君 の 膵臓 を 食べ たい あらすじ。 アニメ「君の膵臓を食べたい」ストーリー・あらすじを全ネタバレ解説。17歳の恋愛や友情とは違う特別な関係

住野よる作品「君の膵臓を食べたい」あらすじネタバレ!タイトルの意味は?

君 の 膵臓 を 食べ たい あらすじ

Contents• ネタバレあらすじ 「君の膵臓をたべたい」 図書室の蔵書整理をしながら、唐突に彼女・山内桜良はそう言った。 患った膵臓を治すために同じ部位を食べたいという軽口らしい。 高校2年生の彼女は膵臓を病んでおり、余命はあと1年ほど。 医学の進歩により、元気に学校に通っている彼女の秘密を知るのは僕だけだ。 出会い 彼女と出会ったのは今年の4月、病院で。 たまたま落ちていた『共病文庫』の中を見てしまったのがきっかけだった。 『共病文庫』は桜良がつけている日記のようなもので、当然余命のことも書かれていた。 彼女はあっけらかんと自分の秘密を僕にばらし、クラスでも地味な僕と人気者の彼女とに接点ができたという次第だ。 なぜか僕は彼女と焼き肉を食べに来ている。 僕は基本的に流されやすい草舟のような人間なので、強く誘われると断ることができない。 彼女は秘密を知る僕といると息抜きになると言って、何かと僕を誘ってくれるのだった。 普通の肉が好きで、小説を読むのが好きで、人間関係が希薄な僕。 ホルモンが大好きで、ファッション雑誌を読み、友人が多い彼女。 僕たち2人はまるっきり反対の人間だった。 デート 近所で通り魔が出たというのに、クラスの話題は僕と彼女がデートをしていたということで持ち切りだった。 あろうことか彼女が僕のことを「仲良し」だと言ったので、僕はそれを否定しておいた。 それが彼女のためだし、僕も面倒ごとは避けたい。 しかし、彼女はそのことで不機嫌になってしまい、罰として僕は女子だらけのデザート食べ放題に連れてこられてしまった。 最悪なことに、そこでは彼女の親友である恭子に鉢合わせてしまった。 体育会系の恭子から不審な目を向けられ、僕はたじろぐ。 彼女は命の火が消えかかっているとは思えないくらい上機嫌で、「うわははっ」と笑っていた。 旅行 テストが終わり、僕はまたしても彼女に呼び出された。 2人きりで新幹線に乗って泊まりの旅行に行くと聞き驚いたが、結局草舟である僕に拒否権はない。 行き先は彼女が生きているうちに行きたかったという新幹線の終着駅。 僕たちはラーメンを食べ、学問の神様に参って、もつ鍋を食べた。 そして、高校生には身分不相応なホテルに向かう。 向こうの手違いで同室になってしまったと聞いたときには心底驚いたが、僕は草舟。 とはいえ、僕たちは潔白であり、何もやましいことはなかった。 その代わり、僕たちは梅酒を飲みながら「真実か挑戦」ゲームをした。 お互いにトランプを引き数字が大きい方が勝者。 敗者は勝者の質問に答える(真実)か命令に従う(挑戦)というのがルールだ。 酔いも回ってきた十番勝負の最後、勝ったのは彼女だった。 「私が、本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖いって言ったら、どうする?」 僕には何も言うことができず、挑戦を選び彼女をお姫様抱っこしてソファからベッドに抱き移した。 旅行がバレたのだ。 帰ったらライオンのような彼女に亡き者にされてしまうかもしれない。 僕たちは彼女や家族へのお土産を買い、僕たちの町へと戻った。 雨降って またしても僕と彼女のことがクラスで噂になっていた。 関係があるかは知らないが、僕の上靴がトイレのゴミ箱から見つかる。 草舟は流されるのみ。 テレビゲームをしながら、彼女は僕にこんな質問をした。 「私を彼女にする気は、何があってもないよね?」 「……ないよ」 帰り際、僕は突然背中から壁に押し付けられる。 息がかかるほどの近さから、彼女がささやく。 甘ったるく。 「生きているうちにしたいこと。 恋人でも、好きな人でもない男の子と、いけないことをする」 状況が把握できず、僕はただ混乱することしかできない。 すると… 「んふっ。 なーんちゃって」 彼女は満面の笑みを浮かべ、いつもの冗談だと大笑いする。 理由はわからないけれど、それに僕は心底腹がたった。 侮辱されているように感じた。 だから…… 今度は僕が彼女をベッドに押し倒す。 手を拘束して、じっと顔を見つめる。 彼女は笑い、困り、焦り、怒り、そして泣いた。 彼女の涙を見て、とんでもない後悔が押し寄せる。 「ごめん……」 逃げるようにして、僕は彼女の家を後にした。 「桜良はどうしてお前なんかと」 なるほど。 彼は彼女のことが好きだったのだ。 上靴を隠したのも彼だった。 「お前みたいな協調性のない暗いだけの奴と!」 僕の人間性については、特に異論はない。 彼はそのまましばらく動かなくなったので、背を向けて帰ろうとしたが引き留められる。 しつこい。 僕は彼を傷つけるつもりで言った。 「あの子は、しつこい人間は嫌いだそうだよ。 前の彼氏がそうだったらしい」 左目に強い衝撃を受けて、僕は雨の中地面に倒れこんだ。 人に殴られるのは、確か初めてだ。 なかなかに痛い。 息を荒げる彼の奥、立つ人影を見つけた。 「何、してんの……?」 彼女が現れて、状況は終わった。 彼は彼女の「最低」の一言に崩れ落ち、僕は彼女の家で服を変えることになる。 そこから僕は、彼女と人生で初めての経験をした。 彼女はそれは「仲直り」と呼んだ。 予兆 彼女が入院した。 容体が急変したわけではなく、検査入院らしい。 彼女のお見舞いに行くと、なぜだか決まって親友の恭子と鉢合わせた。 その度、僕は明らかな敵意の視線を向けられて恐怖する。 「あの子は人一倍傷つきやすいの。 中途半端な気持ちであの子に近づいて傷つけたら、私が許さない」 やはり恭子は獰猛なライオンのようだった。 「一回だけでいいからさ、真実か挑戦、やってくれない?」 申し出を受け入れたはいいが、間の悪いことに僕が勝ってしまう。 質問を考えなければ…… 「君にとって、生きるっていうのは、どういうこと?」 彼女は少し考えてから答える。 「生きるっていうのはね、きっと誰かと心を通わせること。 そのものを指して、生きるって呼ぶんだよ」 (……ああ、そうか) 僕はその答えで、探し続けてきた答えが分かった。 (……そうだ、僕は君になりたかったんだ) 君の膵臓をたべたい 彼女の入院が2週間延びた。 僕は気が気じゃなかったけれど、彼女があっけらかんとしていたので安心する。 彼女が言う。 「もう一度、旅行したかったなあ」 「どうして、もう二度と旅行には行けないみたいな言い方するの?」 彼女はごまかしたが、僕の気は動転していた。 「この前から、君は様子がおかしい。 何か隠してるでしょ。 ばればれなんだよ」 僕は一気に心配事をまくしたてる。 まだ、彼女には生きていてほしい。 彼女は大きな口を開けて、まるで幸せそうに答えた。 「なーんにもないよ。 ただ、君のことを考えてたの」 リッピサービスかもしれないが、肩の力が一気に抜けた。 「うふふふふふ」 「……どうしたの?」 「いやぁ、私、今幸せだなぁって思って」 僕は、素直に彼女に生きていてほしいと伝える。 彼女は、それを聞いて嬉しそうな、幸せそうな顔をする。 僕たちは、彼女が退院した後のデートの約束を交わした。 海に行くのだという。 そして、彼女の退院の日はすぐに来た。 通行人を眺めながら、僕は他人に興味を持てている自分に気づく。 全部、彼女が変えてくれた。 僕の人間性も、日常も、死生観も。 彼女がからのメールが届く。 今からこちらに向かうとのことだ。 『退院おめでとう。 今、君のことを考えてたよ』 『珍しく嬉しいことを言うね。 どうしたの、病気?』 『君とは違って健康体だよ』 『ひどい、私を傷つけたね! 罰として私を褒めなさい!』 彼女をほめる点なんて、山のようにある。 携帯のメモリに収まりきらないくらいに。 君は本当にすごい人だ。 僕はどうかすれば君になれるだろうか。 そうだ。 『君の爪の垢を煎じて飲みたい』 いや、違う。 もっとふさわしい言葉がある。 『君の膵臓を食べたい』 渾身の出来だった。 しかし、彼女からの返信はなく、その日、彼女は現れなかった。 山内桜良は、通り魔に刺された。 住宅街に倒れており、治療もむなしく息を引き取った。 10日ほど部屋に閉じこもった。 そうして、僕は思い至る。 『共病文庫』を、読まなければならない。 共病文庫 亡き後、共病文庫はみんなに公開されるようにすると彼女は言っていた。 彼女が僕のことをどう思っていたか、その答えがあるかもしれない。 僕は山内家に向かう。 線香をあげて、彼女と似ている母親と向かい合う。 「実は僕は彼女の病気のことを知っていました。 共病文庫を見てせいただけませんか」 お母さんは、その言葉を聞いて両の目から涙を流した。 「君、だったのね……。 来てくれて、本当に良かった……。 」 「桜良は、あなたに向けてこれを残したんだもの」 「……え?」 彼女は僕にこの文庫が渡るように言い残していたという。 話が違う。 僕は共病文庫を開く。 僕と出会ってからの日々も書かれている。 僕がそうだったように、彼女も僕に自分にはない魅力を感じていたと書かれてある。 7月28日『寿命が、半分になった』 僕は絶句した。 彼女はやはり僕に隠し事をしていたのだ。 『私の心配をしてくれてた。 嘘をついた。 あんなにほっとした顔をされたらさ、伝えられないじゃん。 でも、嬉しかった。 生きてて、こんなに嬉しいことがあるのかと思うくらい。 嬉しくて嬉しくて、1人になった後たくさん泣いちゃった』 彼女は他に、僕と恭子が仲良くなってほしいとも書いていた。 そして退院の日、日記は途絶えていた。 核心の部分を知ることはできなかった。 すると 「桜良が、あなたに本当に読んでほしかったのは、きっとまだ先」 共病文庫の後ろの方のページに、遺書の下書きが記されていた。 クラスメイト、家族、恭子への感謝の言葉。 そして、僕に向けたメッセージがそこにはあった。 『私はね、君に憧れてたの』 『君は誰とも関わらず、1人で自分の魅力をつくっている。 だから、君が私を必要としてくれて嬉しかった。 17年間、私は君に必要とされるのを待っていたのかもしれない』 『誰かをこんなに幸せにできるなんて、君は本当にすごい人間だね。 君の爪の垢でも煎じて飲みたいな』 『そんなありふれた言葉じゃ駄目だよね。 私と君との関係は、そんなどこにでもある言葉で表すのはもったいない。 僕からの最後のメールは、開かれていた。 届いて、いた。 「……お門違いだとはわかっているんですが……ごめんなさい……もう、泣いてもいいですか」 涙を流し、彼女のお母さんがうなずく。 「うわああああああああああああああああああああああああ! あああああああああああああああああああ!」 僕は泣いた。 嬉しかったんだ。 僕こそが、彼女に出会うために生きてきた。 僕は彼女のおかげで、この4か月間を生きてきた。 きっと人生で初めて。 ありがとう。 だけど、僕はもう彼女になにもしてあげられない……。 友だち あの日と同じ、指定されたカフェで待っていた。 ほどなく相手が現れ、僕を憎しみの目で見つめる。 僕は、恭子に『共病文庫』を見せることにしたのだ。 恭子は膵臓の病のことを知らなかったが、彼女の字を見てハッとする。 そして一日かけて共病文庫を読み終わり、涙をぬぐったティッシュの山をつくった。 「……許さない。 桜良があんたを好きで、大切で、必要だったとしても、あたしは許さない」 僕が恭子に病気のことを教えなかったことを、恭子は強く非難した。 しかし、僕もくじけるわけにはいかない。 「ごめん、でも、少しづつでもいいから、僕を許してほしいんだ。 そして……もしよかったら、僕と……いつか……」 「と、友達になってほしいんだ」 彼女の遺志だけじゃない、僕自身がそうしたいと思った。 沈黙の時間が流れ、恭子は僕の顔も見ずに去っていった。 「これは、難しい」 僕は自転車に乗って、家に帰ることにした。 夏休みが。 もうすぐ終わる。 結末 夏休みが始まる炎天下、僕は石段を地道に上っていた。 先に行く彼女が余裕ぶって手をたたく。 「弱っちいなあ。 がんばれ、がんばれ!」 そうして僕たちは桜良の墓前にたどり着く。 合掌し、僕らは仲良く想いを送った。 あれから、1年。 恭子とは、思い出の地に泊まり旅行に行くほど仲良くなれた。 これから、2人揃って山内家を訪ねに行く予定だ。 そして、嘘をひとつ明かそうと思う。 僕の初恋の相手は、君だったよ。 「うわははっ」 彼女の笑い声が聞こえた気がして、2人同時に振り返る。 もちろん、僕らの後ろには誰もいなかった。 僕らは、うわははっと笑いながら長い階段を下りた。 実は、この文章を書きながら思い出し泣きまでしてしまいました。 それほど胸に来る文章と物語なんです。 最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。 U-NEXTなら初回登録から31日間無料! もらえるポイントを使えば、最新作でも 課金なしで見ることができます。

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君の膵臓を食べたい【キミスイ】あらすじを簡単に!映画の原作小説のネタバレ

君 の 膵臓 を 食べ たい あらすじ

他人に興味がなくいつも本を読んでるクラスいち地味で根暗な少年。 一番好きな作家は太宰治で「草舟」のように強い力には逆らわず流される性格。 クラスの人気者。 「君の膵臓をたべたい」という言葉には意味と解釈が複数あります。 その言葉の意味は「カニバリズム」のことで、昔の人は肝臓が悪かったら肝臓を食べる、胃が悪かったら胃を食べると病気が治ると信じていました。 だから膵臓の病気を治すため「君の膵臓を食べたい」とおどけてみせました。 人に食べてもらうと魂がその人の中で生き続けるから」と話しています。 【僕】がカフェで桜良を待ってると「退院した。 私を褒めなさい」と彼女からメールが届きました。 【僕】は返信メールを考え、これまで桜良と過ごした日々を振り返り「僕は本当は君になりたかった」と気付きました。 返信メールを 『君の爪の垢を煎じて飲んでみたい』 と打ち込むが面白くないと思い消す。 そして渾身の言葉を考えて 『君の膵臓を食べたい』 と返信しました。 しかし桜良から返信はなく、桜良は通り魔に刺殺されてしまいました。 桜良が生前残していた遺書には 『死ぬまえに君の爪を煎じて飲みたいな』でもやっぱり『君の膵臓を食べたい』と書いてありました。 つまり【僕】が思っていたのと同じように、桜良も【僕】に憧れていました。 自分は周りに人がいないと成立しなかったけれど、【僕】はいつでも自分自身だったから。 2人の関係を表す伏線となる言葉です。 ラスト結末では、【僕】はメールで、桜良は遺書に書き、お互いを思いやる合言葉のように締めくくられていて、伏線の回収だと思います。 その後、桜良が4週間の入院から退院した日、桜良は【僕】との待ち合わせ場所に行く途中に、「通り魔」に殺されて死んでしました。 桜良の死後、【僕】は桜良の家に行って母親に本を返しました。 『星の王子様』は2人で共有したアイテムでした。 砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。 それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった。 あらすじ引用:amazon 実は『星の王子様』の本の内容が伏線になっています。 桜良はカニバリズム(膵臓を食べると膵臓の病気が治るという迷信)を引用して【僕】に「君の膵臓を食べたい」とおどけてみせた。 翌日、隣の県で起きた「通り魔事件」がニュース報道されたが、学校では人気者の桜良と地味で根暗な【僕】がカフェでお茶してたことが話題に。 一方、桜良の親友の恭子は「桜良を傷つけたら許さない」と【僕】を敵視。 テスト休みに桜良のアイデアで博多まで2人だけで旅行。 ホテルの手違いで同じ部屋に泊り、お酒を飲んで同じベッドで寝たが、2人は潔白で純粋だった。 旅行の翌週、桜良と【僕】が付き合ってると噂になり、【僕】は嫌がらせを受け、恭子は敵意むき出し。 その日から【僕】は桜良と目があっても目をそらし会話しなくなった。 久しぶりに桜良と図書室で出くわし、「星の王子様」を貸すからと家に誘われて行くと、キスしそうな雰囲気になってベッドに倒して押さえつけてしまい、【僕】は逃げるように帰った。 桜良の家から出ると、桜良の元彼氏で学級委員の隆弘から、ストーカーだと罵倒され殴られたが、桜良が仲裁に入り助けてくれた。 その週の土曜日、桜良が特別な薬治療で2週間入院。 (恭子ら友達には盲腸の手術だと言っている) 学校では【僕】が桜良のストーカーだと噂される。 桜良は【僕】がみんなと話さないから誤解されてると笑い飛ばす。 桜良は【僕】がすごくいい人だとみんなに教えてあげたい。 退院したら海へ行く約束をした。 桜良が2週間入院して特別を薬治療をし、さらに2週間入院が伸びて退院した日。 【僕】がカフェで桜良を待ってると「退院した。 私を褒めなさい」と彼女からメールが届いた。 【僕】は返信メールを考え、これまで桜良と過ごした日々を振り返り「僕は本当は君になりたかった」と気付いた。 返信メールを 『君の爪の垢を煎じて飲んでみたい』 と打ち込むが面白くないと思い消す。 そして渾身の言葉を考えて 『君の膵臓を食べたい』 と返信した。 桜良は、自分が死んだら「共病文庫」を【僕】に渡すよう母親に頼んでいた。 「共病文庫」を読んで、入院後に寿命が半分に縮まったが【僕】を心配させまいと嘘をついていたとわかった。 【僕】と恭子が仲良しになってほしいとも書いてあった。 最後のほうは遺書で、家族や友達への感謝、恭子に病気を話さなかったことの謝罪と感謝の気持ちが綴られ、最後は【僕】に対する気持ちが書かれていた。 桜良はずっと【僕】に憧れていた。 自分は周りに人がいないと成立しなかったけれど、【僕】はいつでも僕自身だったからと。 そして 『死ぬまえに君の爪を煎じて飲みたいな』でもやっぱり『君の膵臓を食べたい』と 【僕】桜良もお互い、相手に対して同じように想っていた。 桜良のケータイには【僕】が最後に送信した『君の膵臓を食べたい』というメールが開封済みだった。 恭子とは、桜良と一緒に旅行した学問の神様の神社にも行った。 【僕】は友達も1人できた。 ガム男だ。 【僕】は、彼が恭子のことが好きだと教えてあげた。 彼が誰なのかは、恭子も気づいている。 【僕】と恭子は、桜良のお墓参りを終えると、桜良の家に向かった。

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君の膵臓を食べたい【キミスイ】あらすじを簡単に!映画の原作小説のネタバレ

君 の 膵臓 を 食べ たい あらすじ

本作には、以下のような登場人物が出てきます。 僕(志賀春樹) 友人や恋人などとの関わり合いを必要としないで、人間関係を必要とせずにいる主人公。 桜良が書いた「共病文庫」(桜良の日記)を病院で見つけ、桜良との交流によって、人を認め、人と関わり合う努力を始めるようになります。 山内桜良 膵臓の病気のために、主人公である「僕」と出会ったときには余命1年となっていました。 病気となってしまった自分の運命を恨まないと決めたことから、「闘病日記」の代わりとして、「共病文庫」という日記を書きます。 恭子 恭子は桜良の親友で、桜良と「僕」の交流をよく思っていません。 桜良が死んでしまった後、主人公である「僕」の初めての友人となります。 学級委員(タカヒロ) 桜良の元彼で、主人公である僕と桜良の関係を疑っています。 「君の膵臓をたべたい」 (『君の膵臓をたべたい』より引用) ある日、図書委員である僕が学校の図書館で本を整理している際に、山内桜良が言った言葉です。 昔、人はどこか悪いところがあると、他の動物のその部分を食べること(同物同治)によって、その病気が治ると言われていました。 そのため彼女は、冗談でこの言葉を口にしたのです。 主人公である僕と、彼女は、とある病院で出会いました。 盲腸手術後の抜糸のためにやってきた僕は、その病院で一冊の「共病文庫」という本を拾います。 その内容は、闘病日記そのものであるかのように見えましたが、読んでみると、病気と一緒に生きるために書かれている内容であることがわかります。 その持ち主は、クラスメイトである山内桜良。 その本は、あと数年で病気のために死んでしまう彼女が綴った、秘密の日記帳だったのです。 この物語の中では、最後まで彼女の膵臓の病気が、どのようなものだったのかは明かされません。 膵癌や慢性膵炎などの可能性が考えられますが、結局最後まで詳しいことはわからずじまいでした。 彼女が書いた共病文庫を読んだことによって、僕は、身内以外で彼女の病気を知る唯一の人物となります。 その後、僕は彼女の死ぬ前にやりたいことに付き合うことに。 そして正反対の性格を持つ2人は、お互いに心を通わせながら成長していくのです。 ある日、僕は桜良に呼び出され、半ば強引に福岡へ旅行することになりました。 僕はたじろぎますが、彼女が「生きているうちに行きたい」というので、仕方なく付き合うことになったのです。 夜になり、彼女がお風呂に入っているときに、ふと彼女のバッグの中に体調の薬や注射器、見たこともない機器が入っていたことに驚きます。 僕は彼女の病気が現実であることを、思い知ることになるのです。 友達とも恋人とも言い難い、2人の微妙な関係。 読んでいて懐かしさすら感じてしまう、一見ありふれた青春風景。 しかしそこには、確実に色濃くなってゆく、病魔の影が潜んでいます。 一見明るく朗らかで、よく笑う普通の少女である桜良。 そんな彼女の存在があることによって、ありふれた青春が、実は2度と戻らない特別なものであると、あらためて気付かされるでしょう。 小説『君の膵臓をたべたい』後半のあらすじ:「いけないこと」で変化した関係と、仲直り 桜良は、死ぬまでにしたいリストのなかに、「彼氏でも友達でもない男の子といけないことをする」という目標を持っており、そのために、本を貸すという理由をつけて僕を自分の家に招きます。 雨の日に、本を貸してあげるという名目で彼女は、自宅に僕を誘いました。 家に彼女の両親はおらず、2人だけです。 僕は、自分が彼女と一緒に過ごすうちに、彼女を好きになって恋人関係になりたいと思っているのではと勘ぐられているのではないかと感じ、本を借りてさっさと帰ろうとします。 その時突然、彼女が壁ドンをして耳元でささやくのです。 「知ってるでしょ?死ぬまでにしたいことをメモしてるって。 それを実行するために、私を彼女にする気があるかって聞いたの。 ないって言ってくれて、安心しちゃった。 私のしたいことはね、恋人でも好きな人でもない男の子といけないことをする」 (『君の膵臓をたべたい』より引用) 僕は彼女を突き放しますが、彼女は、冗談だと言い大笑い。 しかし、バカにされたと腹が立ってどうしたらよいかわからなくなってしまった僕は、彼女をベッドに押し倒してしまうのです。 その時、彼女の涙を見た僕は我に返り、すぐに家を飛び出してしまいました。 人間関係が苦手だった主人公は、このとき人生で初めて、人と正面から向き合います。 物語の後半では、怒りや喜びなどが桜良によって喚起されるようになり、どんどん人間らしく成長していく姿が描かれるのです。 家を飛び出したあと、歩いている僕を呼び止めたのは、学級委員のクラスメイトでした。 このクラスメイトは、桜良の元彼。 僕が彼女の家に遊びに行ったことを知って、嫉妬のあまり僕を殴ります。 僕の心。 桜良の心。 微妙な関係の2人だからこその思いがぶつかります。 僕は成長していくなかで、どのように変わるのでしょうか。 その後、僕を心配して追いかけてきた桜良が現れ、僕を手当するために再び自宅へと連れていくのです。 そして2人は、無事に仲直りすることに。 その時のことが、小説のなかでは、次のような美しい言葉で描かれています。 「それは今まで体験したどんな人間との関わりよりも、 痒くて恥ずかしいものだった」 (『君の膵臓をたべたい』より引用) このタイトルは、非常にインパクトがありますよね。 実際「君の膵臓をたべたい」という言葉は、冒頭部分、僕と桜良の会話のなかで登場します。 このようなインパクトのあるタイトルがつけられているのには、ちゃんと理由があるのです。 物語の序盤で、身体の悪い部分を食べると病気が治るという逸話が登場します。 しかし、そういう意味でタイトルの言葉が使われているわけではありません。 本の後半では、再びこの言葉が登場します。 それは、桜良が亡くなって、両親から共病文庫を渡してもらい、それを読んでいたときのことです。 この本には、彼女の日記や、大切な人たちに向けた遺書が書かれていました。 そのなかで彼女は、次のような言葉を残しています。 「私はもうとっくに君の魅力に気がついているからね。 死ぬ前に、君の爪の垢でも煎じて飲みたいな。 って書いてから気づいたよ。 そんなありふれた言葉じゃ駄目だよね。 私と君の関係は、そんなどこにでもある言葉で表わすのはもったいない。 そうだね、君は嫌がるかもしれないけどさ。 私はやっぱり。 君の膵臓をたべたい。 」 (『君の膵臓をたべたい』より引用) この言葉からわかるように、ありふれた言葉である「君の爪の垢を煎じて飲みたい」という一般的な言葉ではなく、僕と自分との関係を特別なものとしたいがために、「君の膵臓をたべたい」と表現したのです。 つまり、彼女と僕という特別な関係であるからこそ、この言葉の意味が通じるのであり、それは2人だけの秘密の暗号のようなものなのです。 主人公の名前が明かされない謎を考察!僕の名前は? この物型のなかでは、1度も主人公の名前は明かされません。 それはなぜでしょうか?ずっと「地味なクラスメイトくん」とか、「仲良しくん」とか、変な呼び方をされています。 それは実際にクラスメイトたちが、主人公である僕のことをそんな風に呼んでいたからではありません。 むしろ、僕が勝手に自分のことを、こんな風に思っているのであろうなと想像していたからです。 僕は桜良と出会ったことによって、彼女に興味を持ち始めました。 しかし彼女にとって自分がどんな風にタグ付けされているのか、いつも不安に感じていたし、自分が彼女をどんな風にタグ付けしたらいいかもわからなくて、怖かったのです。 物語の最後の最後で、僕の名前が「志賀春樹」であることが明かされます。 そこで桜良は、僕に対して、次のように質問をして、桜が春に咲く理由を説明するのです。 「どうして桜は春に咲くのか知ってる?」 「花が散ってから、実はその3ヶ月くらい後には次の花が芽をつけるんだけど、 その芽は一度眠る。 暖かくなってくるのを待って、それから一気に咲く。 桜は咲くべき時を待っている」 (『君の膵臓をたべたい』より引用) それに対して僕は、次のように応えました。 「出会いや出来事を、 偶然じゃなく選択だと考えてる君の名前にぴったりだ」 (『君の膵臓をたべたい』より引用) つまり桜良は、僕と出会ったことは偶然ではなく、すべては自分たちの意思で選んで出会ったと考えているのです。 さらに彼女は、僕(春樹)と出会うことで、初めて自分らしく生きることができた(咲くことができた)ということでした。 僕は物語のなかで、自らの性格を「草舟」と表現しており、強い流れには逆らわず流されると思っています。 しかし桜良と出会ったことによって、その性格も変わり、自ら船の目的地を選択するという人生を歩み始めるのです。 彼女は僕を好きだったのか?最後まで好きとは言わない関係の謎を考察 桜良は、物語の最後まで一切、主人公のことを好きとは言いません。 その代わり、上で説明したような意味で、「君の膵臓をたべたい」というのです。 この本のなかで、2人の関係は恋愛関係のように捉えられがちです。 しかし、本当のところはまったく異なるのではないでしょうか。 「君の膵臓をたべたい」というのは、この物語のなかでは、つまり、「君のようになりたい」という意味なのです。 だからこそ、「爪の垢を煎じて飲みたい。 ううん、そんな言葉じゃダメだよね。 やっぱり私は、君の膵臓を食べたい」といったのではないでしょうか。 結局のところ、この物語は2人の恋愛を描いているというより、僕と桜良という1人1人の人間がお互いに関わり合うことによって、それぞれ成長していく物語であると考えられるかもしれません。 小説『君の膵臓をたべたい』のテーマを結末からネタバレ考察! 本作は、どのようなテーマで描かれた物語なのでしょうか?本作で描かれていたテーマ、それは、生きるとは人と関わり合うことである、ということです。 「最後のメール」として、僕は次のように言っています。 「僕は本当は君になりたかった」。 人を認められる人間に、人に認められる人間に。 人を愛せる人間に。 人に愛される人間に。 言葉にすると、僕の心をにあまりにぴったりで沁み込んでいくのがわかった。 (中略) 僕は渾身の言葉を、彼女の携帯に向かって送信した。 僕は…「君の膵臓をたべたい」 (『君の膵臓をたべたい』より引用) このように誰とも関わりを持たないで生きてきた僕が、桜良と出会ったことによって、人との関わりを教えられ、誰かに感謝する気持ちや、誰かにあこがれる気持ちを抱くようになったのです。 生きていくうえで、人との関わりは避けることはできません。 インターネット社会になって、実際に会わなくても済んでしまうことも、結局インターネットを介して人と関わっています。 そして誰かと関わった方が、人生に彩が増すものです。 桜良との出会いによって、僕はそのことに気づいたのではないでしょうか。 そんな気持ちを彼女に伝えたくて、最後のメールで彼は「君の膵臓をたべたい」と言いました。 僕が送ろうとしているこのメールからもわかるように、僕は桜良を認め、憧れるようになったのです。 しかし、このメールを送る前に、彼女は死んでしまっています。 そして、彼女の「死因」は膵臓の病気ではありませんでした。 余命1年と宣告されてから始まった2人の物語は、病気によってではなく、予想だにしない事態で幕を閉じるのです……。 『君の膵臓をたべたい』の魅力を感じられる名言を紹介! 「私たちは皆、自分で選んでここに来たの。 偶然じゃない。 運命なんかでもない。 君が今まで選んできた選択と、私が今までしてきた選択が私たちを会わせたの。 私たちは自分の意思で出会ったんだよ」 (『君の膵臓をたべたい』より引用) 「もう怖いとは思わなかった」 (『君の膵臓をたべたい』より引用) 僕は、君が僕にどんな名前をつけているのかがわかってしまうのが怖かったのです。 同時に、僕は彼女の名前を呼ぶことも恐れています。 それは名前を呼んでしまうと、それが既成概念となって、何らかのイメージを連想してしまうからです。 しかし僕は、彼女と出会ったことによって、そのように考えなくなっていました。 彼女と出会ったことによって、物語の最後の最後で、相手の名前を呼んだり、相手に名前を呼ばれたりすることが怖いとは思わなくなっていたことに気づいたのです。 漫画版『君の膵臓をたべたい』の見所は?.

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