映画にテレビドラマに大活躍中の池松壮亮さん。 そして祖母の初枝役には、圧倒的演技力で存在感を放つ大女優・樹木希林さん。 そのほかにも、緒形直人さん、森口瑤子さん、柄本明さん、高良健吾さん、池脇千鶴さんと思わず「おお、すごい」とつぶやいてしまいそうになる豪華俳優陣が出演しています。 そしてさらに、伝説的バンド『はっぴいえんど』や坂本龍一さん、高橋幸宏さんと結成された『YMO』などで活躍されている音楽会の重鎮・細野晴臣さんが音楽を担当されているのにも大注目です。

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【ネタバレ有】映画「万引き家族」感想・考察と10の疑問点を徹底解説!/パルムドール受賞作品はダテではなかった!心動かされる傑作!

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2018. 14 2020. 24 超オススメのDVD・本 もんじ 【万引き家族】最後のシーンで意見が食い違い嫁と大喧嘩した話し。 決して誰にでもオススメする面白い映画ではないけど、 凄い映画だったのは間違いないです! そんな僕の薄っぺらい批評はこのぐらいにして… この映画、嫁と観に行ったんですが、観た後に 『最後のシーン』 について、意見の食い違いで大喧嘩になりましてw その様子をふまえて、 ラストシーンについて僕なりの言い分、見解を書き記そうと思った次第であります。 なお、 お察しの通り、この記事は ネタバレ全開なのであしからず。 その最たるもんがこの最後のシーンだと思ってたので、 嫁のこの意見を聞いたとき 『考えられへんッ!!』 と、真っ向否定しました。 お前はあの映画の何を見てきたんだ!! と、帰りの車の中でも そして、家に帰っても口論が続きました。 ただ、映画とは 観る人によって受け取り方は人それぞれで、 そこが映画の面白さだったりします。 だけれども、相手が 嫁だと話が変わってきます。 これから長い人生を共に歩き、 納骨まで添い遂げなければならない存在の嫁が、そんな意見を言ってきたので お互い納得いくまで話し合うことにしました。 広告 俺の言い分 俺が思うこの映画の魅力というか凄い所は、 「映画のような映画じゃない」 ところだと思います。 そうすることで、 この映画に出てくる人物も、内容も、結末も本当に身近に感じることができる。 これはなにも特別な事じゃなく、 あなたのすぐ隣にあるリアルを描いているんだよ、って言ってる気がします。 それを踏まえて! あのラストシーンについて 僕の見解は、 誰か家族が迎えに来た と、いうようなハッピーエンドじみた 映画のような終わり方はしない。 と思います。 実際、2018年6月に東京目黒区で起きた事件で、 子供を虐待し、死亡させた両親が逮捕されました。 そのコの部屋から『おねがいゆるして』というノートが見つかった。 というなんともやりきれない事件がありました。 この事件でも、虐待を受けていたコは何度も近所からの通報により、保護はされるものの、結局は親元に返されていました。 残念ながら現実は残酷です。 映画みたいにハッピーエンドばかりではないです。 だから是枝監督は、この 映画のテーマとして 「invisible people(見えない人々) 」 であると言及しています。 そして、 「見過ごしてしまったり目を背けてしまいがちな人々をどう可視化するか」 を、この作品に反映させたと語っているんです。 まさに、目黒区虐待の事件のように表に出ている事件以外で 同じような目に合っている 『見えない人々』がいるんだということを伝えたいのだと思います。 演技にもリアリティを追求した 話しが少しズレましたが、 とにかく、この映画は 『映画っぽくない映画』 に仕上げることで見えない人々を可視化することを目指していると僕は思います。 なので、嫁の言う 「家族の誰かが迎えに来た」 というような 映画っぽいハッピーエンドはしないと思うんです。 さらに、そのテーマは演技にも反映されていて、 演者たちはみんな自然体な演技に徹していした。 大袈裟な表現はせず、まるでカメラが回っていないような自然な喋り方。 そして子供達には台本を渡さずに、口頭で指示を与えて、よりリアリティな演技をしてもらうことに徹しているんだそうです。 是枝監督は、 普段子供の芝居を見ていて、一番いやだな、と感じるのは、子供の言葉から文字が浮かぶ事なんです。 と言っているように、出来るだけ自然な演技をすることで、 映画に出てくる人々を身近に感じてもらい、この事件を特別なものじゃないんだと感じてもらおうとしているんだと思います。 だからこそ、 最後のシーンでの 誰か家族が迎えに来るという 普通の映画みたいなオチをつける様な演出はしないと思うですよね~ 初枝:樹木希林 治:リリー・フランキー 信代:安藤サクラ 亜紀:松岡茉優 祥太:城桧吏 以上、リンをのぞき 5人います。 この中で誰が迎えに行けるのか? では一人ずつ、潰していきます。 初枝:樹木希林 死にました。 無理です。 無理です。 出所してからのシーンだとすると、リンがまだ幼すぎます。 亜紀:松岡茉優 可能性が一番あるとしたら彼女ですが、 まずないでしょう。 だって、亜紀があの家族にいる目的は初江でしょ? 家族から愛情を 『受ける』ことに飢えていた彼女は、初江を 独り占め出来ることのみが、あの家族の中にいた唯一の理由だと思います。 だから終始、初江以外の家族にはあまり関心がないような態度だったし、リンを家に連れて来た時の無関心&嫌悪感ったらなかったですもんね。 「おばあちゃんの隣はわたし~」 っつってたし。 祥太:城桧吏 最後に、祥太ですが 自分で仕事している訳でもなく、 児童養護施設に入っていますよね。 しかも自分をパチンコ屋に置き去りにしていた親に会うかどうかでいっぱいっぱいです。 迎えに行ったとしても何もできないことくらい賢い祥太なら分かっていると思います。 もし迎えに行ったとして、親から引き離すことはできません。 すぐ元通りです。 なので 祥太が一人で迎えに行く事は考えにくいです。 以上が、 第二の案 『誰が迎えに行けるのか問題』です。 これには嫁も、 「確かに…」 と納得してくれました。 最後に… 長々と我が家の夫婦喧嘩を語ってしまいましたが、 これはあくまで 僕の見解ですからね。 絶対に正解かどうかは是枝監督にしか分からないことなので。。。 』 にて 9年間連載された、 松本人志が語る 映画評論本! すべて 10点満点で評価され、 その映画について一つ一つ語っています。

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